「想像力の限界」美女と野獣 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)
想像力の限界
劇場で観るつもりだったのですが、色々あったので…。地上波ありがとうございます……。
イマジネーション、というフィールドの中で、絵に勝てるものは無いと思うのです。2次元ならなんでもできる。「ありえない事」を、目に見せる。
ディズニーアニメーションのすばらしい所はそれを実際に起こしているとこで、どのキャラクターも表情でどんな感情を持っているかがわかるところ。
"絵"というフィールドの特権なんです。口の開き方から目の見開き方から、何から何まで。現実ではありえない表現で成り立っていること。
エマ・ワトソン、ミスキャストでは?という声がたくさんありましたが、そういう事ではなく、野獣の表情がどうたら…そういう事ではなく。
私としては実写の出来が悪いとは思わなかったです。改めて考えてみてほしいのは、あの、アニメの、皆が感じた違和感に対する、野獣やベルの表情を手で作り出せるということがどんなに技術が必要か。それはやっぱり、アニメーションだからこその魅力なんです。だから、実写ならではの魅力をもっとしっかり描くべきでした。より、現実的にをイメージして。
まぁそれにしてもシナリオが雑では?とも思います。
設定の嵐。どうしたの???それいる?
なんかさぁ、どうしたいの?
結局、逃げてるだけじゃん?と。その設定で「新しい解釈!」とか「そういう裏の話が!」「伏線が!」と、なれば完全実写化が難しくともどうにかなるかな、感がすごい。
でもベルかわいい…。ほんとに顔が素晴らしく美しい。
ほんとに美人…。美女すぎる!!!
ルミエールはかなり冒険してる感じでしたが、これはこれで好きです。このルミエールが経験を積んでアニメのルミエールになったのかな?って感じ。
野獣はキャラがちょっと違う。もっと、こう、うっはぁ!青いな〜ってあってほしい。
ワイン1本飲んじまったぜ…。地上波はこれだから怖いね。