お父さんと伊藤さんのレビュー・感想・評価
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役者はいいんだけども
自分はこの監督との相性良くないのだけど、もしかしたら傑作かもと思いつつ鑑賞。
設定は良いしキャスティングも役者もいいのだけどハジケない、といういつもの感じ。映画のトーンもコメディ寄りと思わせつつシリアスで何が描きたいのかよくわからぬ。心に響いたのは最後のお父さんのセリフのみ。
「百万円と苦虫女」と同様に最後まで何も変わらず何も解決しないという映画で、好きじゃないですね。
主役はお父さん
お父さんの口調が独特で可笑しみがあって、後半は言ってくれないかな~と待ちわびるように。
実家に娘と息子&伊藤さんが迎えにきてくれたんだけど、東京には帰りたくないから伊藤さんを一緒に住もうと誘ったらアッサリがっつり断られるお父さん。伊藤さんの断り方があまりに潔くて笑いがこぼれました。
無駄な作品
折角、面白いキャラクター設定を生かし切れていないのが残念。
タイトルそのものはコメディー色が強いのですが、内容は非常に薄く残念。
真面目な作品としてもつまらなすぎ・・・
そんなこんなんでお薦め出来ない作品。
会話を絶やさない伊藤さんが良かった!!
メイン3人のキャスティングが良く、フリーターや独居老人といった普通の人を上手く演じており安心して観る事ができました。3人の関係も伊藤さんは冷静で一歩引いた感じで、それでいてどんな時もヒロインと会話する時間を絶やさないところが良かったです。私の父はアル中の毒親なので、これまであまりコミュニケーションを取ってこなかった頑固な父親との関わりという内容じたいは、ラストも劇的に何かが変わるという事もなく特に惹かれるものはありませんでした。設定とタイトルから連想するようなイメージがあったのは出だしだけでした。
あ、小説原作だったんですね
じわりじわりな感じ。
私には二つの謎が残るけど、それも含めて気持ち良いラストでした。
藤竜也さんが演じるこの役、いいですねー。さみしさとめんどくさいお父さん感と崩壊直前な感じと、でも優しさあったり。
私の記憶のなかの藤竜也さんの隣には風吹ジュンさんや黒木瞳さんがいるイメージが強かったけど、だからなおさら「年老いた、弱くなったお父さん」の哀愁を感じさせてくれる名演技でした。
期待に違わぬ佳作。
主人公・「山中彩」を演じる上野樹里,「お父さん」の藤竜也,主人公の「兄」たち相互の微妙な距離感が巧みに表現されていて,見応えがあった。そして定年退職者が往々にして行き着く先のリアリティを鮮明に描き出す脚本,藤の演技も一見の価値がある。
なお脇役の「兄嫁」を演じた安藤聖という女優が,ちょっと心を病んだ役どころを実に好演している。ストーリー上は深刻な場面なのに,観客は思わず笑いを誘われるという場面が秀逸。上手い演技というのは,しっかり記憶に刻み込まれるね~。
最高
元々、樹里ちゃんとリリーさんが好きなので楽しみな映画でしたが、上映期間終了間近に新宿バルト9で鑑賞しました。
予想以上に良かったです。
リリーさんはscoopの凄まじい演技を観た直後だったので、特にギャップにやられました。樹里ちゃんは毎回良いですねー。
DVD、買おうと思います。
家族ってそういうもんだよなぁ
いいエロシーンといいゲロシーンがある映画はいい映画だと思っているんだけど、この映画もいいゲロシーンがあるいい映画だった。
登場してすぐに、誰もが「うぜえ〜〜〜」と思うであろう藤竜也がとてもいい。
ホームセンターで、電動ドリルとかネジにはしゃぐシーンがなんだか良かった。
近くにいると疎ましくてしょうがないのに、離れるとなると途端に寂しくなったり、切なくなったり。
家族ってそういうもんだよなぁ。
アルバイトでも、未婚でも、あんまりお金なくても、自分たちなりに楽しんで暮らしてるアヤと伊藤さんの暮らし。
肩の力が抜けてて素敵だけど、もしかしたらいい企業でバリバリ働くより難しいことなのかも、と思ったり。
上野樹里さんのファッションもよかった
隣りの生活をみるようで、実は自分にもかかわりのあるストーリー。
自分自身、長男の役と同じような立場にあり、観ていてうなずき肩を落とすような場面もありました。
決して映画の中だけの話ではない内容が心に響いてきました。
他の人も書いていたけどコミックと言うより考えさせる映画です。
上野樹里さんは「陽だまりの彼女」「虹の女神」「スイングガールズ」を見てファンになりました。
今回の映画では上野さんのファッションがとてもよかった。かわいい、センスがある、素敵だと思いました。
ふらっと見たのに、どっぷり浸かってしまった。
本当にあらすじだけで、原作小説あるんだ。
位の軽さで見たのに大当たり!
