マネー・ショート 華麗なる大逆転のレビュー・感想・評価
全311件中、281~300件目を表示
華麗なる大逆転ではない
邦題や予告パンフから、少しドラマ仕立ての展開を期待して行ったのですが、全くそうではありませんでした。
4人の視点から見たドキュメンタリー仕立て、と言ったほうがいいのかもしれません。
TVで言えばNHKスペシャルに近い感じなのかな。
一つ言えるのは邦題にある、「華麗なる」大逆転ではない、ということ。
第三者から見て、面白おかしくという意味を込めて付けているのでしょうが…笑えない。
他の方も書いておられますが、実際に起こった出来事は
とても残酷で、陰惨で、悲しいもの。
怖いと言ったほうがいいのかもしれません。
儲けは儲けですが、人の不幸に賭けて、そして起こった儲け。
スティーブ・カレルが終盤、儲けを確定させようと焦る仲間に
ある一言を呟くのですが、その台詞がその前後感の演出も含めて
秀逸だと思いました。
あとクリスチャン・ベールの冒頭と最後のメッセージ。これも凄い。
人の性というか、本質をよく現した言葉だと思います。
ただ、中盤までに所々で入る大音量のBGMは要らなかったかな。
今から考えれば劇中ではいいスパイスかな、とは思うのですが
鑑賞中は没入感を削がれる事この上なかったので。
これから観に行かれる方は(金融の知識が無ければ)
映画.comの特集はとりあえず読んでおいた方が
楽しめるかもしれません。登場人物の紹介の辺りから。
また、胸のすくような展開があるのではなく、
(分かっていても、見たくなくなるような)
胸のつかえるような展開があるだけです。
けれど、その展開こそが、この作品の肝だと思います。
監督の演出に乾杯。
難しい
なかなか面白いと思ったし、もう一度観てみたいと思った。私は経済用語はまあまあわかるから興味深いという感想が持てた。だけど経済用語に疎かったら、どのくらい理解できるんだろう?面白いと思って観れるんだろうか?
もう一度みたい
いい意味で裏切られました。
もっとアメリカン映画らしく
華々しく
豪華に
テンション引き上げられてしまうような
悪く言えば単純な
パーティ系の映画だと思っていました。
すごくリアルで、
汚くて、醜くくて、
そんな、
人の本来のあるべき姿などを考えさせられる
十分に見返す価値のある映画だと思います。
タイトルは本当にこの映画を見た人がつけたのかと疑うほど、ふさわしくないと思います。
すき邦題?
邦題には相当な違和感を感じますね。作品の概要を知っている人でさえ「華麗なる」のワードにハッピーエンドをイメージするだろう。しかし実際はどうであったろうか。忠実に描いているだけに残念。
映画の本質よりも観客動員を優先したネーミングだとしたら大問題では?
サブブライムローン問題の講義
サブブライムローン問題がどの様なものだったのか、その時問題を見抜いた投資家達の視点でみせる講義の様な映画。
問題を見抜いた彼らは当然莫大な富を得たけれど、決して心からハッピーではなかったと言うストーリーであり邦題はナンセンス。
しかしホント誰か気づけよと言うクソみたいなバブル。
つい最近実際にあった事件だし、みせ方も映画としてどうなんだろう?と思いながらみていたけれど、上手く引っ張り煽り勿体つけており、展開はわかっているのになかなかヒリヒリさせてくれた。
なかなか破綻しないサブプライムローンにやきもきする登場人物たち。。。
Movix堺で映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(The Big Short)を見た。
土曜日の午後の上映回。観客は20人くらいか。
リーマン・ショックは、2008年9月15日に、アメリカ合衆国の投資銀行であるリーマン・ブラザーズ(Bankruptcy of Lehman Brothers)が破綻したことに端を発して、続発的に世界的金融危機が発生した事象を総括的によぶ。
負債総額、約6000億ドル(約64兆円)という史上最大の倒産により世界連鎖的な金融危機を招いた。
自分も少額ながら投資をやるので最初から最後まで面白く楽しめた。
カミさんは「わかりにくい。つまらなかった。」と言った。
上映時間は130分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
今見るべき映画
マーゴットロビーが風呂入りながらサブプライムローンについて突如解説し始めたり、他にもセリーナゴメスとか料理人とか色んな人が出てきて金融破綻に至る経緯を軽めのテンションで解説してくれるシーンが含まれてはいるものの、やはり事態が事態だけに落ち着くところはかなりズッシリと重かった。
とにかくこの映画で一番大事なのは 如何に金融破綻というものが悪意に満ちたシステムの元発生したか ということだと思う。 途中解説が入るとはいえやっぱりこの映画の言ってることの全ては金融商品についてかなり精通してないと中々全て理解するのは難しい(少なくとも自分は要所要所で?となる言葉が出てきた)ただそれでもこの映画を見れば、あの金融破綻というものがいかに一部の人間の甘い蜜のためだけに引き起こされたのか ということは見た全員がわかるようになってるし、それこそこの映画の存在意義だと思う。
つまり こういう訳のわからない事が原因で結果世界はひっくり返ってしまう 一部の人間の利益のためだけに そんな事あっていいの? というメッセージを観客に間違いなく訴える作りになってる所がこの映画の、しかも大統領選挙が差し迫った今とても意義深い所だと思う。 ましてや誰も責任も取らないどころか偉い人達は救済措置の中でボーナスまで貰い、加えてまた同じような仕組みで儲けようとしてるって言うんだから本当ゾッとする。
実際アカデミー賞のスピーチで監督は 今度の大統領は投資会社とか銀行とかと繋がりがないような人をキチンと選ぼう というスピーチをしてたみたいだし、本当に、正に今見られるべき映画だと思う。
経済の崩壊。その結果…
邦題マネーショート華麗なる大逆転、原題世紀の空売りを鑑賞しました。
ジャンル的には金融、コメディー映画といったところです。同じ金融、コメディーのウルフオブウォールストリートみたいではないですよ。
まず、この映画は全く経済の知識ゼロでも安心してみれるまでいいきれませんが、わかりやすいです。
この作品はアカデミー賞脚色賞を獲得していますが、それも納得です。原作もわかりやすくなっていますが、それ以上にわかりやすくなっています。
また、専門的なことをわかりやすく面白おかしく工夫してるとこが goodでした‼
社会的問題を題材にしながら笑えるとこもたくさんあり、メッセージが強い良作です。
これが本当に起こったならば全米の何千何万人が家や職を失うんだぞ!!
