「よくわからなかった、で良いのか?」サウルの息子 Rinさんの映画レビュー(感想・評価)
よくわからなかった、で良いのか?
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遺体処理、ホロコースト、息子を見つける、死者を弔う、埋葬etc
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自分がこの映画を観る前の予備知識
もっと死や死者について尊ぶ姿が強調された映画かと思っていたが、予想とはちょっと違った。
違ったと思ってしまった理由として、ユダヤ教の知識や宗教観、収容所での反乱などの知識や理解があまりにも自分に足りなかったんだと思う。
主人公がひたすらラビに拘る心情が理解できなかった。
もういいじゃないか!と途中何度も思った。
挙句、せっかく見つけたラビは①入水自殺未遂→処刑、②祈りの言葉も言えない偽物、という散々なオチ。
とにかく!主人公の最後の笑顔がとてつもなく印象的。あの時彼は何を思ったのか。あの一際色彩を放つ少年に。
息子の生まれ変わりだとおもったか、あるいは新たな「息子」を見つけたのか…?
カメラは常に主人公近影もしくは主人公の視界を写すため周囲からの情報は少なく、また肝心の主人公も全然喋らないため、総括すると「よくわからなかった」となってしまうのが非常に残念。
もちろん、その結論に至らざるを得ない理由は前述の通り、自分にあるのだろうが。
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