劇場公開日 2017年1月27日

  • 予告編を見る

「古臭い設定や描写が鼻につくもののMCUの軽快なノリは健在で楽しい一編」ドクター・ストレンジ よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0古臭い設定や描写が鼻につくもののMCUの軽快なノリは健在で楽しい一編

2016年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

天才外科医ストレンジは交通事故で両手の自由を失ってしまう。懸命のリハビリでも感覚を取り戻せず絶望していたストレンジは奇跡的に回復した患者の事例を聞き、カマル=タージの存在を知った彼はネパールへ旅立つ・・・からのマーベル・シネマティック・ユニバースの一画を成すファンタジー・アクション。
世界観が今一つ安っぽく、世界がグニグニと捻れるというビジュアルも凡作『インセプション』で体験済ゆえ既視感あり、瀕死の肉体からアストラル体が離脱する等昭和のオカルト雑誌記事のような設定も古臭く、ネパールでの修行も軽快で生ぬるく、敵役を演じる名優マッツ・ミケルセンのメイクが見た目学芸会レベルと色々と目障りではありますが、一応マーベルブランドなので異様にノリが軽くギャグにも結構なキレがあって総じて面白く、出番は少ないながらヒロインのレイチェル・マクアダムスも美しいです。さすがにマーベル作品はクレジットの最後まで観なきゃダメというお約束が当地にも浸透してきたようで途中退席者はわずか3名でした。

よね