ボクの妻と結婚してください。のレビュー・感想・評価
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優しくてあったかい家族愛の物語
原作は読んでいました。が、しかし…泪無しには観れませんでした。
織田裕二と吉田羊の凄みを感じました。
「いつか自分で稼げるようになったらお金はドンドン使いなさい。但し、物じゃなく想い出を買いなさい。」息子へ残した父の手紙は胸に残りました。
傑作です。
【”悲しみを楽しみに変換する”妻を愛しすぎているが故に、末期の病を抱えた男が決断した事を描く。涙滲む作品である。】
ー 織田裕二さんの演技が、巧くないって誰が言い出したんだろうと思った作品。自分の余命が半年と分かり、愛する妻の欠落感を少しだけでも無くそうとする男を熱演している。-
■多忙を極めるバラエティ番組の放送作家・三村修治(織田裕二)は、ある日突然、末期の膵臓がんで余命6カ月と宣告される。
残される家族のため、最後の企画として妻(吉田羊)の結婚相手を探そうと思い付いた修治は、さまざまな手を使って理想の相手を探し始める。
◆感想
・最初は、余命僅かの間に、家族に対して出来る事をしたらどうだ!と思いながら観ていたが、TVマンの男には、”常に、人には笑っていてほしい”と言う思いがあったのだな、と途中で納得した。
・織田扮する夫の、妻と息子を悲しませたくないという思いにより、自分が未だ生きているのに、勝手に妻の再婚相手を探す姿は、滑稽ではあるが妻への想いが良く分かる。(但し、少し自分勝手・・。)
・三村が見初めた男(原田泰造)と、妻との3人デートのシーンも、良い。
<「夫による妻の婚活」という、奇想天外でありながら究極の夫婦愛が胸に迫る作品。分かってはいるが、終盤の展開には、涙腺が緩みそうになる作品でもある。
愛する人を、必死の思いで哀しみを少しでも紛らわせようとする、三村の姿は特に後半は心に沁みる作品である。>
織田裕二はやはり織田裕二だけど、吉田羊がすごく良かった。すごくいい...
織田裕二はやはり織田裕二だけど、吉田羊がすごく良かった。すごくいい妻を演じていた。
放送作家が考えた人生最後の企画、妻の結婚相手を探すこと。
こんなにも愛されて、愛する夫婦の形。素敵でした。
大切な人を大切にするってどういうことかを考えさせられる
「大きなお世話じゃ、私のことなんだと思っているのよ」と言いたいような、荒唐無稽な思い付き。
バラエティTV関係者ならではの思い付き。笑えるならなんでも許されると思っているのかなあ(今のTVそのもの)。
自分の気持ちしか考えない、妻の幸せを願っているようで、妻や息子、巻き込まれる人の気持ちは考えてない。
笑顔を強要して、妻や息子が悲しむこと、一緒に悲しむことすら取り上げようとする。
「嫌なことも楽しくしてしまう」ポジティブ志向と良いように聞こえるが、要は死への恐怖から目をそらしていられるように、なにかプロジェクトに没頭しているようにも見える。
気持ちはわかるけどね、「余命数カ月」と突然付きつけられたのだからと思いたいが、元々自分の仕事ネタに家族を巻き込む「風船のような」夫。
と、設定自体は、TVのバラエティ企画のようなドタバタ、お祭りのような現実感のない浮かれたあぶくのような映画なのだけれど、そこに吉田さん演じる妻が入ることで、そこだけ現実味が帯びてくる。この奇想天外な話が現実化してくる。なんてすごい役者なんだ。それでいて、ちゃらい演出の織田さん、原田さんと絡んでも浮かない。
反対に、空回り、勘違い男。すごいことをしていそうで、底の浅さが透け透け男を演じさせたら右に出る者がいない織田氏が、演じることで、このばかばかしい喜劇がファンタジーではなく、誰かが思いついた茶番として成立する。こちらもすごい。
どう生きるか、どう死ぬか。どう生きさせてどう死なせるか。
究極の難しい選択。
夫の最期の願いを叶えて、笑顔で逝ってもらうという覚悟する。
それに、風船のようなこの夫なら、この夫の提案に乗らなければ、妻である自分から離れてどこに飛んで行ってしまうかわからない。夫と最期の時を過ごす手段として、”条件”付きでこの提案にのるしかなかったのだろう。
よく、がんばったよ。そう言葉をかけたくなる。
原作があったことも、NHKでドラマ化されていたことも知らないで鑑賞。
予告でもすでに開示されているプロットは、韓国映画の『悲しみよりもっと悲しい物語』と一緒。『死ぬまでにしたい10のこと』でも”残される幼いこの子達為に母を探す”というエピソードが出てきた。
三つの映画はシュチュエーションは似ているが、展開が違い、後味が全く違う。
『死ぬまでに~』は、頼りにならない夫にあとを託せずに「幼い我が子たちに母を」と決めて物色するが、ちょうど都合のいいお隣さんが引っ越してきて、なんとなく主人公とお隣さんの思惑が一致して(近所のおばさんとして、子どもが身の周りのことを自分でできるようになるまでの数年)…と円満的な方向に話がいった(夫とどうなるかは描かれていない)。
