ラスト・ウィッチ・ハンター : 特集
「バイオハザード」がゾンビなら、この男は《魔女狩り》ひと筋800年!
「ワイスピ」V・ディーゼルが、狩って狩って狩りまくるスカッと爽快アクション
「ワイルド・スピード」シリーズのビン・ディーゼルが製作・主演を務め、不死身の魔女ハンターを演じる「ラスト・ウィッチ・ハンター」が9月30日に公開。「クレイジーズ」を手掛けたブレック・アイズナーのメガホンのもと、イライジャ・ウッド、マイケル・ケインら実力派が集結したアクション快作に迫る。
アクション・ファンも熱視線!
《新ハンティング・ヒーロー》コールダーに“熱く”なれ!
「バイオハザード」シリーズでアンデッド(ゾンビ)を狩り続けてきたアリス(ミラ・ジョボビッチ)、「アンダーワールド」シリーズでライカン(狼男)と戦い続けてきたセリーン(ケイト・ベッキンセール)など、これまでにも「人間ではない者」と戦ってきたハンティング・ヒーローたち。アクション映画ファンを引きつけてきたそんな「狩り」に長けたヒーローたちに、ついに最強&不死身の「新ハンティング・ヒーロー」が降臨した。
その名はコールダー。元は13世紀の騎士でありながら、魔女の女王に不死の呪いをかけられ、以後800年間に渡って唯一無二の魔女ハンターとして戦い続けてきた男。魔女狩りひと筋800年、クールに燃えるその姿に、我々アクション映画ファンが熱くなるのは確実なのだ!
とにかく魔女を狩る! 魔女の存在を抹殺するべく、朝起きてから夜寝るまで、1年365日、生活のすべてを魔女狩りに捧げるほどの生粋の魔女ハンター。行く手をさえぎる者はどんなヤツでもぶっ飛ばす。その姿に燃える。
中世から現代へと生き抜く間に磨き上げられた、戦闘スタイルが熱い。現代世界を象徴するショットガンをぶっ放したかと思えば、中世の騎士の伝統を受け継ぐ長剣で、魔女たちを相手に美しくダイナミックなワザを繰り出すのだ。
今をときめくアクション俳優たちの代名詞といえばこれ。ブルース・ウィリスもジェイソン・ステイサムも、ドウェイン・ジョンソンも採り入れているスキンヘッドは、タフなマッチョを演出するだけでなく、ストイックさまでかもし出す。
魔女が巣くう闇夜にまぎれて戦うため、身に付けるアイテムは「黒」が基本。「マトリックス」も「M:I」シリーズもあの「エクスペンダブルズ」の面々も、傑作アクションの主人公たちは、黒いファッションでクールな戦いをキメてきた。
魔女から受けた呪いのために、永遠に死ぬことなく戦いに身を投じる運命となったコールダー。800年という気の遠くなるような時の中で、家族や友人はおろか、自分自身の希望すら失いながらも暗黒の力と戦い続ける。そんな彼の生きざまそのものが熱い。
コールダー=“みんな大好き”「ワイスピ」ビン・ディーゼル!
名優イライジャ・ウッド&マイケル・ケイン共演──本作の“質”は、もう分かるよな?
狩って狩って狩りまくる新たなハンティング・ヒーロー、コールダーを演じるのは、世界に名をはせるアクション・スターのビン・ディーゼル。それだけでもアクション・ファンなら見逃せない1本となるのに、本作「ラスト・ウィッチ・ハンター」には、イライジャ・ウッドとマイケル・ケインという2人の名優も名を連ねている。人気と実力を兼ね備えたキャストが集結し、VFXアクションと濃密なドラマを両立させているのだ。
「ワイルド・スピード」シリーズで、今やアクション・スターとしてだけではなくヒット・プロデューサーとしてもカリスマ的地位を確立したビン・ディーゼル。「トリプルX」シリーズ最新作も控える“みんな大好き”なこの男が、今作では「魔女ハンターの戦いを描く」という企画を生み出し、自ら製作者として作品を引っ張る活躍を見せているのだ。
コールダーの相棒として、事件に挑む37代目ドーラン役にはイライジャ・ウッド。13世紀の騎士が、今なお魔女たちと死闘を繰り広げているというファンタジー要素もたっぷりな本作に、傑作ファンタジー「ロード・オブ・ザ・リング」で主役を張ったウッドの参加は、見る者に安心感をもたらす。「マニアック」「ゾンビスクール!」など、近年は野心作への出演が目立つ彼の役者魂にも注目だ。
2度のアカデミー賞に輝く、イギリスきっての名優の出演も見逃せない。「ダークナイト」シリーズや「インセプション」「キングスマン」など、荒唐無稽なエンターテインメント作品でも、マイケル・ケインが出演するだけで物語にリアルさが増すのは映画ファンなら誰もが知るところ。本作ではコールダーを支えてきた親友36代目ドーランを演じ、作品に格と重みを注入しているのだ。
アクション・ファンを代表し、「ワイスピ」LOVE映画ライターは本作をどう見た?
やっぱり“我らがビン・ディーゼル”は裏切らない!
アクション映画ファンを代表し、「ワイルド・スピード」シリーズをこよなく愛する映画ライター、村山章氏が「ラスト・ウィッチ・ハンター」をいち早く鑑賞。“我らがビン・ディーゼル”が見せた本作での活躍は?