劇場公開日 2016年3月5日

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ロブスターのレビュー・感想・評価

全144件中、21~40件目を表示

4.0難癖を付けて戦争をして殺し合う世界と似ている

2024年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

設定から、ヘンテコなルールがてんこ盛り。
子孫を絶やさないために独身者をカップルにする目的で
ホテルに集められる。
ルールその①
45日以内に相手を見つけられないときは、動物に代えられる。
デヴィッド(コリン・ファレル)が、望んだのが題名の
「ロブスター」
なんやら百年生きられて最後まで生殖能力を持っているから・・・
なんだとか?
デヴィッドは中々気に入った相手がみつからない。
期限の日も近づく中、森に集まっている集団
「独身者たち」がいて仲間に入れてもらう。
「独身者たち」のリーダーはレア・セドゥだった。
6年前に観た時レア・セドゥに全く気づかなかった。
オリヴィア・コールマンも出ている。
彼女のことは「女王陛下のお気に入り」ではじめて認知したから
知らなくて当然。
ベン・ウィショーやジョン・C・ライリーも出ている。
何気に出演者は豪華で実力者揃いです。

「独身者たちのグループ」にもルールがある。
ルールその②
恋愛御法度・・・だってカップルになりたくないから、、
逃げてきた訳なので、
だからレア・セドゥは愛し合うようになったコリン・ファレルと
レイチェル・ワイズを嫌う。
レイチェルに目が良くなる(彼女は近視)と偽り手術を受けさせて
視力を奪う。

種を絶やさぬための集団も、
独身を貫く集団も、
どちらも結局は殺し合う。
そしてラスト。
永遠の愛を誓いレイチェルと同じに視力を失おうとフォークを
自分の目に突き刺そうとして、多分やめる、コリン。
同情の不確かさは、ウクライナへの支援が途絶えそうな西側世界。
世界情勢なんかも考えてしまった。

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琥珀糖

2.5迫り来る眠気に耐えられず…

2024年2月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

「哀れなるものたち」「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督作品ということで鑑賞したが、見事に撃沈。
まず、設定の突拍子なさをなんとかしたいと思って、「どういうこと???」と一生懸命考えているうちに、画面の地味さと、抑揚のない不穏な音楽が魔法をかけてきて、気がつけば夢の世界。
サブスクでの視聴なので、その度に慌てて30秒程戻すのだが、びっくりすることに、同じ所でまたウトウト…。そんなことを4〜5回繰り返してやっと先に進むが、またしばらく進んだところで、ウトウト…。
私には、よっぽど催眠効果がある映画だったらしい。トホホ。

「独り身」が許されない世界で、性的指向も曖昧さが認められず、嘘は罪だが、ペアになるためにうまく立ち回る者もいる。仲間のように振る舞いながら、いざとなるとその相手を狩って、自分が生き延びる日数ポイントと交換。
そんなデストピアな世界が展開している森のホテルに対して、何の変哲もない「街」が、当たり前の顔をして日常を繰り広げているという居心地悪さが不気味だった。
奇妙な味わいは惹かれるところもあるが、何せ強力な催眠魔法をかけてくるので、申し訳ないがこの点数。
かけた予算が桁違いというのも大きいのかもしれないが、逆に「女王陛下のお気に入り」や「哀れなるものたち」の凄さと完成度を改めて感じた。

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sow_miya

4.5彼はロブスターに

Kさん
2024年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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K

2.0ほぼ。解らない世界観

2024年2月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

[哀れなるものたち]
からの監督の作品が気になったので
見ましたが…タイトル通りでした
わたしの頭の中では処理出来ないくらいの
世界観です
どういう発想からの設定なのか
クリアできなかったら
好きな生き物にされちゃうって
てところから…ロブスター

オモシロイとかつまらないの問題じゃなく
気になって最後まで見てしまう
一方方向から
常に見ているような感覚
自由がなく束縛されている様な…
ずーと目が離せない

…耳障りな音
不安に煽られる音
ホラーとまた違う怖さが常に付きまとう
解らないままラストを迎えて
何どうして~と思った
深く考えないことにした。
おそらくこの映画の面白さまでは
たどり着いていない

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しろくろぱんだ

4.0難解な様で誰しもに刺さり得る表現、心をざわつかせる天才

2024年2月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

寓話的で抽象的だが、作り手が伝えたいことは伝わりやすいように出来ている
現代社会を皮肉りつつも、ドコをどうやって皮肉っているかを満足いくように汲み取りきれずもどかしくなる。その一方で(良い意味でも悪い意味でも)心揺さぶられ心に残る"なにか"は確かにある
アート的難解SFという印象だけで観ないという選択はもったいないと思う。
眠たくはなるかもしれないが。

