「3Dは絶対に見たくないので2Dの上映館を探したのだが。」ザ・ブリザード ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
3Dは絶対に見たくないので2Dの上映館を探したのだが。
映画「ザ・ブリザード」(The Finest Hours)を見た。
いつも行ってるMovixやTOHOシネマズでは3Dの上映しかなかった。
3Dは嫌いなのでMovixに「2Dの上映はないのか」と尋ねたら、
支配人の方からメールをいただいた。
それによると、なんばパークスシネマなら2Dの上映があるらしい。
なんばパークスシネマに行くのは5年ぶりくらいだろうか。
ここの劇場は余分な出費が必要なのでほとんど利用しない。
劇場などで5000円以上を使わないと駐車券をもらえない。
しかも上限が2時間なので映画の上映時間を越える。
今回はしかたない。
真冬の大西洋で遭難した巨大タンカー・ペンドルトン号の生存者32名が、
救助隊の到着を信じ、
経験豊かな機関士レイモンド(ケイシー・アフレック)指揮で
沈没までの時間を少しでも長引かせようと奮闘する。
若き沿岸警備隊員バーニー(クリス・パイン)と3人の仲間たちが、決死の覚悟で大荒れの海に乗り出す。
知っている名前はクリス・パインだけだ。
ケイシー・アフレックはベン・アフレックの弟らしい。
そういえばこのふたり、似ている。
実話を基にしたストーリーらしい。
救出隊4人が乗った木造の小船で救出に向かうのだが、
早くも序盤で羅針盤をなくしてしまう。
羅針盤なしでどうやってタンカーまでたどり付くのだろうか?
まるで船でサーフィンをしているようなそんな見ていて恐ろしい場面が延々とつづく。
絶対無理やろ。と思っていたら奇跡的にタンカーに遭遇する。
救助中にひとりの乗組員が死亡。
タンカーの乗組員32人を乗せた。
復路は比較的おだやかに帰路につく。
若き沿岸警備隊員バーニーと3人の仲間たちもすごいのだが、
本当にすごかったのは機関士レイモンド(ケイシー・アフレック)だった。
レイモンドがいなければ沿岸警備隊が到着する前に全員が絶命していただろう。
上映時間は118分。
前半のハラハラ感と後半の脱力感のせいでアンバランスな満足感となった。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。