劇場公開日 2016年3月5日

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ロブスターのレビュー・感想・評価

全144件中、1~20件目を表示

3.0運命を共にする覚悟はあるか?いやガタガタ屁理屈こねてんじゃねえ

2016年3月12日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

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しんざん

4.01人より2人がよろしい!世界

2024年11月15日
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笑える

怖い

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mitty

3.5必死に共通点を探したり相手に合わせようとする登場人物の行動が面白い

2024年10月5日
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鑑賞方法:VOD

知的

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かちかち映画速報

3.0YKK

2024年9月28日
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GAB I

3.5奇妙なお話

2024年8月4日
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鑑賞方法:映画館

うーん、なんて言えばいいのかわからない。
不条理、不合理、奇妙キテレツ、ビミョーな笑い……そして春琴抄?

変な話だったけど、『哀れなるものたち』よりずっと面白かった。
ラストの終わりかたも巧いなと思った。

冒頭の牛だったかロバだったかを撃つ場面。
あのシーンの意味するところは、なんなんでしょう?

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peke

3.5うーん

2024年8月4日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

ビミョーな感じです。
一気に観れたので、けっこう引き込まれるところもあった。
でも、近未来の話みたいだけど、
何かおかしいよね
って所が随所に。

レア・セドゥのコミュニティなんか
突っ込みどころ満載な感じ。

最後、コリン・ファレルは目にナイフはできず、彼女を置いて逃げたに1票

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seiyo

2.5風刺?

2024年8月4日
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鑑賞方法:VOD

読み解くの大変
感覚では理解ムズイ

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14waku

3.5メルヘンだけど不気味

2024年8月3日
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怖い

知的

難しい

ありえない設定をリアルな世界観で淡々とやっていくギャップがシュールで面白いです。
それでいて、現実の常識が通用しない所が結構不気味。

初見ではストーリーがよく分からず、置いてけぼりを食らうかもしれません。

くすんだ映像やアンニュイな音楽、
ホテル内での生活の様子はオシャレでした。

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Omi

4.0なるほど。こういう世界が『ディストピア』と言うんですね

2024年6月8日
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怖い

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tabotyoko

2.5世界観に

2024年5月22日
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難しい

寝られる

付いていけず…

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REpower

4.5超クソまじめなSF 恋愛と条件について人々に再考する機会を提示している

2024年4月22日
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知的

難しい

冒頭 車を運転する女性は、いったい誰なのだろうか?
ナレーターの女性だと思っていたが、それは主人公が森で愛した女性だということがわかる。何故か冒頭の女性はそれ以降登場しない。
雨の中、女性が車を走らせて降りた場所にいたロバ。彼女は沈黙の中でそのロバを射殺。ただその映像が流れ、衝撃的なこととこの作品の謎が一気に膨張する。
SFならではの変わったルールに支配されている世界。それが求めているのが何であれ、この女性の心中が示すように、「この世界」の中では決して折り合いはつけられないというのを強烈に提示している。
面白いのは、SFにありがちなスターウォーズのオープニング字幕のように、最初に条件が示されて始まるのではなく、徐々に何が求められている世界なのかがわかる点だ。
独身者を排斥する社会。どんな理由であれ独身になればホテルに連行され、新しいパートナーを作る必要があるが、そこにはルールが設定されている。
まず二人とも同じ特徴があることが必要で、考え方もシンクロしなければならず、パートナーに対する嘘は罪で、罰が課せられる。 この世界における愛の条件だ。
期限は45日間 それを超えると好きな動物に転身させられる。
主人公の男は情のない女と結ばれるものの、彼女のあまりにも情け容赦ない行為にこれ以上嘘はつけなかった。
主人公はホテルを脱走して独身者が集う集団へ入ったものの、そこでのルールは真逆で、決してカップルになってはいけない。つまり「人を愛さない」こと。
主人公はそこである女性を好きになってしまう。その女性がこの作品のナレーションをしているのだ。
そもそも主人公は妻に捨てられた。他に愛した男ができたのだ。
最初に妻の視点で主人公との会話が始まり、続いてナレーションがその後の主人公の動きを追跡している。
この主人公二人の特徴は「近視」そして相思相愛だとお互い認めることで、一般社会ではカップルとして成立するが、独身者の集団ではそれは禁止行為だった。
やがて二人の関係がばれ、彼女は騙されて病院へ行き失明させられる。
それでもどうにかしてそこを脱出して町へ行った二人。
主人公は自分も失明すればカップルとして成立すると決心し、カフェのトイレで自分の目をナイフで突こうとする。彼女は一人カフェのソファに佇んでいる。
作品はこれで終了する。
さて、
解釈は複数あるだろうが、まずは主人公はトイレから逃げたとする説。自分の目など突けないからだ。
そこで冒頭のシーンに戻る。
彼女は何らかの事情でロバを射殺した。
彼女はそのロバの特徴を知った上で射殺した。ロバはパートナーだった人物、あるいはパートナーの浮気相手かもしれない。彼女がホテルに連行される直前の行為だったと思われる。
多種多様性がある人間性をある一定の型枠で納めることなどできない。昨今のジェンダーもそうだが、「○○ねばならない」だから「それに反することはダメだ」というものの考え方の上に、このおかしなルールが存在するSF世界があるように思う。
だから主人公の男も「ルール」は絶対だと考えている。彼女に近づく男が「近視」かどうか疑う。
このルールなるものが人間性を型枠に閉じ込めているのは歴然であるにもかかわらず、それに抵抗しようとしない構図は、現代社会のことであろうか?
次に、主人公は目を突くことなく彼女を連れて外へと出たという説。
理由は、彼女がナレーターをしているからだ。彼女そここの世界の案内人であり、記録者だ。そして、やがてこの世界の変なルールが撤廃されたのだ。こちらの方が希望が持てる。
しかし、
ホテルのメイドと独身者のリーダーはなぜ内通しているのだろうか?
二人の会話だけフランス語だったことから、出身が同じだからか? 少なくともこの二人はこの世界のルールに抵抗している。
やがて独身者の集団はホテルを襲う。目的はみな嘘をついてカップルを演じていることを認めさせること。
そしてまんまと支配人カップルの虚偽をあらわにしたが、鼻血癖のカップルは、共通の特徴の必要性を無視した。「嘘の鼻血でもお前にとやかく言われる筋合いはない」このように思っていた彼らのことが、主人公のルールは絶対という思い込みを変えたのかもしれない。
人は誰もが本当と嘘の中で生き、それでも二人の間では「折り合い」をつけているのだ。
結婚がいい例だろう。恋愛と結婚は違うというが、結局はお互いに「折り合い」をつけることで成立している。
この作品は恐ろしくまじめにこの「恋愛」について人々に考察させ、ここにルールを適用した世界がいかにディストピアかを提示しているように感じた。