緩やかで、現実的でそれでいて時々クスクスとなる(思わず声だして笑ってる方々も)爆笑とは行かない、『ふふふ』となる柔らかい笑い。
所々心にズシリと来て、私はチラホラ涙がうるうると。
血の繋がった、家族でもそれぞれの立場での葛藤。
そこに、柔らかいそうで時々ピリリとスパイスの『伊藤さん』、中でのセリフを借りても借りなくても思わずつぶやきたくなる。
「不思議な人」でもなんか、一人で両親のような人。
小説も読んで見ようと思います。
想像してたのと違ってたからぁぁぁ(´`:)
以前予告を見てときに面白そうなコメディー映画だと思って、笑う気満々で観てたら『あれ?』笑うとこ全然ないじゃん!!
むしろ現代には実際ありそうな、考えさせられる内容の作品でした( ´ ・ω・ ` )
何より、伊藤さんの過去が気になる( ^ω^ ;)
家族は不思議
久しぶりに、シネコンではなく、ミニシアターでの
鑑賞。
「青空エール」のかっこいい教師の上野樹里と
「スクープ」のチャラオのリリーさんが出ている
この映画を見たくて、
少し遠くの映画館に行ってきました。
感想は、嫌いでも、面倒でも、離れられないもの。
それが、家族である!
ことを、伊藤さんという、他人を通じて気づかせて
くれた、あったかい映画です。
最後にあやさんが、お父さんを追いかけて走るところ
じんわりきました。
もちろん、それができたのは、伊藤さんの優しさがあってのことだけどね〜
伊藤さんは、淡々としているようで、実は一番、
お父さんのことを思っている。
それを自然と演じている、俳優、リリーさん、
すごいです。
どの映画でも、記憶に残る演技をする、
リリーさん、素晴らしいです。
ホノボノ系だが奥が深い3人
自由気ままに生きてきた上野樹里のアパートに、兄の家で過ごしていた元教師の父・藤竜也がある日突然、転がり込んできた。
上野樹里にはバイト先で知り合い、現・小学校の給食のおじさんをしている20歳年上の彼氏リリー・フランキーも同棲しており、3人の奇妙な共同生活が始まる一風変わったホームドラマ。
朝に痛々しい青春映画『少女』を観て、気分が沈んだので、ホノボノ喜劇かなと和みたくて、今作をチョイスしたものの、此れは此れで考えさせられる物語だった。。。
気難しくていつも一言多い父親にウンザリしながらも、面倒を見る娘とのギクシャクした掛け合いは、当初、ユーモラスだが、なぜ父親が兄夫婦の家から出たのか理由を悟ると、徐々に事態の深刻さを感じ、笑っていられなくなる。
片やニート、片や介護、と日本が抱える問題が、1つの家庭の中に凝縮されているからだ。
同居が困難な事情を目の当たりにすると、特養介護施設で働き、親の介護の今後を真剣に考える必要がある私には、主人公の不安は決して他人事ではない。
険悪な雰囲気が漂う不穏な父娘の間に、ノラリクラリと入り、取り持つリリー・フランキーの存在は、とても貴重である。
家庭菜園が趣味で、唯一、歪んだバランスを整える救いのキャラでありながら、当のニートの象徴である矛盾。
でも、何故か憎めず、頼りにしたくなる。
最近、ゴタゴタばかり続いて、頭痛が絶えないので、職場でも家でも、彼の様に、イイ意味で気楽に生きたいとしみじみ思った。
では、最後に短歌を一首
『転がれば 一言多い 渋柿や 枯れど耕す サジを投げつつ』
by全竜
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