溺れるナイフのレビュー・感想・評価
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コウが一番‼︎
原作のコウと菅田将暉…いいですね〜
コウの魅力全開です。クールでミステリアスでいて好きな女は守り抜くって…理想の男子です。
夏芽は都会の子。しかもモデル。
田舎暮らしに慣れず少し同級生と距離がある。
芸能人故に危ない目に遭う夏芽、守れなかった後悔と罪悪感からかコウは夏芽から離れる。
高校生になり2人は再会。
再び燃え上がる感情をコウは打ち消し、夏芽を突き放す。
なんとも刹那く歯痒い2人。
コウは町から出る事は出来ない。町を守る宿命を背負っているのだ。
祭りの夜…
思い出の場所…
更なる事件が…
コウは愛する人を守る…今度こそ…永遠に…
やっぱり菅田将暉は良い。
綺麗な横顔…水面に浮かぶ…
ちょっと鬼ちゃんに見えるが表情が別人だ。
引き込まれました^^*
原作を少しだけ読んでいましたが、内容は全く思っていたのとは違い、それが逆に良く引き込まれました。
菅田将暉君の芝居は、昔から惹かれるものがあり今回も漫画原作とだけあり体重を落として臨み演技も素晴らしかったです。
火踊りのシーンも圧巻で見入ってしまいました。
大友君の役もすごく自然体で、出てくる度にほっこりしました。
恋愛映画とはまた違った作品で、私は好きです。
気になった点はカナが何を考えてるのかよく分からなかったことと、夏目がコウを追いかける時のBGMですかね^^;
今回見て良かったので改めて原作も読もうと思います。
役者の存在感。
原作のファンです。
内容は、無理もないですがかなりはしょられているので、何故こんなになるまで二人が惹かれ合うのか、命をかけることになるのか、が見えてこなくて、才能溢れるヒステリックな少女の恋に振り回されてるような気分でした。でもとにかく菅田さんの演技と存在感。すごい。美しい。火祭りの時は佇まいを見ただけでため息がもれるほど美しかったです。
小松さんの演技はすきではないですがあの少女と女の中間でしか表せないエロティシズムは彼女の持ち味ですね。存在がセクシーすぎて、ひぃー!ってなってました。
本編とは関係ないですが、予告映画が青春恋愛映画ばかりで本編始まる前に死にかけました。。つらい…
55点
引き込まれない
私はジョージ朝倉さんが大好きで
原作のファンでもありましたので楽しみにしておりました。
私が思っているこのマンガの肝は、
コウちゃんと夏芽の他者にはない特別感です。
よれ故にお互いの特別視です。
それがあって最後の「衝撃じゃけ」が生きてくると思います。
この映画はその”特別感”にかなり欠けています。
もっと最初にコウを特別な存在として確立して欲しいです。
でないと夏芽がなぜコウに惹かれたのかわかりません。
大友というふつうの男の子との対比も生まれていません。
コウを特別にしなければ
・コウと夏芽がなぜ別れたのか
・コウがなぜ高校生になってグレたのか
・カナちゃんがなぜコウに執着するのか
・むしろカナちゃんの存在意義
などいろいろとわからないと思います。
コウと夏芽が別れたことに触れるシーンで
「神さんでいてくれなくなったから」
といってほしかったですね。
挿入歌が意味がわからなかったとか
広能さんのカメラがチープにみえたとか
夏芽がバッティングセンターで大友に
「すきになんないよ」の声が聞こえにくいとか
夏芽が成功したシーンをわかりやすく描いて欲しいとか
言い出せばキリないのですが
もう既に言われていますが、雑ですね。
17巻を掻い摘んで2時間に濃縮するのは難しいですが
もう少し話の軸になる部分はしっかり描いて欲しかったです。
最後の着地点はやはり「衝撃じゃけ」なのですが
もう少し見つめあったようにしてほしかったです。
良さと悪さが均衡している…
今の映画界に欠かせない存在ですね、菅田将暉さん。芝居力には毎回圧倒されます。
重岡さんの芝居はあまり見たことなかったのですが、今回は色々合っていたのかな?