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R41

3.5愛を証明させられる愛なき世界

2024年4月21日
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怖い

難しい

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sankou

4.0背中の手の届かない所に薬を塗ってくれる人が近くにいると有り難い

2024年4月8日
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笑える

怖い

「哀れなるものたち」→「女王陛下のお気に入り」、そして事前情報ゼロで「ロブスター」に来ました。とても面白くのめりこんで見ました。素晴らしい俳優陣の揃い踏みにも大満足でした。

前半は、う~むと思いつつ絶対ないとは言えない話だと思った。少子化だとか結婚したがらない若者たちとか親だか国だか警察だかが大きなお世話で何かしようとする。すればするほど反旗を翻す「独身王国」地下=森組織ができる。恋愛禁止、独身こそが素晴らしいとまた訳のわからないルールを作ってリーダーだか指導者だかグルが偉そうに見張る。そしてそこで恋が生まれる。ジョージ・オーウェル『1984』と同じ世界だ。

後半は、私にとってはコリン・ファレルとレイチェル・ワイズの美しいラブストーリーだった。最初は言葉を介さずに思いを伝えあう(合図が多くて複雑過ぎるので自分だったらこんがらがって絶対覚えられない!相手と喧嘩しそうだ!と笑いたかった。でも笑うの我慢した)。次は見えないながら愛を確かめあう。春琴抄、小栗判官と照手姫の話のようでもありオイディプース神話でもあった。

