劇場公開日 2016年1月23日

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サウルの息子のレビュー・感想・評価

全116件中、81~100件目を表示

5.0童話としての「ホロコースト」

2016年3月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

単純

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ko_iti

2.5勉強不足を痛感

2016年3月6日
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今年のアカデミー外国語作品賞。正直ピンと来んかった。本作が持つある種の「ライド感」に途中から乗れなくなって寝てしまった(寝不足で観たこともあるけど)。ただ鑑賞後に色んな批評・感想に触れたところ膝を打つものが多くてまだまだ勉強が足りないことを痛感しました…

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ヒートこけし

3.0サウルが見た世界

2016年3月5日
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鑑賞方法:映画館

アウシュビッツ収容所での世界を画いているのだけれど、終始カメラは主人公の上半身を撮し続けているので 、その周辺で起きる事は周りが少し写るだけ、あえてそうゆう取り方をしているのでしょうが、少し違和感があった・・・

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PTL

4.5あるいは、地獄と云う名のテーマパーク

2016年3月5日
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教科書の゙虐殺"の文字。ひどく無味乾燥ですが、冒頭いきなりその現場に、立ち合うことに。ご見物(観客のことです)一同、固まってしまいました。スパルタ式、歴史授業の始まりです。全てを失ったパパの、さまよう魂と共に、地獄巡りするわけです。POV方式(主観映像ってやつです)で撮影せざるを得ない情景。見たくもない映像が、画面を埋め尽くしているからです。おまけに、4DX方式なしで、恐怖と狂気が放出します。映画観てるのか、鬼畜なアトラクションに、参加してるのか、判らない状態に。終盤に、パパが見せる穏やかな笑み。息子さんの御霊は、天に召されたのでしょうか。余談ですが、収容所の彼らが、解放者として期待したのが、当時のソ連。その後のハンガリーと、ソ連の関係を描いた「君の涙ドナウに流れ」も、観ないと損です。悲し過ぎて、涙も出ない大河ドラマが、完成します。

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機動戦士・チャングム

4.5せめて人間として死ぬための努力

2016年3月4日
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アウシュビッツでユダヤ人が虐殺されたということについては、事柄として知ってはいたものの、映画という形で見たのは初めて。 シンドラーのリストや、ライフイズビューティフルで見た程度で、これほどまでに生々しく見せた映画は見たことなかった。そんな自分にはものすごい衝撃的であった。全編通じて主人公しか映らない映像とピンボケした世界。しかし、それが、映画の世界で主人公と一緒に見ている感覚にさせる。映画は疑似体験的な要素があるものだが、この映画ではまさに疑似体験レベルが未だかつてない。本当にその場にいる怖さと緊張感がある。ドイツ兵が本当に怖い。実際はこの何百倍も、何万倍も恐ろしいはすだ。それでもその片鱗に触れられることは大事なことだと思う。 そういう意味で、この映画にはネタバレなんていうものは存在しない。全ては見なくては理解できないからだ。 まず、何が始まるんだろう、と見ていたら、何やら多くの人が集められている。収容所の中かな、と思ったら、多くの人が服を脱いでいる。そして密室に押し込められる。扉が閉まると、壁に掛けてある服を主人公サウルたちは回収していく。ここで、ああガス室か!と分かるのだ。ここで、彼らは死ぬのだ。暫くすると密室から、叫び声ともなんとも言えない声と、扉を叩く音が聞こえてくる。次第に扉を叩く音は大きくなっていか。しかしサウルは表情を変えない。彼の心はとうの昔に死んでしまったかのようだ。 そんな心理状況を説明するかのごとく、周囲はピントボケ、ぼんやりとしかわからない。しかし確実にそこでは虐殺が行われているのだ。肌色の死体の山と思われるものも見える。 そんな中で、ある時死にきれなかった少年を見る。彼はその少年を埋葬することで、自身の人間としての尊厳を、それは無くしてしまったものなのかもしれないものを、再び思い出すための行為であった。 彼はその少年を息子だと言うが、彼の息子ではないことは映画の中盤で分かる。彼自身も恐らく分かってはいるが、彼は自分の尊厳のためにも、少年は彼の息子、つまり自分自身を投影した人間であったときの自分である必要があったのだ。ゾンダーコマンドとして死んでいくしかない彼だが、彼自身あるいは彼らを人間として死なせる唯一の希望が少年の埋葬であったのだ。 ゾンダーコマンドの反乱は実際にあった出来事だそうだ。この映画でもそれは描かれるが、主人公サウルはそれに組みしようとしない。反乱は死を覚悟しながらも生きることを目指す行為であるが、サウルは逆に尊厳的な死を目指すことでそれまでの生を肯定しようと試みているからだ。 最後に死体が川に流されてから絶望したが、その後の死んだ少年が成仏したかのような、尊厳のある死を与えられたかのような人物に出会えて、彼は彼の生と死に満足するのだ。

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夢見る電気羊

2.0好き嫌いでは判断出来ない映画

2016年3月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

こういう作品が評価され、公開されている事を幸せに思わなくてはならない。 ただ、僕はダメだった…。 ただでさえ小さいミニシアターの画面がさらに小さくなり、普段だったら全く気にならない程度のメガネの曇り汚れが気になって仕方がなく感じる程の、あえての「ピンぼけ画面」に、 「うわっ!見づらっ!」っと思い、全く入っていけませんでした…。 良心と良識を以て作られた作品であり、劇中音楽を全く使わずエンターテイメント性をあえて排除した手法は高く評価出来ますが、僕にはきつかった…。 《追記》 サウルが埋葬にこだわる理由はユダヤ教の教義に基づいているのですが、これがどういう教えなのかを理解していないと、サウルの行動にまるで共感出来ません。 僕は観賞後にコレを知り、やっと合点がいきました。 これから観る方はユダヤ教の思想・死生観・墓の定義を調べてから観た方が良いです。