好感が持てました。(噛んだシーンをそのまま使うのも悪くないと思うけど、なんども出されると余計な気もしてしまいます)
ただ、何と言っても展開が早い。
予告編観たらもう観た気になってしまう映画が個人的にちょくちょくあるのですが、プロモーションに力入ってる分余計そう感じちゃいました。意外と、それ以上何も起きないのね…というか起こしてくれないのかーいという。
レジュメみたいな脚本で進んでしまう感じ…
前半が特にそれで、気づいたら後半に突入していた…だから、時間もそれぞれの人物像も相当変化してます。もちろん観客が想像で補う部分も必要だけど、あまりにも想像させるヒントになる要素が少なくてですね…
『何故あの2人が命張るくらいまで惹かれているのか』疑問なんです。
最後にあの決断を下すのには、決定打というか何か足りない気がしちゃいます。
夏祭りで一件があって、それが2人の足枷になっていることは勿論分かるし、どれだけ精神的な時間を停滞させているかっていうのも読み取ることは出来るけど…
キャストがインタビューとかで、撮影期間17日と言ってましたね…それもまた堂々と言えちゃうのも日本だなって感じです。
『短い期間で良くやったわね。』になる感じ。撮影前に下準備をしているのだろうけど、いざそれを形にする過程が雑すぎると思う。この作品に限らず、基本的に撮影期間であったり下準備であったり、1つのことにお金をかけてじっくり仕上げるっていう感覚がないのかなーって思います。
いい俳優が重宝されて忙しくなるのは分かるんだけど、本人のことを考えたら、それを何年も続けられるわけではないのだしもう少し考えてあげるべきだと思います。
レビュー、初めて書きました。長文…すいません。
ストーリーに重みがない
原作のファンで配役が良く、期待していた映画なだけにがっかりしました。
撮影期間17日間という短い期間だったからなのか、ストーリーも台詞も演出も薄すぎる。
お金を払って映画館で見て怒りさえ覚えました。
まず第一にストーリー展開が早すぎます。
映画始まって五分で主人公とコウちゃんはお互いを特別視。(なぜ?)
写真集の撮影中コウちゃん「そいつはオレのもの」発言。(早すぎないか?)
主人公「写真集できた」(早すぎない!?)
コウちゃんと主人公が言い争うシーンは心情表現が不十分で、あれだと「なんでコウちゃんいきなり別れたがってるの?」と思ってしまう。
コウちゃんと夏芽が付き合ってた期間のシーンは「空ー!海ー!」と叫んでいるだけで、映画後半「そんなにコウちゃん大切だったの?」と疑ってしまう。
などなど……。
だらだらと書きましたが、つまりストーリー展開が早すぎるんです。
一つ一つのシーンがさくさく進みすぎて(特に前半)、かと思えば後半は主に大友関連のシーンで「そんなにそこ尺いる?」と思うシーンがあったり…。(カラオケのシーンなど)
そのせいで、登場人物たちの想いが軽く感じてしまうし、曖昧な台詞回しや表現にしすぎているせいで「えっ何が起こったの?」と思う方もいると思います。
もっと丁寧にストーリーを進めて欲しかったです。
また、所々雑だなあ…。と思う所も多々ありました。
主人公が転入してくるシーンでモブ生徒ワンテンポ遅く「プラムノナツメチャンジャ!(棒読み)」
有名なカメラマンのカメラが「本当にそのカメラでいいのか…?」と不安になる程おもちゃのようなカメラ。
挿入歌の「このタイミングでこのテンションの曲入れる?」感。
最後の司会者の棒読み、周りの観客エキストラ感。などなど…。
あと大友がたまに台詞噛むんですけど、噛んで「リアルだなあ」と感じるなら良いのですが、普通に「あっ台詞噛んだ」と思ったので、あの演出は完全に蛇足だと感じました。不必要に噛んだままのシーン流さなくていいと思います。
とにかく一言で、雑な映画です。
厳密にいうと、「監督が好きな(好きであろう)シーン以外は雑」です。
本当にそれがよく分かります。
「あ〜この監督こういうの好きなんだろうなぁ。」って。
少なからず映画作品はその監督の趣味が現れるものですが、これでは少し自己満映画過ぎるのでは?
