「もう一度見たくなる」映画 聲の形 ひじさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一度見たくなる
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原作を少年誌で時々拝見していたため訪れました。
とにかくキャラクターの心情描写が素晴らしく、開幕10分で号泣。
小学生つまり幼いからこその過ちに主人公が気づくシーン、母親の愛情があらわれるシーンをみて更に号泣。
聴覚障害をテーマにしているからなのか、イジメという言葉を出さずとも観客に伝わる描写があったり死んだ動物の写真を部屋中に貼っていたり(見所はなぜそんな写真を貼っているか)など、観客がどれだけ作品を「ミテ」いるかで作品に対する理解度が変わるなぁと思いました。これからこの作品をみる方には映像の隅々までみてこの作品の良さを感じて頂きたいですね。
そして1番同情したのは植野。彼女の行動は間違っているが、気持ちは理解できるので嫌いにはなれないキャラクターです。
また、映画では深く描かれていないシーンを見て、あぁ原作では実はあんなことがあったんだよなと回想し、またホロリ。
「君の名は」より感情移入できるのは登場回数の少ない登場人物でも、個性がしっかり描かれているからです。
私は断然「君の名は」より「聲の形」派ですね。もっと売れるべき作品です。大好きです、ありがとうございました。
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