そしてなんと言っても撮影が素晴らしい。美しく陰鬱なストーリーを表現しながらバキバキに映し出される情景には展開も相まって息を呑む

動物にされるって死ぬより哀しさがないか?
"共通点"はそんなに大切なものなのか?
普遍的な愛を描きつつ嘘を糾弾するが、現実ってそんな綺麗事ですまないし
やっぱり孤独は辛いが楽。
「価値観が合う人を〜」なんて現代に溢れた言葉だが、そこには希望や慢心、身勝手で自由な幻想しかないんだからどうしようもない
他人事で笑わせてくれる映画だが、心の奥底では笑っていられない。
無慈悲な映画
幾つか色んな意味で痛いシーンもありザワザワさせてくれた

ラスト、他の方のレビューにあった「実は女は見えていたのでは」という視点には少し腑に落ちるものがある

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ezio

0.5意味はわかるが劇的につまらない

2024年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

作家性だと思うがエンタメとして映画を見るなら避けるべき監督
アート性や映画の考察が好きな人向け
超玄人向け志向映画でした
最後まで我慢してみましたが最後まで自分で読み取れと
投げっぱなしジャーマンを食らった感覚になりましたよ
自分はガチでこの監督無理です

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しげしん

5.0こんな激烈純愛映画、今時ある?

2024年1月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

まずね、キャスティングが絶妙!
太ったコリン・ファレルとジョン・C・ライリーとベン・ウィショーの取り合わせ、この3ショットどれだけクセ強?もうこの時点で面白い映画確定です。

そして音楽も絶妙!
緊迫感と迫力のあるBGMはストーリーの展開とズレていたりして、異化効果を狙ってる?それに劇中実際に流れている音楽や効果音は巧みにピントをずらしていてギャグになってるじゃん。

それから、森の中になぜか猫がいたり、孔雀がいたり、ホテルのルール違反のペナルティになぜかトースターを使ったり、細かい所も絶妙にシュールで、そこに意味があるのかないのか…。

私ね、最初のうち監督は完全な独身主義者で、恋愛至上主義者を馬鹿にしているのかと思っていたんです。でも違いました。一目惚れから始まる激烈な純愛の映画でした。

夏目漱石は東京帝大で英文学の講師も務めており、"I love you."を「月が綺麗ですね」と翻訳したそうです。

この映画では、それが
「背中の手の届かない所に薬を塗りましょうか」
となるんです。

この映画を2巡目したとき、私はこのセリフで泣きそうになりましたよ。

この映画の一番美しいシーンじゃん!

調べたところヨルゴス・ランティモス監督は既婚者でしたよ。しかもお相手がこの映画に出ていました。独身者グループに内通する接客係役アリアード・ラベルさんが監督の奥様でした。

この映画、色々はぐらかしてますが、ベットベトの恋愛映画じゃないですか!

義務的な婚姻も独身主義も否定して、人の命よりもずっしり重い運命的な愛を高らかに主張する純粋極まりない愛情至上主義の映画じゃないですか!

ロブスターっていうのは長久の愛の象徴なのだと、私は解釈しましたよ。

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ケンイチ

3.5「哀れなるものたち」を観てヨルゴス・ランティモスの作品を再鑑賞。 ...

2024年1月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

「哀れなるものたち」を観てヨルゴス・ランティモスの作品を再鑑賞。

近未来?の不思議な設定と無機質に淡々と進んでいく脚本に惹き込まれる。
そう言えばどことなく似たようは雰囲気で面白かった「林檎とポラロイド」のクリストス・ニクも同じギリシャ人だった様な・・・と思ったら何とニクはランティモスの助監督だったとのこと。

役にあたり主演のコリン・ファレルが20キロ近く体重を増やしたそうだが、(当時)新進気鋭の映像作家の作品というだけでなく、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥ、ジョン・C・ライリー、オリビア・コールマンなど渋めの本格派が脇を固めるとなれば気合も入るだろう。

登場人物も主役以外は名前がなく、「滑舌の悪い男」とか「鼻血を出す女」などその特徴であらわされるのだが、その割には全く個性が感じられず心も通ってない感じがして、社会の仕組みの中で役割を淡々とこなす機械の様。

ラストの目のくだりは解釈が非常に難しいが、きっと最後の最後では捕まってロブスターになっている様な気がする。

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カツベン二郎

3.5『哀れなるものたち』の鑑賞前に《観たい映画リスト》の未鑑賞だった今...