映画を観てて、力の入れているシーン以外は「はいこのシーン入れましたよ。次のシーン行っても良いですよね?」という感じだと思いました。
一つの映画にするのが精一杯だったのでしょうか。
自分が興味がないシーンでも丁寧に作って欲しいな、と感じました。
少女漫画の中身のない実写化が多く、最近のこの流れにうんざりしていた中、溺れるナイフにだけは少し期待していたのですが、本当に残念です。
やはり何巻もある漫画全部を2時間に詰めて、かつ良い映画にしようというのは無理があるんだなと実感しました。
日本では一種の「漫画実写化ブーム」が起きていますが、私はやはり「ちゃんとした映画」を観たいと思いました。
このような映画作品が注目されるようでは、邦画の将来が心配です。
山戸結希はオリジナルでこそ輝く
今回外部から脚本家を入れてしっかり構造立てて話が構築されていて、脚本を読んだ時はその山戸結希らしくなさに驚いたものです。
でもそこは井土さん!さすがだなと思う話の運びで、脚本その物はとても面白かった。
だからこそ、劇場で愕然としました。
なにこの改編。
なにこの改悪。
ちゃんと計算された脚本を、
天才が感覚で直しちゃった結果、
いくつもの断片が混在したって感じでしょうか。
あとIQがめっちゃ低い感じになってましたね。
菅田くんの独白シーン、必要?
(セックス後の泣いてるシーンです)
重岡くんの『友達だよな』の繰り返し、必要?
カナちゃんが嫌いなのは分かるけどさぁ、そんなにシーン削っちゃう?
過剰演出も目に余ります。
山戸結希さん作品の持ち味なのかもしれないけど、
さすがにグルグル歩かせすぎじゃない?回りすぎじゃない?
椿を道路に散らしたシーン、あそこのカメラワークは狙い通りキレイでした。
水中に沈むシーンもキレイでした(タイトルバックは微妙だったけど)
白いワンピで失踪させるときの映像美、海の色、空の色、拘りがあって好きです。
菅田くんの祭りシーンの長回し良かったです。
でも!映画としては、根本的なところで破綻してる気がしちゃう!
久々に、早く終わらないかなあって、観ていて苛立ちました。
(原作は置いておいて、脚本と映画だけを比べた感想です。)
絶対彼女
菅田将暉さんの演技や立ち姿、全てに引き込まれっぱなしの2時間。中学時代の、全てを俯瞰したような目や表情。どこか人間離れしているような走り方や所作。そして時に見せる笑顔や爆発した感情。菅田将暉さんの演技の全てを見逃したくない、そう思った。
菅田将暉さんだけでなく、重岡さんのナチュラルな演技もとてもよかった。大友(重岡大毅)がいて、夏芽(小松菜奈)のコウ(菅田将暉)への想いがより強調されたし、ずっと見続けられたのだと思う。カラオケでの「笑ってよ」というセリフ、印象深い。
また、映像がとても美しく、浮雲の自然や火祭り、水中でのシーンは息をのむほどで引きこまれた。水中でのシーンがアテレコを使っていて不思議だった。
ストーリーに関しては、展開が急な部分が多く気づいたら時間がかなり経っていたり、夏芽の感情の変化についていけないところもあった。またBGMの入れ方が唐突だったり、テンポの掴みづらい曲を使っていて違和感を覚えた。
神秘的で狂った不思議な世界観。
今までで1番の実写化映画!
