美女と野獣のレビュー・感想・評価
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ネタバレ以前の物語り
テーマソングに「語り継がれる物語」とあるようにネタバレやオチも何も、絵本や昔話で何度も聞いた物語。
それを読み聞かせだったら30分持たない物語をどう2時間伸ばすかは流石ディズニー様!
中世を舞台にしたキラキラした衣装と世界観。
ディズニー節全快の曲。
これでもかと解りやすい勧善懲悪のキャラ設定。
『さすが!』の一言。
ただ個人的には王子は野獣のときが好きでした。
ここからは『美女と野獣』の感想と言うより、これからの映画なんだけど、ユーザーは既存の物語かどこかで見たような作品を見続けるんだろうな。
それをどう飽きさせずに見させるかが監督、脚本、映像に携わる関係者の腕の見せ所。
そういう意味で映画の黎明期より今の方が見る目も肥えて厳しいけど、見る側は「さぁ!出し尽くされたこの素材をどう見させてくれる?」と楽しみ。
この映画の本当の評価は20年後か、同時に5本くらい監督違いで上映じゃないと評価出来ないんじゃないのかしらね?
執事や使用人?燭台、時計、カップ、衣装戸棚などが、陳腐な感じを否め...
ミュージカル仕立てで良かった
2D 字幕版を鑑賞した。折角エマ・ワトソンの歌が聴けるというのに,吹き替えで聴くのは勿体ないという理由である。本作は,ディズニーが 26 年前に製作した長編アニメ映画の実写化作品である。実写化と言っても,野獣や野獣の執事や家政婦などはほとんど CG である。アニメ版とはベルの求婚者ガストンや父モーリスの設定が変えてあり,新曲も5曲ほど追加されている。
ディズニーは当初,ミュージカル仕立ててない実写版を企画していたらしいが,監督がミュージカルにするようにと熱心に周囲を説得してミュージカル版になったそうだ。これだけでも,監督グッジョブである。ラ・ラ・ランドと違って本格的なミュージカルになっていて,アメリカのミュージカル文化の完成度の高さが実感できる仕上がりになっている。
もともとフランスを舞台にしたおとぎ話が原作であり,宮殿や庭の風景などは完全にパリのオペラ座のエントランスやヴェルサイユの庭園を思わせるフランス風であった。その邸内に黒人のキャストが多かったのは,アメリカ風が混じっているようで興味深かった。
アニメ版では粗野なだけだった野獣が,教養の高い本質を見せるなど,主人公のベルが惹かれる設定に変えてあったあたりも工夫が感じられたが,最近も発覚した我が国での少女の長期監禁事件などを考えれば,自分を捕らえて自由を奪った相手に恋をするなどという話はあり得ないと思う。まず,その設定自体がファンタジーである。
だが,野獣の姿をした男が人間的で,人間の格好をしたガストンの中身は野獣そのものという対比はアニメ版より徹底していて小気味が良かった。また,本当に怖いのはガストンだけではなく,その口車に乗って行動を起こしてしまう民衆だということもよく描かれていたと思う。ただ,ガストンの従者のル・フウがゲイ設定になっていたのには,どんな意図があったのか,よく分からなかった。
役者は,エマ・ワトソン以外は早々に CG に変えられてしまってほとんど声優になってしまうので,ガンドルフやオビ・ワンの起用が勿体無いと思えるほどだったし,人間の姿のシーンでもメイクがやり過ぎで,誰だか良く分からなかったのは,これで良かったのかと疑問に思えるほどであった。
音楽は,アニメ版と同じアラン・メイケンが担当しており,本作のために書かれた新作も 26 年の時間差を感じさせないほど他の曲と違和感のない作りだったのには感心した。歌の背後で演奏しているオケの実力も物凄いもので,1st トランペット奏者には,さり気なく High G くらいまで要求されていたように思う。通常の C 管で吹いていたようだったが,驚嘆すべき演奏だと思った。
監督には,よくぞこのミュージカルを作ってくれたと感謝したい。オズの魔法使いやサウンド・オブ・ミュージックなど,ミュージカルの名作へのオマージュを感じさせるシーンがいくつか用意してあったのにも感心させられた。ディズニーは今後もアニメの実写化作品を続々と公開する予定だそうである。他の作品も本作のような良作になることを期待したいものである。
(映像5+脚本4+役者5+音楽5+演出5)×4= 96 点。
ディズニーの本当の目的とは!
