「天才に共感できる。」スティーブ・ジョブズ 葵須さんの映画レビュー(感想・評価)
天才に共感できる。
非道徳的な言動が目立つ人となりに問題がある天才というキャラクタはその欠点により人間関係でトラブルを抱える。その時々の葛藤を見事に描いており、見ていて自己投影はできないにしろ一緒にハラハラドキドキできた。人はラベリングして敵味方を分けて考えるほうが楽であるが、皆人間であるのに変わりはない。タイトルが「アップルを作った天才」とか言ったレッテル的なものではなく個人名であるのもこの作品が一個性を持った人間を写したものである証拠だろう。
コメントする