劇場公開日 2016年4月29日

「100点」シビル・ウォー キャプテン・アメリカ まぁと@名作探検家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0100点

2021年5月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

映画評価:100点

ストーリー、感動、アクション、キャラクター
どれを切り抜いても最高峰!
見終わった後が一番盛り上がりました。

この作品の悪い所はタイトルくらいです
キャプテンアメリカって付けない方が絶対良い

前作も
え、キャプテンアメリカ…?
主人公がキャプテンアメリカだから、、、かな?
まぁ、仕方ないか。って感じでしたけど。

今作は
ん、キャプテンアメリカ……?
これも前みたいにキャプテンアメリカ目線なのかな~、あれ?ん?おや、、?
主人公がキャプテンアメリカって訳でもなーい!!

なんならアベンジャーズって付けろ!ってくらいに、アベンジャーズ目線であり、これを観ないと今後のアベンジャーズシリーズに支障が出るくらいの物語だと思う。

つまり何が言いたいかと言うと
これはマーベル作品で最重要な作品だということ。

気を取り直して感想を書きますが、
ここからは少しネタバレも入りますので
読む方はご注意ください。

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考えさせられます。
通常と緊急の違いってやつを。
仲間のため、民衆のためと
生真面目だけが取り柄として戦ってきたキャプテンアメリカ。
そんな彼が国に歯向かい、1個人のために他の仲間全てを犠牲にしてまで邁進する。

その行動は意外性に感じるかもしれないが、
実の所違う。元々の彼は自分勝手で超の付くタイプのエゴイストなのだ。
そんな彼は自分の判断が一番正しいと考え、
絶対に曲がらない、そういう信念の堅さがウリのキャラクターだったのだ。

それでも様々な苦難に真っ向から
正々堂々と立ち向かう彼は正に真の勇者と呼べるのではないだろうか。
希望に向かい全力で立ち向かう姿は圧巻だろう。

でもその姿は、私個人としては一切刺さりません。
だから感動もしません。
勿論共感だって出来ないし、腹すら立つ。

あげく《協調》を目指してきたスタークが、
さも悪者かの様に描写されている。
本当に腹が立つ。

キャプテンアメリカという冠が付いている以上、それに対抗する国やスタークが悪く描かれるのは仕方がない事だと納得はしています。

でも極論言ってしまえば、
ヒーローと敵の違いなんて、
その信念が民衆のためか、己のためかの違いでしかなく、正義なんて勝った方が主張出来るだけの飾りでしかない。
つまり今回はキャプテンアメリカのワガママが通ったに過ぎないというだけ。

戦いの犠牲になった被害者や国、
仲間(協力者)の社会性と環境を守ろうと
出来る限り円滑に運ぼうとしたスタークやヴィジョンがあんまりで。

正直、どちら側も正しいとは思うので、
ストーリーは完璧だし、素晴らしい。

制御や統制が取れません!なぜなら私たちヒーローはキャプテンを中心としたエゴイスト集団であり、力をもて余しているので周りを守る事と引き換えに傷つけもします!病気に対しての放射線治療みたいなものです!そして国のペットにもなりたくありません。でも病気は見過ごせないのです!

だいたいのヒーローなんてそんなもの。
それがよく描かれている。

ヒーロー同士の戦いなんてワクワクが止まらないくらい興奮もしたし、今回の悪役も背景があり私的に最高にお気に入り。

こんな最高の映画は中々ない。
サブタイトルから考えるに
民間人でもヒーローを潰せるみたいなニュアンスがあったんだろうけど。
そこも最高だった。

マーベルシリーズで唯一と言える個別シナリオがなくても認知されているヒーローである、
スパイダーマンを参戦させるタイミングも最高だったし、キャラも良いし!
何、この作品。

【2021.5.13鑑賞】

まぁと@名作探検家