(IMAX視聴)「アニメとそっくりらしい」「エマ・ワトソンが可愛いらしい」「最後の王子が残念らしい(笑ワクワク)」という情報を持ちつつ、アニメと違う「何か」探し。結果は「そうだよね、美女と野獣は」でした。エマ・ワトソンは釘付けになるほど可愛いかった。俳優は、まんま感が完璧で拍手。ガストンの方がイケメンなんじゃない?からの王子にワクワク(笑)ガストンの子分が、ロッチ中岡に見えてしかたがなかったり……。最後、王子が振り向くカウントダウン3、2、 1、ズキュ~ン、「タイプ❤」やられた……(笑) 親心のように見守りながら2時間あっという間に過ぎました。アニメの良さをそのままに、風景も世界観もキャストも歌も、見事に同じ(アニメにない歌はどれも新鮮で感動しました)でした。
ディズニーランドに美女と野獣エリアが新設されますね。アニメから現実への橋渡しの映画だったのではないかと思いました。とりあえず娘の髪をブルーのリボンで結いたくなったほどですから😃映画としては星3つ、イマイチ良いんだか悪いんだか、モヤモヤします💦
アニメ準拠
「美女と野獣」は初めてディズニーというものを認識した作品だった気がする。分かりやすいストーリー展開は文学の王道であり、主題歌を始め、劇中歌はすべて、特に冒頭「朝の風景」は名曲だった。基本的にアニメ版を肯定している人の方が良い評価だろう。そもそもミュージカルは人を選ぶ。原作は知らんので何とも言えないが、まあディズニーなので原作は忘れて見た方が良かろうと思う。
実写化は最近の風潮だが、ここまで91年のアニメに準拠するとは思わなかった。昔は実写であのファンタジーを描くのが困難だったからアニメがファンタジーの表現ツールだったが、それができる技術が育ったというのは、かがくのちからってすげー! ディズニーはずっと、できることならアニメじゃなくて本当に触れるものでファンタジーを作りたかったのだろうか。それが叶うまで創立から約100年を要したということか。
見慣れなかったのは魔女、母、ガストンの悪行くらい。変わった部分というよりも追加シーンが増えたといった感じ。人によるだろうが自分は割とすんなり受け入れられた。しかし、魔女がああなってたということは、魔女の次のお仕置きターゲットはガストンの予定だったのでは…?
映像も音楽もとても良かった
エマ・ワトソンはミスキャストかも
未来のために。
期待はずれ。
原作を見たのはどれほど前だろうか、それは定かではないが、本当に素敵な作品だったという記憶がある。
本作はエマワトソン主演で、それはそれはさぞかし素敵なラブストーリーを堪能できそうだと、上映前はメインディッシュを待ち侘びる子供を装っていた。
ミュージカル調でストーリーが展開していき、原作もこんなシーンあった!と思い出し、感慨にふけりながら、そのクオリティの高さに次のシーンを期待せざるを得なかった。
ところが野獣が出てきて、その顔が人面獣のようで気持ち悪さを感じてしまった。もう少し狼のようにワイルドな表情をしてくれた方がしっくりと来たと思う。最終的には慣れたのだけれど。
また、ベルと野獣がお互いに抱く感情の変化が唐突すぎて、(ものの数分のうちにコロコロと変わって)感情移入することが全くと言っていいほど出来なかった。
確かに素敵な二人の世界がところどころで表れてて、ジュルリとヨダレを垂らしてしまいそうになったりはしたけれど、それでも、そこに行き着くまでの過程がぎこちなさすぎて、スッキリとその世界観に引き込まれることはなかった。
最後はディズニーらしい予定調和的なハッピーエンド。
途中から何度も違和感を感じながら観た自分としては、あまりにも陳腐に感じてしまった。
高評価だったので、こんな感情を抱いてしまった自分はひねくれてしまったのか?と一瞬、嘆きたくなるがこの映画には高評価を与えることは残念ながらできなさそう。
そういえば、人間はすぐには変わることはできないとベルが劇中で言っていたけれど、王子様の性格が野獣を経てほぼパーフェクトになっていたのには笑った。
冒頭のファッキンプリンスぶりは完全に消えたのだろうか。
ベルはずっと幸せな生活を彼としていくことができるのだろうか。
あと、城のパーティの真っ最中に突然押しかけて中断させて一輪のバラをあげて助けてくださいと言われても、どんな王子でも、はたまた、どんな人でも追い払おうとするのでは?
それに対してあの呪いは残酷すぎる。
原作のその辺の細かいところは思い出せないのだけど、結局あの魔女は何をしたかったのだろう。
行動が一貫しておらずあまり、理解できなかった。
加えて、豪華な部屋を見渡す時のカメラワークが少し悪かったように感じる。
ブレてて全体が綺麗に見えなかった。
結論、豪華絢爛に支えられたチープなラブストーリーだった。ディズニー映画の実写化はハードルが高いのだと感じた。
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