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悪源太

3.0八大地獄よりも・・・

2016年3月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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いぱねま

5.0胸に突き刺さる作品

2016年3月1日
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鑑賞方法:映画館

何とも言えない重い空気が・・ ゾンダーコマンドという仕事…ナチスによる強制収容所でユダヤ人の死体処理をするユダヤ人。表情はありません。淡々と仕事をしている…そんな中で…… 延々と続く残虐・残酷な描写。 主人公サウルの視点と傍観者である私たち観客よりの視点みたいな感じでカメラワークが随時変わっていく。それが何ともいえない重苦しさを伝えてくる。 鑑賞後心が落ち着きを取り戻すまで時間がかかりました。そしてしばらくして、ゆっくり思い返してみると…涙がとまらなくなりました。劇中泣くことは多々あるのですが、鑑賞後に、こんな思いになるのは久しぶりです。それだけ鑑賞中は衝撃と重苦しさで脳がショートしてたんだと思います。 万人におすすめは出来ませんが、万人に観てほしい作品。 息子云々というより、サウルのラストの表情が胸に突き刺さる。

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豆

4.5埋葬にこだわるワケ

2016年2月28日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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栗太郎

3.0内容の前に、カメラワークがNG。揺れる画にとても耐えられなかった。

2016年2月28日
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鑑賞方法:映画館

内容の前に、カメラワークがNG。揺れる画にとても耐えられなかった。

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クロ

4.0胸が痛い

2016年2月28日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

カメラが始終彼の廻りを追い続けドキュメンタリーの様 彼以外は焦点が合わない(合っても悲惨な状況) 単純で台詞も少ない 何故彼があれほど葬儀にこだわるのか?本当に息子なのか? 疑問は残るがカメラワークと演出でラストまで押しきる ラストの笑顔は唯一の救いかな 最近のナチス物は良作が多いです

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ぼんのう

4.0こんな仕事が

2016年2月24日
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鑑賞方法:映画館

あったなんて 生きるって大変なことなんだ 遠くに見える映像は現代人への戒めかもしれない

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れこほた

3.0儀式を通し救済される人間性

2016年2月23日
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鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

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REX

5.0す、すごい、、。

2016年2月22日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

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細川弘乃

3.0近視眼すぎて疲れる

2016年2月19日
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鑑賞方法:映画館

撮影手法と内容のため、疲れた。人の顔をずっと見続けるというのも疲れる。ラストを際立たせたいのだろうけど焦点が近すぎて内容が入りづらい。うーん、乗り切らなかった。

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ワイナオ@フロワク@映画おじさんの風呂が沸くまで

3.5カメラワークがおもしろい

2016年2月19日
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悲しい

知的

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chardonnay*

2.5サウルの息子?

2016年2月18日
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鑑賞方法:映画館

4:3のスタンダードサイズかつ、スクリーンの脇の黒味で映像がさらに暗く。。。かつ、さらに、ピントはほぼサウルにしか合わず。。。森に逃げ出すシーンは、そのせいか視野がパッと広まったように感じるが・・・。

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sakatea

4.0死者を葬る

2016年2月17日
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この人間としての営み。 サウルの表情は最後までずっと固いままだが、死んでしまった息子をラビとともに葬る事に自分の命をかけている事がわかる。 ホロコーストの手先として、わずかの間生き延びるために、ゾンダーコマンドをする男の自分の最後の尊厳を守る事なのだ。 戦争で、ホロコーストで殺された死者たちはずっと人として埋葬され、供養される事を願っている。 それは生きている我々が、もう殺さないと誓う事だ。 カメラはずっとサウルについていくので、わかりにくさがある。死体処理の場面も多く、カメラの外側を想像すると震えてくる。 外に出たシーンの森の緑の木々は、奇跡のように美しかった。

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Momoko

4.0この監督の次回作が早く見たい

2016年2月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

難しい

ホロコーストがテーマなので、当初はあまり気乗りしていなかったんですが、オスカーの外国語映画賞最有力ってのと、やはりユダヤ人研究は自分の生涯のテーマなので、意を決して見ることにしました。 そしたら、これがとんでもない代物だった。去年のカンヌでグランプリ取ってます。ゴールデングローブでも外国語映画賞受賞。見れば納得ですよ。 何が凄いかって、とにかく画面設計が斬新なんです。それを実現する撮影も凄い。画面は3:4というスタンダードの画角で、カメラは主人公の背後30センチあたりが定位置。いわゆる三人称視点です。ピントは常に浅く、主人公の背中に記された赤い大きなバッテンにフォーカスされます。だから背中越しに見える風景は、いつもピンぼけています。舞台はアウシュビッツの収容所。その中で繰り広げられる陰惨な出来事は、狭い画角とピンぼけ状態で描かれます。つまり、肝心の場面は「見えそうで見えない」。そして、主人公はある使命に取り憑かれていて「あちこち目まぐるしく移動する」。……ワンカットが20〜30秒というのはザラ。1分以上の長回しもたくさん出てきます。 監督は弱冠38歳。ハンガリー出身のユダヤ人ネメシュ・ラースロー。長編1作目だそうです。ゲーマー世代ですよね。そうじゃなかったら、こんな映画の撮り方思いつかないでしょ。 終盤、カメラは収容所を飛び出し、森を抜けて川を渡ります。映像は観客に若干の開放感を感じさせながら、実に複雑なフィナーレを提示します。 久々に「ヨーロッパ映画」を見たなという感じ。早くこの監督の次回作が見たい。

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アイアムOK

4.0タイムカプセル

2016年2月15日
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悲しい

怖い

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ミカ