2024年1月19日
スマートフォンから投稿

『哀れなるものたち』の鑑賞前に《観たい映画リスト》の未鑑賞だった今作を観たが、リストに入れた当時からは出演者を完全に忘れてて 調べずに観たら《出演者サプライズ》も重なって、奇抜なストーリーとで2倍楽しめた。
ヨルゴス・ランティモス監督はお馴染みの俳優達と再タッグを組むのが好みの様だ。

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ナイン・わんわん

2.5彼じゃなく私を?

2024年1月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

奇妙というよりは奇怪な世界観。
なぜそんなにツガイ化を求めるのか理解し難い。(映画の中だけでなく、社会一般で)
レジスタンスが出来るのも納得だけど、だからって争うのもまたスジが違う様に感じる…。

似た様な組織モノや、似た様な別な生き物に転生設定は、よく見かけるけど興味深いし面白い。
本作品のタイトル、ロブスターを選択するのも遥か斜め上な思考で刺さる。
奇抜な雰囲気はヨルゴス監督ならでは、といった感じ。

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奇妙鳥

4.5タイトルなし

2024年1月8日
Androidアプリから投稿

45日以内にパートナーを見つけないと自ら選んだ動物に変えられる設定。

終始ニヤニヤしてしまうシニカルなコメディー。そこら中にいる動物は、実質この世界で死を選んだ人たちなのかというね…なんでラクダ・フラミンゴが良かったんだろう?

『花束みたいな恋をした』は偶然共通点が見つかる喜びから恋が生まれたが、この設定だと無理矢理にでも共通点を探しに行くんだなという納得感。

兄が犬になって…冷徹残忍という共通点を無理やり作りに行って、影でこっそり泣くシーンはぐっと来た。

そしてラストシーン。共通点を見つけるとしたら…と最後の海の音…終始居心地の悪い傑作。

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わたろー

4.0独身は罪

2024年1月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

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カズユキ

3.0感想メモ

2024年1月5日
スマートフォンから投稿

難しい

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ヒラめ

3.5欧米社会への風刺?

2023年9月5日
iPhoneアプリから投稿

知的

伴侶の死でも独り身だと動物にされるのか。
何歳以降はシングルでも許されるんだろうか。
子どもが望めなくなったら社会貢献という意味ではパートナーを作る意義も薄れるし、許してあげてほしい。

まぁ日本より欧米の方がシングルに厳しいと聞くので、欧米社会の風刺として見ても面白い。

ラスト、彼も失明する必要はあるのか。
二人で盲目だったら日常生活困りそうだけど…。
彼は彼女の目になってあげたらいいのではないか。

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rakopon

4.0愛とは

2023年8月26日
iPhoneアプリから投稿
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ロマンス

3.5皮肉とユーモアたっぷり

2023年7月3日
iPhoneアプリから投稿

笑える

怖い

難しい

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てけと2

4.0浮き彫りにされたモノとは

2023年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD

怖い

難しい

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和音

4.0奇妙な話

2023年6月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

とっても変な世界。
それをさも当たり前の様に話が進んで行く。
それぞれ登場人物たちが結果どうなったのかまでは見せない。消化不良を感じる人もいるかもしれないけれど、自分的には好きなタイプ。
女優さんたちがノーメイクっぽくて俳優さんにしても普通の人々の普通の姿を格好つけずに晒しているのも面白かった。元人間だった動物が背後を横切るシュールさも奇妙。現実にはありえないプロットを現実感丸出しで演出する奇妙さに、面白いこと考えたものだと感心する。
一人でいたくないために無理にパートナーを見つけようとする人達。反対に一人で結構と強がりなのか本気なのか独り身を貫こうとする人達。そう言った現実の恋愛の滑稽な面を見せつけられたように感じた。

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Tamizo

3.00か100か

2023年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

星野源の曲を思い出しながら見てたけど、とにかく不思議な雰囲気。
「この世にいる誰も二人から」なんて、そんなわけあるかと。
パートナーづくりを強制される体制側と、
独りでいることを強制される反体制側。
どっちも不自由なことに変わりはなくって、
けっきょく0か100かで論じる愚かさみたいなメッセージを感じた。

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mar

4.5設定が奇想天外

2023年6月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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redir