「普通に駄作では?」スティーブ・ジョブズ 駄目建築家さんの映画レビュー(感想・評価)
普通に駄作では?
ジョブスの3つのプレゼン直前を描いた作品だったが、まるで構成的な抑揚がなくて、本当に駄作だと思う。
ジョブスと、その娘、その他諸々の仕事仲間たちが出てきて、合間合間にあったことを何となく説明しつつ会話をするのだが、まるで退屈。娘がらみの話もチープだし、脚色をしてこれならセンスがまるでない。
ずっとプレゼン前だからセカセカしてて、密度も緊張感も分散していてとても退屈だった。例えるなら、同じ映画の予告映像が一生流れている感じ。ショート動画みたいだから見るに耐えないほど刺激がないわけじゃないが、見終わると2時間を無駄にしたなという虚無感だけが残る。
伝記映画なら、ジョブスのスタートアップからiphoneの成功とかまでを描けば良いのに、何でそこやるかなーって感じだった。「ジョブスを語る上での脚本」として正解なのかは不明だが、わざわざ再現をしてまでやる内容ではない。
なんか無駄に金がかかっているし、本当にダメな映画っていうものを久しぶりに見た。あと、DVD版を視聴したが、メニュー画面がジョブス意識なのちょっとウザかった。
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