あやしい彼女のレビュー・感想・評価
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良い作品は、国を選らばない
やっぱり、ストーリーが良いと国を問わず感動的な作品になる。
特に、今作は主演の多部ちゃんがコメディとシリアスどちらもこなす女優だけにこの振り幅の大きいストーリーの限度まで引き出してくれた。
もちろん脇を固める俳優人も素晴らしい。
素敵なストーリーに日本人ならではの情がプラスされ笑いと涙で大満足である。
そしてこの作品のもうひとつの見所は、音楽であるが昭和の名曲を本格的にアレンジして本当にリリースしても十分ヒットするレベルに洗練されている。
さすがヒットメーカー小林武史さんが手掛けているだけの事はある。
主人公が伝えたい名曲とは人を勇気付ける魅力があると言うものはしっかり観衆に伝わっていた。
所詮リメイクと馬鹿にせずたくさんの人に感動してもらいたい作品である。
お薦めです‼️
みんなに見て欲しい映画!
笑えて泣けてとっても素敵な作品
これはやばい
多部ちゃんがとにかくキュート!
原作「怪しい彼女(miss granny)」が好きだった身としては、「原作を大切にしてくれる制作陣で本当によかった」ということに尽きます。
原作の世界観が壊されていないか心配しながらの鑑賞でしたが、いい意味で予想に反してくれました。
まず、主演の多部ちゃん。
今までどうも良いイメージが持てずにいましたが、本家に負けずとも劣らない演技と歌声でびっくり!
「歌」が作品の大きな要素であるため、その質が一番の不安材料でしたが、その不安は杞憂に終わりました。
そして今までのどの作品よりも際立ってかわいい!
スタイリストさんが優秀なのも相まって、本当にはまり役だったんだと思います。
(特に衣装さんはグッジョブです!)
原作のよい部分を忠実に再現しているので面白くないわけがないのですが、
一番最後の”髪飾り”にまつわるシーンについては、原作と同じ展開にして欲しかったです。切なさがつまっている場面なので。。
もうまもなく公開が終わってしまうと思いますが、
女優・多部未華子の新たな一面、必見です。
凄く面白い‼
笑ったし、泣いた
期待を裏切る作品
若さと自由と多部未華子
多部未華子はコメディエンヌでしょ!と最初に感じたのは『ルート225』を見た時だった。なんともシュールな世界の中で、彼女が真面目な役を真面目に演じれば演じるほど笑えてしまったのを覚えている。それと比べると本作の笑いは真逆で、クレイジーなのは突如若返ってしまう多部未華子の方であり、彼女の言動そのものが笑いを生み出している。銭湯でのぼせる姿に、彼女がお嫁に行けるのか?と余計な心配さえしてしまったが、「まいったね〜」と照れ臭く笑う姿は嫁に来てもらいたいと思うほどキュートだ(笑)。
オリジナルの韓国版は未見なので、比較してどうこうは述べないが、脚本が実にユニークだ。時折引用される『ローマの休日』が映画ファンの心をくすぐるし、ヒロインの偽名は爆笑もの!そして、お姫様は幸せというおとぎ話の固定概念を覆し、庶民の生活の楽しさを謳ったあの名作に対し、今作は若いことが真の美徳か?というところに踏み込んでくる。
若い時には何でもできる。若いとは良いものだ。うむ、確かにそうかもしれない。だが、それは現在においてのことだ。昭和歌謡曲と共に描かれる個人も国も貧しかった時代の苦労話には、若いだけではどうにもならないやるせなさに涙腺を刺激される。それゆえに孫に今の時代の自由さを語る台詞がグッとくる。
多部未華子、倍賞美津子、小林聡美というコメディエンヌ(と言っても、真面目な役どころもあるが)が織りなすアンサンブルはキャスティングの妙だ。笑って、笑って、ホロリ、かと思えば、“えっ、アンタも…!?”というまさかのオチに再び笑って、あ〜、スッキリ!欲を言えば、もう少しドタバタ感があっても良かったと思うし、ラストのフェスも昭和歌謡曲で締めくくった方が説得力が増した気もするが、全体を通じて、意外な拾い物をした気分だ。
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