「人と逆の事を言いたがるタイプの人が好みそうな映画」映画 聲の形 king mannequinさんの映画レビュー(感想・評価)
人と逆の事を言いたがるタイプの人が好みそうな映画
ネットで聲の形を推している人の意見を見ると「聴覚障害者がヒロインだけどそれだけの作品じゃない」と必ず言いますが、だったら何故タイトルを、「聾唖」から「聾」の字を取って「声」と読ませて「聲の形」なんていうあざとい物にしたのか?答えは障害者で関心を引きたかったからです。それ以外はありません。もし硝子が登場していなければ映画化なんてされるはずもない、箸にも棒にも掛からない作品である事は誰もが同意せざるを得ない事実ですから。この作品では聴覚障害者、硝子は客寄せパンダなのです。
そして聴覚障害者、硝子は昔虐めた主人公も惚れるほどの見た目は完璧な超絶美少女であり、性格も最高に良く、完全に無垢な被害者としての障害者というTHE・ステレオタイプな障害者ヒロインであり、感動ポルノで金を稼ぐ事で有名な日テレの24時間テレビと同じスタンスでしかありません。子供の頃に見たドラマの主題歌の「青いウサギ~」という歌が頭に過ぎりました。見ながら何度も「何故こんなレベルの物を今更出すのか?」と疑念が湧き、「もしかしたら失敗だったかも...」と思い始めました。そして案の定、イジメ、自殺、植物状態、泣きながら大声で喚くという、恥も外聞もないセンセーショナリズムの嵐です。結局最後まで何が言いたいか解らず、中学生日記のアニメ化と言えば中学生日記に失礼なほど、全く低レベルでした...。
ちなみに去年「ギャングスタ」という、聾唖の主人公(ギャング街の何でも屋)が驚異的な身体能力で敵対するギャングを殺しまくるという作品があったのですが、この作品では主人公は聞こえないから話し方も硝子同様、聾唖者独特の聞き取りにくい物だったりするし電話は取れないけれど、味方が後ろから肩越しに敵を撃てる(聞こえないから)という障害者の長所短所をさり気なくバリアフリーに描いていて障害者を物語に使うなら今時これくらいのセンスが欲しいという見本のような作品でした。
しかし「聲の形」では聾唖のヒロインが常に悪目立ちしていて見せ物小屋のように「可哀想な人」という札を付けられ並べられています。泣きながら不自由な言葉で絶叫するシーンもあり、本当にこれほどなりふり構わず下品なお涙頂戴を実現した作品は滅多に見ません。見ずに批判するのではなく、実際に見て、レベルが低い作品だと自分の目で確認出来たという意味では見に行ったのは無駄ではなかったですね。
この映画を推してる人は「自分には君の名は。は合わなかった。聲の形の方が面白かった」などとしたり顔で言いたがるタイプが多いですよね。個人的には辞書の「感動ポルノ」の項目に是非この映画を載せてもらいたいと思います。
私は腰の神経の障害で痛覚がむき出しになっていて、その事で面白がって腰を執拗に蹴られてその度に泣いていました。
補聴器を取り上げるという主人公の行動に昔を思い出して、心底この主人公が嫌いです。感動ポルノ、その通りだと思います。
とても熱量のある感想ですね。何に対して怒りを感じるかは大切なことだとおもいます。ただし、「硝子は性格も良く」見えたのならば、それはあなたの偏見です。それも大切な気付きになるはずです。
かなり前の投稿に失礼します。
ほぼ全て同じことを思っていました。
君の名はと比べて、すごく有名でメジャーな作品よりちょっと隠れてしまったマイナー作品のがいいって言ってる自分が好きなんだなと思いました。
自分の事をひたすら書いてるように見えますよ?あなたの書評は。
まあ、これを書くこと自体、大して意味はなさないでしょうけど。
程度が低い、以前の内容だと思いました。
作品じゃなくて、あなたのお人柄をひたすら書いているだけだから。