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talisman

4.0生きてゆく上での元気をもらうことができた。

2024年3月23日
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鑑賞方法:映画館

なぜ、このような一見、不条理な映画を観て元気をもらうことができたのだろう。根底には孤独な魂がある。
ヨルゴス・ランティモス監督の出身地であるギリシャは、確かに空も海も青く澄み渡っているが、乾燥していて土地も狭く、経済的には恵まれない人も多い。何より、ギリシャ悲劇を背景として、不条理劇を多く産んできた。このギリシャ・ローマを源流とするヨーロッパ社会は、個人こそが生存の単位であり、それぞれが孤独な魂を養いかねていることが出発点。
この映画では、少子高齢化が進み、伴侶と家庭を持ち子孫を残すことが義務付けられている近未来が背景(第一の社会)。妻に逃げられたデビッド(コリン・ファレル)は、近未来社会のルールにより郊外のホテル(第二の社会)に送られ、45日以内に新たなパートナーを探すことになる。様々な制約がある中で努力するものの、なかなか上手くゆかない。期限を過ぎたら、自分で指定できるとはいえ希望する動物に姿を変えられてしまう。そこで、独身者たちが隠れ住む森の中へと逃げ込む。そこには強い女性のリーダー(レア・セドゥ)がおり、恋愛禁止のルールが聳えていた(第3の社会)。信じがたいことには、ホテルの住民は週に一回、森の独身者たちを麻酔銃で襲撃することができ、首尾良く捕らえることができたら、一人につき1日ホテルでの滞在日数が増える。そんな中で、デビッドは森の中で理想の女性(近眼の女:レイチェル・ワイズ)に巡り合う。
この映画のどんなところに惹かれたのだろう。近眼の女は、デビッドと恋に落ちた罰として失明を余儀なくされるが、あの谷崎潤一郎の名作を思わせるシークエンスが出てくる。この映画で、最も清冽な場面。
もう一つは、何と言っても使われている音楽。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番第4楽章の断続音は、不条理な場面が出てくるたびに繰り返され、心に突き刺さる。あのドアを強烈に叩くような三つの音の繰り返しが、孤独な心を呼び覚まし、困難と立ち向かえと励ましてくれたのだろう。一方、ところどころで聞かれるギリシャの素朴な歌は心を癒してくれる。特に久しぶりに聞いた、1957年ソフィア・ローレンの出た「島の女」で使われた歌。懐かしい。このような歌がでてくるところは、最近復活して、フィンランドのロックンロールや日本の歌を聞かせてくれるアキ・カウリスマキの映画を思わせる。
この映画を観て、不条理が孤独な魂に力をあたえてくれることが初めてわかって、我ながら驚いた。

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詠み人知らず

4.5現代のスマホ社会へのアンチテーゼ?

2024年3月22日
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hama kano

3.5ほーん

2024年3月19日
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ままま

3.0ぶっ飛びぃ~!!

2024年3月14日
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これは濃いわあ。良くも悪くも、とにかくぶっ飛んでいる。
個人的には嫌いな作風ではないのだが、本作はちょっと残酷なシーンが目立っていたため、ちょっとなぁ…ってところかな。
ただし、このB級系ストーリーが、豪華キャストと凝った映像等により全く安っぽく映らなかったのはまさにお見事!これがヨルゴス・ランティモス監督の得意技か。
物議をかもし出しているラストシーンについては、どうかハッピーエンドでお願いします!

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いけい

2.0人間と動物、恋愛と自由

2024年3月10日
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これは観る人を選ぶ作品。

設定はめちゃくちゃ面白い。
独身者はとあるホテルに監禁され、そこで45日以内にパートナーを探さなければならない。
見つからなければ好きな動物に変えられて、森に放たれる。

妻と別れた主人公のデビッドもホテルへ。
犬に変えられた兄と共に。
しかし、パートナー探しは上手くいかず、デビッドはホテルから脱走する。
逃げた先の森の中には独身者たちが。
そこは恋愛禁止の自由の楽園だった。
デビッドもその楽園で自由を謳歌するが、一人の女性と恋に落ちてしまい…

ね、面白そうでしょ?
キャストも容姿端麗で、雰囲気も素敵な映画。
ラストも最高。

それなのに、すごく変。
面白いのか面白くないのかよくわからんw

少子化が進む日本でも恋愛万歳の認識を改めて、いっそ恋愛禁止にしてみたら意外と効果があるんではなかろうか。
そんなわけないか。

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JBはただの映画好き。

3.0面白かったです(前半は)

2024年2月21日
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奇妙な設定に惹きつけられて、前半部分は面白く観ました。
ただ、主人公デビッドの人物造形に感情移入できないので、彼の恋愛にも全く興味が持てないのです。

よって、後半の「恋愛が主軸」となる物語が私にとってはさして面白くはなく、惰性で見ることになりました。

前半の奇妙な勢いのまま話が転がっていればよかったのですが。
『聖なる鹿殺し』の方が私は面白いと思いました。

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ほりもぐ

4.0ヘンテコ世界が描く愛ってやつ

2024年2月20日
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人間の性(サガ)ってやつをヘンテコな世界で上手に描いてる良作🌟
強制されたら嫌になる、禁止されたら逆をいく、一筋縄ではいかない面倒な生き物だよニンゲンは。だったらいっそのこと動物になっちゃった方が楽なのかな??と感じてしまうほど。

『愛』ってやつもこれまた厄介。
やたらアピールされると距離を置く。相手が冷たいと執着気味。なーんで上手く噛み合わないのか。

“上手くいかない時は子供投入”って笑えない😂

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らまんば