劇場公開日 2016年3月12日

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マジカル・ガールのレビュー・感想・評価

全94件中、41~60件目を表示

3.5処女と魔女

2016年8月15日
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鑑賞方法:映画館

興奮

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ミカ

3.0スルメ

2016年7月30日
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わからねぇーってのが第一印象だけど、なんかジワジワくる。

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ペンペン

3.5サーラサラ・・・ 日本アニメをフューチャーしてるようでしてない、スペインからの刺客。

2016年7月18日
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アキ爺

4.5想像力を掻き立てる恐怖

2016年7月14日
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鑑賞方法:映画館

いっそ物足りないくらいに描写を端折っているため、余計に色々想像してしまう映画。
蜥蜴部屋のカードのシーンは本当にどきりとした。
かけがえのない女たちのために身を滅ぼしていく男たちの姿が物悲しい。

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なまこ

5.0ゾクゾクが止まらない、新たな才能。

2016年7月3日
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悲しい

興奮

知的

観終えて背筋のゾクゾクが止まらなかった一本。

直近だと「エクスマキナ」がそんな作品だったが、あちらが「陽」だとすればこちらは「陰」(どちらも知的意地悪作だが)、より自分の好みだった。
こんなに続けて凄まじい映画に出会えた、映画バカ冥利に尽きるこの幸せったらありゃしない。
どちらも長編監督デビュー作というのも、また今後の楽しみが増える、こうしてやめられなくなる中毒性の虜である。

中身については「映画好きなら、とにかく観るべし」。
恐ろしいまでに知的で緻密で、長山洋子まで持ち出すセンスの良さが光る…「意地悪映画」。
相手を思っての行為が、結果としてどん底の連鎖に導く負の群像劇。

確かにブラック・ユーモアではあるのだが、まったく笑えないこの絶望感が素敵すぎる作品。

このスペインの新鋭に、今後大きな期待!

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

2.5悲しい

2016年7月3日
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面白くなってきたなと思えたのは、ラスト30分あたりからそれまでじっくりと段取りを観せらる感じの復讐劇?と思えた。
ブラックコメディーを堪能出来る作品でした。
出所あがりの元教師ダミアンの行動は理解出来ず。女の子も憧れのコスチュームとスティックを手にして間もなくの出来事に今年観た映画史上最低なラスト展開でした。

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アトレイル

5.0誰かの善意が 誰かに不幸を呼び寄せる

2016年6月8日
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12歳の少女アリシアは、幼くして白血病を患っている。余命いくばくもない彼女の願いは、大好きな日本のアニメ「魔法少女ユキコ」のコスチュームを着て踊ること。

愛する娘の最後の願い。父ルイスは失業中の身にもかかわらず、娘のために高額なコスチュームを手に入れようと奮闘するが…

……と、ここまでのあらすじを読んでこの映画に興味を持った人は
ここから先の感想を読まずにとにかくこの映画を観て欲しい!

予備知識無しに見た方が絶対に面白い種類の映画だと思いますので^^

……というわけで、ここからは映画を見た人に向けての感想。

この作品、最初は『マジカルガール』というタイトルからはとても連想できない、ダークでブラックなノワール映画やん!と感じたのですが、よくよく思い返すとこの作品はアニメ『魔法少女まどかマギカ』と同じテーマを描いてますよね…

それはつまり

誰かの苦しみが 誰かの喜びに変わるがごとく

誰かの善意が 誰かに不幸を呼び寄せる。

というお話…。

『魔法少女まどかマギカ』で他人の幸せを祈ったが為にその魂を魔女と化した魔法少女達と同じく

『マジカルガール』の登場人物達も

娘アリシアの望みを叶えようとした父ルイス…

夫との家庭を守ろうとしたバルバラ…

バルバラの屈辱を晴らそうと義憤に駆られたダミアン…

 彼らは純然たる『善意』によって行動した筈でした、しかしその望みを叶える為に彼らは大きな代償を払わされます。

物語のラスト、アリシアは身にまとったドレスを手にいれる為にバルバラが払った代償のおぞましさを知りません。

しかしダミアンによってその対価を支払わされる理不尽…

彼女は最初からそのような望みを抱かなければ良かったのでしょうか?

ダミアンに向けられた、アリシアの全てを語ったような強い強い眼差しの美しさ…

あの時、父親が立ち止まりアリシアが投稿したラジオの放送を聴いていれさえいれば…

運命の円環構造に組み込まれた人間達の悲劇をしみじみと味わえる、異色のスペイン映画です。

面白かった!

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みじんコ

3.0悪い魔法みたいな女の子の魅力

2016年6月6日
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怖い

興奮

難しい

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fall0

2.0シュールかつ衝撃的なラスト。好みの分かれる不思議な世界観。

2016年5月19日
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悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:主人公達が織り成す独特な世界観と、衝撃的な終わり方が印象に残る。様々な伏線の回収も見事。
否:お話そのものはかなりシュールで、後味の悪さも残る。全裸のシーン等もあり。

 一言でいうと、「とってもシュールなサスペンス」といった印象です。難病の娘のために恐喝を始めてしまった父と、金を用意しようとする一心で、次第にたがが外れていってしまう1人の女性。2人を取り巻く人間模様がシュールに交錯していく様子が、なんとも言えない不思議な世界観を作り出していきます。
 そして、最後に迎える衝撃的な結末も、本作を語る上で欠かせません。理不尽な中にもウィットに富んでいるそのラストは、秀逸と呼べると思います(笑)。
 一見すると無意味なように思えたシーンや、無関係なように感じたシーン同士が、次第にそれぞれ繋がっていく様子も見事です。
 好き嫌いは分かれそうですが、気になった方は是非。

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映画コーディネーター・門倉カド

3.5見せない演出がイイ!

