「捻くれねじれた青春」映画 聲の形 テツさんの映画レビュー(感想・評価)
捻くれねじれた青春
タイトルのような感じで
登場人物のほとんど全てがどこかしら心がねじ曲がっていたり、捻くれていたり、歪んでいたりしており、彼ら彼女らの行く末を見届けたくなるので物語にはとても引き込まれる。
オープニングのテンションの高い曲はどこか合ってない気もする。
小学生の純粋かつ無垢で無知ゆえに残酷な描写はどこか自分も何かが違えば自分もこうなっていたのかも知れないと思いながら観てしまった。(自分も小学生低学年のときはこういう所もあった気がするので)
高校生?になってからもみんな鬱屈したものを抱えているようで、かなりヘビー。
同時期に公開されている大ヒットのアニメ映画がキラキラとした青春エンタメだとしたらこちらはねじれた青春ドラマと言ったところだろうか?
あちらもとても面白かったがこちらもとても引き込まれる面白い映画だったと思う。
原作ファンの友人も面白いと言っていた。
ただ、原作よりも主人公たち意外の描写が削られているとのこと。さらに原作の方がもっとエグイとか。
主人公たち以外の描写が削られてるのは映画としてまとめる上でどうしても発生することなのでしょうがないかも(あー原作読みたくなった)
あと、削られてるせいなのか、俺の感じの問題なのか、登場人物の心の機微とかがどうしても拾いきれなかったし、この物語のテーマのようなものも伝わってこなかった感じ(まあ私の感受性はゴミくそレベルなのは認める)
ゆえに原作を見てじっくり登場人物の心の機微を観たくなった。どうしてもアニメーションゆえに理解しきる前に展開が進んでしまうので、何度も読み直して理解を深めてもいいのかなと
ただ、この作品も非常に引き込まれる作品ではあるので満足してます。
他の方のレビューを観て
やはり色々と省略はされているらしい
その中でも自分の考えを拾いだせてる方はスゴいと思った(俺の感受性はゴミくそらしいわ…)
エンディングの展開はやはり物語なのだなぁとどこか大団円になりすぎている感もあるかもとは確かに思わなくはなかった