リーマンショックの真実。2008年9月世界史に残る衝撃的大事件に同業界に身を置いて身に染みて震撼した経験も今となっては貴重な想い出。
この実話小説の映画化はサブタイトルこそカッコよく謳っているが映画はサクセスストーリーとして決して描いてはいない。人間の欲望がもたらした愚行・蛮行を終始シリアスに展開し、浮かれる若いトレーダーにブラットピッドが『これが本当に起こったならば全米の何千何万人が家や職を失うんだぞ!!』と一喝するシーンがこの映画を象徴する。
私同様、金融機関に当時身を置き、この時を共有された方々にはお勧めです。
金曜ロードショーで観た方が面白いかも!?
ん、、、、、、予告は面白そうだったけど・・・・
序盤、クリスチャン・ベイルのバットマンオーラーを完全に消し去る演技に引き込まれたが、正直途中で頭混乱した〜笑
場面転換が早く英語も把握してる業界人じゃなきゃついていくのシンドイかも^^;
金曜ロードショーで、わかりやすい翻訳吹き替えで観た方が、理解度増して面白いんじゃないかな!?・・・☆3
で、、、、『最後の 言い訳』・・・徳永さんのニュース見た後だけにびっくりした。
金融業界の狂気を思い知らされる
現代の複雑な金融商品。実は売ってる銀行員や証券マンもわかっていない。あるいは自らを欺いてまでも売り続けるシステムだ。信用格付けまでも欺けるのだ。一般市民が知り得るはずもない~金融業界全体が詐欺まがいの状態を放置している。そして最後に割を食らうのはいつも一般市民なのだ。
知識
これはある程度の知識が必要ですね。
言葉の意味などが分からないところもあり、話の流れで掴むしかなかった。
それでも面白かったですね。
言葉や背景の説明も一工夫ありな感じで。
まぁこれは賛否両論ありそうですがw
役者もいいです。
事前に最低限の知識を入れていくともっと楽しめたんだろうなぁ…
まさにアメリカにしか描けない世界
私は邦題にいろいろケチをつけてしまうのですが(笑)、正直これもなあ~という感じで。原題の「The Big Short」、これでいいんじゃない?、と。
映画自体はすごく面白かった! 少し前に観た「99 Homes」同様、これもアメリカでしか描けない世界だと思います。
ただ、ほかのかたのレビューにもありましたが、サブプライムとか経済の用語とか、基本的な知識があったほうがよいです。
キャストはばっちり。みな適役。Christian Bale、Steve Carellのキレっぷりっもイイ!
個人的にはマークの妻役、Marisa Tomei が好きなので、出演していて嬉しかったです☆
良く分からないけど。
30本目。
経済音痴。
良く分からない言葉が出てくるけど、そんなの関係なく楽しめました。
遊び心のある監督だと思います。
あとはクリスチャン・ベイル。
好きな役者さん。
なにやっても染まる。
流石。
華麗なる大逆転ではない
CMがよく流れていて配役が豪華で以前から気になっていました。
はっきり言って「オーシャンズ11」のような華麗さや「フォーカス」のような大逆転の爽快感は全くありません。
見終わった後に残るのは良い意味でも悪い意味でも複雑な気持ちです。
また、ある程度リーマンショックについての知識を前提に進んでいくのでサブプライムローンや経済用語について全く知識がないとちょっとついていけないかもしれません。
ただ、細かい部分はきちんと解説がされてますし経済について多少興味のある方なら問題なく楽しめると思います。
豪華俳優陣の演技も文句なしです。
いずれにしても華麗なる大逆転を期待して観るのはやめたほうがいいです。
そんなにいい映画ではないと思う
テレビメディアの影響を多大に受けているというか毒されてしまっているというか、微妙なところだが、自由に動くカメラ、細かなショットというのが特徴的。また突然役者がカメラ目線で説明的なセリフを言ったり、テロップ的にイラストの説明が入ったりというのが変わった演出だといえるのかもしれない。
金融的なシステムに疎い人間にとっては、理解するのが難しい映画。ただ全てを完璧に理解したとしても、果たして面白いといえるのかどうか、甚だ疑問。テレビ的に仕上げたことが、かえってテレビドキュメンタリーの方が面白いのではと思わせるに至っている。内容も気持ちいいものではないし、貧乏人はただ憤るだけ。
劇中のメタリカとエンドのレヴィーブレイクが個人的には大いなる救い。特にエンドの絵と音は最高。これを見るためにここに来たんだなーと思えたので結果つまらなくはなかった、と言える。
全311件中、281~300件目を表示