「ほーん」ロブスター まままさんの映画レビュー(感想・評価)
ほーん
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独り身は変わってるよね、何かと老後大変なのにね、
という、パートナーがヘテロであれホモであれいるべきとする社会を究極まで極端に描写した感じ
パートナーを見つけるための養成所としてのホテル
見つからなければ動物に生まれ変わる
独り身を決心した人間をハントする生活
中途半端も許さない(靴のサイズに0.5刻みはない。バイセクシャルは許さない)
主人公は選ぶとすればロブスターになりたい。長生きしたいし精力も持ち続けたいと言う。
ホテル内では極端にまでパートナーとの共通点を重要視する。
鼻血が自然と出る子に合わせるために顔をぶつけて鼻血を出す。
感情のない女性に合わせて、隣で窒息しそうになる相手を放っておく。結果その窒息も演技だった。
感情のなさを確かめるために犬になった兄が蹴り殺される。
主人公は悲しまないふりをする。
やはり自分は独り身がいいのだと決意してパートナー候補を動物に変えた挙句ホテルを脱走。
独身至上主義の集団に属する。森の中で恋愛禁止。自分の墓を事前に作っておく。
皮肉なことにそこで運命の相手と出会う。
近視であることすら共通点となる。
リーダーがそれに気付き近視の眼球を手術して盲目とさせる。
そうするとやはり違いが浮き彫りになってくる。
どうやら血液型も違ったしドイツ語も話せる側と話せない側がいる。
ただ最終的にはなんと主人公も盲目になろうとする。
実際に実行できたかは明かさずまま映画は終了。
監督が描きたいこともなんとなくは分かるし、確かに効果的に描かれてるけど、
ほーん、で?という感じが強い。
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