「アニメ準拠」美女と野獣 2638さんの映画レビュー(感想・評価)
アニメ準拠
「美女と野獣」は初めてディズニーというものを認識した作品だった気がする。分かりやすいストーリー展開は文学の王道であり、主題歌を始め、劇中歌はすべて、特に冒頭「朝の風景」は名曲だった。基本的にアニメ版を肯定している人の方が良い評価だろう。そもそもミュージカルは人を選ぶ。原作は知らんので何とも言えないが、まあディズニーなので原作は忘れて見た方が良かろうと思う。
実写化は最近の風潮だが、ここまで91年のアニメに準拠するとは思わなかった。昔は実写であのファンタジーを描くのが困難だったからアニメがファンタジーの表現ツールだったが、それができる技術が育ったというのは、かがくのちからってすげー! ディズニーはずっと、できることならアニメじゃなくて本当に触れるものでファンタジーを作りたかったのだろうか。それが叶うまで創立から約100年を要したということか。
見慣れなかったのは魔女、母、ガストンの悪行くらい。変わった部分というよりも追加シーンが増えたといった感じ。人によるだろうが自分は割とすんなり受け入れられた。しかし、魔女がああなってたということは、魔女の次のお仕置きターゲットはガストンの予定だったのでは…?
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