劇場公開日 2016年9月17日

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「過ちを犯した少年の清濁合わせた成長物語」映画 聲の形 オノキチさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0過ちを犯した少年の清濁合わせた成長物語

2017年5月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

過去に決してやってはいけないような過ちを犯した少年少女が、それに見合った制裁や報復を受けてひどく傷つきながらも少しずつ贖罪して救われていく話。

過ちを犯した者がむごく傷つけられるのは世の道理であると思うし、それをリアルに表現していたと思う。反省の仕方も人それぞれで、自覚して後悔する者、自覚しながらも目をそらそうとする者、自覚できず同じ過ちを繰り返し続ける者と多様。キャラクターが多いのにそれぞれが役割を果たしているのも評価ポイント。

一度犯した罪の罰は赦されずに残り続ける傷もあれば、許されて癒される傷もある。報復で傷ついて成長する者もいれば、大して罰を受けず成長しないままのやつもいる。
そういった理想論では進まない現実もありありと描ききっていてとても感動した。

そう、許してくれないままのやつらもいるし、何も反省せず成長しないやつもいる。

オノキチ