漫画実写化反対派の私が初めて見たいと思った映画です。予告で見たジョージ朝倉の世界観を見事に再現したきれいな情景と見事なキャスティングに惹かれ、公開初日に行ってきました。溺れるナイフ愛読者で実写化反対だった方も絶対見た方がいいと言える作品になっていました。コウと夏芽もハマり役でスクリーンに釘付けになりました。何よりも大友役がすごくいい。正直主役にしか目がいってなかっただけに彼の演技にはびっくりさせられて終始鳥肌がたってた。大友の熱唱シーンには涙したし、難しく重い話が続く溺れるナイフ、大友の存在がなければ最後まで見れないと思う。でもちゃんと恋愛映画らしいキュンキュンしたシーンもあって今までにない映画。今までたくさんの映画を見てきたけど、ここまで実写へのキャスティングがいいのも初めてだし、その配役みんな演技や表現の実力があるし、あのジョージ朝倉の世界観を表現できる監督や音楽も凄いし、正直こんな映画初めてで驚いています。見て損は絶対ない。最高の映画でした。傑作。Twitterやインスタ、Naverまとめなど公開初日にして既に話題になってましたよ。各キャストさんの代表作になること間違いなしです。
美しい作品でした
10/26、よみうりホールでの試写会にて鑑賞
原作の大ファンだった私はキャストに菅田将暉くんと小松菜奈ちゃんというどビンゴな二人に公開前から大満足と大期待。
映画は甘々なシーンばかりをいれず、漫画の重要なシーンがカットされていないところに感無量。
ただ、1つ言うならばマニキュアの色が黒とオレンジではなかったのが残念。
しかし、本物の望月夏芽と長谷川航一郎のような二人が終始美しすぎてウットリしてしまいました。
また撮影地に使われた和歌山の景色や神さんの海が原作とそっくりで実際に行ってみたくもなりました。
大友役の子が話すたびに会場にはドッと笑いが起こっていたので、ファンの方が多かったのかな?
かなちゃん役の上白石萌音ちゃんもセリフは少ない役ですが、存在感がしっかりあり中学時と高校時のビフォーアフターに目を疑いました。
あ、そうだかなちゃん途中ですごい変わったんだ!としばらく読んでない原作を思い出しました。
原作を読み終わり方もしっかり理解している最後までスッキリ楽しんでみれましたが、原作を読んでない方は最後はどうなったのか頭にはてなが浮かぶかもしれないなと感じました。
観た方がどう感じたかこれからレビューを見るのが楽しみです!
おお
漫画を知ってる人は、実写化してほしいシーンがしっかり実写化している
まず、カットが独特…
周りの背景が和歌山の綺麗な大自然なために
それを生かされていたし
その美しさに負けない美男美女のキャストが
すごく絵になっていました。
内容的にもカットの絵の撮り方も
女の子が好きな人にはついしてしまうような
女の子の妄想と嫉妬と恋愛と格闘する思いが
詰まっている。
菅田将暉くんの鋭い目線に
劇中ころされかけるほど、胸がグッとなって
ドキドキした。
キスシーンなんて全て素晴らしいシチュエーションだし憧れだし
女の子だけでなく男の子にも見て是非見習ってほしい(笑)
わたしが個人的に好きなシーンは
夏芽が、大友とデートする前に
マニキュアを足に塗るシーン…
海で出会ったコウは暗い青い色のマニキュア
次の日大友とデートするっていう気持ちからも
小指だけ椿の色の大友をイメージして塗るシーンなんかは
私はとても好きだった。
マニキュアの色が、オレンジではなく赤なのは
恐らく、次の日大友に「椿が咲いてるみたい」
と言わせたかったのか
それとも青とか赤で、コウと大友を対比させたかったのかと思う
私はとてもよかったと思う。
なんでも気持ちを真っ直ぐにぶつける夏芽が
少女マンガらしく、言葉ではないところで
気持ちを表現したひとつだと思うし
重岡くんのファンである私は
他の人のレビューをみて、重岡くんのどんな違う姿が描かれ、詰まっているのかな?
と期待してしまっていたが
いざ見ると
まんま、重岡大毅(笑)
雑誌のインタビューをみると、重岡くんは大友をすごいと言っていて
あんな積極的になれないなんて言っていたけれど
長回しのアドリブシーンだけだったからか
演技、というよりも重岡くんをみている気もした。
重岡くんの好きな部分が詰まった映画だと思います。
菅田将暉くんの目線と強引さに
何度も目を伏せたくなった
恥ずかしくなるくらい、ドキドキしてしまった。
大ヒット間違いなしの映画
山戸結希監督はすごいと思いました
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