「人を疑うこと、信じること。」リップヴァンウィンクルの花嫁 ゆみさんの映画レビュー(感想・評価)
人を疑うこと、信じること。
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安室は、相談相手もいなくSNSに日常の不満をこぼすような独りぼっちの女の子を探していたんだと思います。
お人好しで純粋で、頼れる人も居なそうな七海は、一緒に死んでくれる人を探してほしいという真白の依頼に、ぴったりくると思ったのでしょう。
救いようのないほど簡単に騙されてしまう主人公。ウェディングドレス姿で真白の横で倒れている七海を見て安室は、どうしようもなくバカで可哀想な女の子だな〜と思ったのでしょうか。しかし、七海は生きていました。真白の死を大声で泣きながら悲しむ彼女の姿を見て、次々と降りかかる不幸に翻弄されながらも、まっすぐにひとを信じ、愛し、愛され、命を救われた彼女の強さに驚いたと思います。引越しの手助けをした安室には、なんの裏心もなかったのではないでしょうか。
人を信じること、疑うことについて考えさせられました。意見は別れると思いますが、いい作品だと思います。
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