「牽引国としての責任を問う一記録」マネー・ショート 華麗なる大逆転 しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)
牽引国としての責任を問う一記録
サブプライムローンが招く
バブルの正体とその崩壊。
冒頭に提示される謎が
多角的な視点から
軽妙なタッチで
解明されていくプロットに
ときどき頷きながらの鑑賞でした。
かつて日本も
巨大なバブルに包まれた
超好景気の時期がありました。
本作の用語解説に登場する
行動経済学者さんの言葉に
あの当時の自分を、世間を、日本を
フラッシュバックさせられました。
…いま安全なことは次も安全だと思ってしまう
バブルは崩壊の兆候を見せているのに
そのことを気にとめない世間がありました。
バブル時のモラル自体が
本来のモラルとは異なっていました。
そして日本は現在も
経済低迷をなかなか抜け出せません。
これからの世界に
想いを馳せざるを得ません…
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