2016年5月10日
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悲しい

怖い

知的

全てを見せず、多くを語らず、想像を掻き立てる演出がとても良かった。

衝撃的な絵を軽く提示するだけで、あれだけ恐ろしい雰囲気を醸し出すとは、、、

あの部屋で何が行われているのか?
あの人は過去に何をしたのか?
彼等の関係はなんなんか?

わからないことだらけだったが、絶妙な緊張感が持続して不思議と退屈しなかった。

衣装、美術、撮影、照明など、カッコイイ絵作り、独特の世界観にシビれた。

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ほにゃらら

4.0不思議な映画だが、理解出来ると面白い

2016年5月8日
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観終わった後、結局何が言いたいのか理解出来ず困惑した方はネットで補足すると楽しめます。そういう系の映画ですね〜

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assholes

2.0マジカルって、魔法のことじゃないよ

2016年5月6日
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マクラビン

0.5最悪

2016年5月5日
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つまらなすぎてびっくりした。

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しろ

3.5洋子

2016年5月3日
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カット割りや構図、音楽の使い方が整理整頓されてて、凄く几帳面な監督でジグソーパズルとか好きそうだなーとか思ってたら劇中でジグソーパズルが出てきてちょっと嬉しかった。

そのパズルは最後の1ピースが足りずに少しずつ壊されていくが、物語自体も全てがハマりかける寸前でぶち壊されてある意味での収束を迎える。
全員が行き当たりばったりの行動を取り、みんな頭おかしいのに、物語自体も映像同様に整理整頓されて型にはまっていくのがとても面白い。

長山洋子はこの映画を見た上で「私のデビュー曲が海を超えて評価されるのは嬉しい」と言ったそうだが、本気で言ってるのなら彼女はこの映画を最後まで見ていない可能性が高い。
多分途中で寝てしまって“日本の文化に憧れる難病を患った女の子の為に奮闘するパパ”なストーリーと思っている可能性が高い。

44

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ヨッシー

3.0あり得ないけど面白かった

2016年5月2日
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主要な登場人物が、外見や話し方はごく普通なのに心が病んでいたり何かしら
波乱を生む要素を持っている。
だからこその、予定調和ではない意外性のある展開と結末。普通の人ならあんな行動に
出ないはず、という事をやってしまう所に面白さの秘訣があると思った。
現実的でない物語であるにも関わらず、観ている間はそれをあまり気にすること無く
ただただ予測できない展開を楽しんだ。

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toshijp

4.0不思議な世界にハマる

2016年4月26日
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怖い

興奮

萌える

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Momoko

5.0アニメ『魔法少女ユキコ』に憧れる白血病に冒された少女と失業中の父。...

2016年4月24日
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よね

2.5わっかんない、でした。

2016年4月22日
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怖い

難しい

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だいず

4.02+2=4

2016年4月21日
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正直、よくわからない作品。
だけど、人によりいろいろな解釈があり、もう一度観てみたくなる。
すべての主役が哀しくも愚かで愛おしい。
春はSA-RA SA-RA〜

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はらぺこ

3.5監督「Nippon」で映画を撮ってください

2016年4月20日
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泣ける

知的

萌える

まず、本作で驚かされるのは、ジャパニーズPOPカルチャーが、スペインにまで波及していることです。
白血病で余命いくばくもないアリシア(ルシア・ポシャン)は日本のアニメ「魔法少女ユキコ」に夢中です。
少女にとっては、アニメの世界と現実は結構リンクしていたりします。
自分も「ユキコ」のような、かわいいフリフリの衣装を着てみたい。
少女のささやかな夢を叶えてやりたいと思うのは、彼女の父親ルイスです。
現在失業中。
お金もない。
明日の生活が出来るかも分からない。
しかも愛する娘は白血病。残された時間に、娘アリシアの夢を叶えてやりたい。
そこで父親ルイスは、ある行動を起こすのです……。

 この映画、新人監督カルロス・ベルムトさんの、人物の描き方、ストーリー展開がおもしろい。
本作で特徴的なのは、主人公は一体誰なのか?ということ。実に興味深い脚本であることに気づかされます。
 まずは「主人公はアリシアだ」と観客に思わせておいて、次に父親ルイスを描き、次にたまたま遭遇した人物に「ストーリーの流れ」そのものを、いわば「放り投げて」任せてみたりします。
一つの映画作品の中で、たったひとつであるはずの「主役の席」を、次々に別の人物が、交代して座ってゆくみたい。
いわば、主役のリレー方式。
主役のバトンを受け取った人物は、作品中で「そのシーンだけ主役」なのですが、次のシーンになると、主役のバトンをポイっと次の人に渡すのです。
これはなかなか面白い演出手法です。
 ただその分、観客にとって、いったい本作は誰を描いているのか? 何が描きたいのか? いまいち焦点がぼやけてしまう、という難点があります。
そこをあえて、面白がれるか? というのが、観客の懐の広さを試されているところなのでしょう。
新人監督カルロス・ベルムトさんは1980年生まれ。今年まだ36歳。
 日本の「ドラゴンボール」が大好き、とのこと。
 日本のポップカルチャーが、遠くスペインの地で、若き映画監督に大きな影響を与えているなんて。
ネットの影響もあり、文化の違いはあるものの、まさに世界は一つにつながっているんですね。
劇中で使われる日本のアイドルソング。演歌歌手になる前の長山洋子さん「春はSA-RA SA-RA」
こんな曲、僕も知らなかったなぁ~。
カルロス・ベルムト監督、一度、日本に来て、是非映画を撮ってください。
いつか、そんな日が来るのが楽しみです。

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ユキト@アマミヤ