「アーロン・ソーキンの凄過ぎる脚本」スティーブ・ジョブズ ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)
アーロン・ソーキンの凄過ぎる脚本
こんな伝記映画観たことない。凄い。兎にも角にもアーロン・ソーキンの脚本が凄過ぎる。ジョブズの生涯を3回の新商品発表会直前の舞台裏に集約させるというアクロバティックなもの。劇中の言葉を借りるなら「現実歪曲」かもしれないが何よりも真実を捉えている。超絶大傑作
これ当初は監督デヴィッド・フィンチャーで企画が進められたけど結局ダニー・ボイルになったんよな。『ソーシャル・ネットワーク』を生涯ベストに挙げる者としてはフィンチャー版も観てみたかったけどダニー・ボイルも本作ではビジュアリストとしていい仕事してました
しかしアーロン・ソーキンは『市民ケーン』が好きなんだなと思った。『ソーシャル・ネットワーク』も本作もラストは「バラのつぼみ」やもんな
台詞も素晴らしい。「Newtonを切ったのはタッチペンを使うからだ」「音楽をポケットに入れてやる」とかそれぞれiPhoneとiPodを示唆してみたり。アーロン・ソーキンの書くダイアログは含蓄あるのは言うまでもなく言外の意味も富んでて…何回も言うけどアーロン・ソーキンの脚本は凄過ぎる
「こんな映画観たことない!」と思わせてくれる作品が大好きです
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