『悲しみより~』はカップルの話。自分の幸せを犠牲にして相手の幸せを願うという”泣き”を強調しているけど、相手ときちんとコミニュケーションをとらないで双方自己陶酔に酔い、巻き込んだ人を不幸にした顛末に憤りすら感じた。
けれど、『ボクの妻と~』は夫婦をメインにしたことをうまく生かして夫婦の物語したところがうまい(子どもがあまりにものわかりの良い子なので心配だが)。
勿論涙は誘うが、基本”笑顔”。原田氏の爽やかな笑顔、痛々しい笑顔…。いろいろな笑顔が登場する。
そして何より、現実には夫婦って様々なことがあるし、この映画の夫婦関係もつっこみどころ満載だけれど、それでも「夫婦っていいかも」と映画館を出る時に思わせてくれた。
なのだが、
日が経つにつれて冒頭の想いがあふれ出てくる。
相手のことを大事にしているようで、傷つけている男。
大切な人を大切にするってどういうことなのか、考えさせられる。
号泣
毎日何本も映画を観ています。
なかなか邦画で泣けると言われるものを拝観しても、特に心揺さぶられず泣過去とはなかったので姿、これは大号泣。自分を疑うほど。これは織田裕二さんの演技力でしょうか。完全に持ってかれました。
ただただ泪、素敵な家族愛
主人公の最後の大花火を寛容に受け止めてくれた、奥さんと相手の男性が非常に素敵だった。あり得ない話であったが、ホッコリする場面もあったし、後半のほとんどは泪しか出てこない。演者全員、とても良かったです。
わたしにはあんまり・・・
感動を期待し過ぎて涙出ず💧私にはハマらなかった...
うーん、まぁこうなるよねっていう。
でも、これって最後の企画失敗ってことにもなるし、
これで成功なのかしら。
他人のハッピーは自分のハッピー。
他人を幸せにするのって何だろうって考えさせられます。
他人をハッピーにそして、ポジティブに日々を生きる方法は何?
自分は他人に何をしてあげられるだろう?
その答えの一片が詰められていると想いました。
吉田羊!!!!!
2020年3月23日
#ボクの妻と結婚してください。鑑賞
#ウッチャン と #木村多江 が舞台とテレビドラマで演じたお話を、#織田裕二 と #吉田羊 こコンビで映画化
お話は少し現実離れしてると感じましたが、妻が頼み込んで成立してるというのは、少し納得出来た。
なんと言っても吉田羊がよかった。
これまでの常識を覆すような物語。
「こんな上手く事が進むなんて有り得ない」
そんな風に思いながら見ていたが、最後は納得する展開。
余命宣告を受けた夫が、死後残される妻や息子の為に、
そして癌の夫の為に、それぞれがそれぞれを思い、
行動する姿に途中から涙が止まりませんでした。
配役もぴったりで良かった。
アナタの死と向き合ってください。
原作未読です。「ファミリーラブストーリー」という別の作品は読みました。
なんだか、同じような話だなと思ってしまいました。登場人物の台詞もかぶっている点が多い。
よい話ではあるんですが、いかんせん主人公の気持ちに共感できないので、あまり心には入ってきませんでした。
タイトルと予告を観て、くだらないお涙頂戴かと思ってました。思ってたよりきちんとした話だったんですが、でもやっぱりそこそこのできかな。
重くないけど、深い
泣けました。
余命わずかと分かったときに、残された時間と残される人の時間どちらに目を向けるか…亡くなる本人とまわりの人のそれぞれの想いがジーンときました。死という題材が重すぎず、でも深く考えようと思える映画でした。
そして、キャストが良い!!
全員雰囲気が良くて、役に合ってる。特に、吉田羊が良かった。
もしこれを映画館で見ても後悔は無かったと思う。
教会のシーン…癌の人があんなふうに歩ける&立てるんかな?という現実的な疑問は置いとくことにします。良い映画だったんだから、気にしない!
もっと他の選択肢を・・・
「未来のために」とか「笑いに変える」というのがキーワード。たしかに遺された家族の幸せを考えるとそう考えるのも、非常識ではあるがあり得る選択肢。ただ、前半のほとんどを使って原田泰造を選び、突っ走るという展開を見ると、最後が全て予想されてしまう。癌で死ぬことを告白されたら、伊東(原田)の選択は人情的にはそうせざるを得ない。三村が死ぬまで結婚する意思表示をして芝居さえすればいいのだから・・・
泣けた
あんまり評判良くないと聞いてたけど良かったな。
夫の自己満足かもしれないけど、それに付き合う家族や周りの人達の温かさにホロッとしたな。
でも、自分は好きな人の為に結婚相手を探すなんて出来ないかなぁ。
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