「手に汗握るわけもなく。」劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール ついんまーくつーせかんどさんの映画レビュー(感想・評価)
手に汗握るわけもなく。
S.A.O第1期アニメ放送開始時は「あーまたこれ系かぁ〜」と思っていたが結局、毎週ハラハラドキドキしてました。
第2期放送開始時、「ALOまではまだプレイする理由は分からなくはないんだけれど、何でこの人達あんなに辛い目に合ってんのにまた懲りずにゲームしてるの?バカなの??」とか思ってましたが物語終盤、号泣してました。
この作品は扱っている内容が人を選びがちなのですが一度見てみると引き込まれる魅力があります。
たかがゲーム、と思う方もいますがスポーツに近い感覚で見て欲しいですね。
そして今作、先にアカデミー賞最多ノミネート作品を見てからの鑑賞。
「賞なんて関係ないし、この作品は自分の事前評価を超えてくる作品だ!何がミュージカルだクソ喰らえ」
と思ってましたが・・・。
私もそろそろアニメ映画とはお別れの時が来てしまったみたいです。
まず、ARゲームなのにまだS.A.Oを引っ張るのも、ちょっとしつこいのかな?
しかも冒頭から言われているので、オーディナルスケールである意味が見出せません。
あと、ちょっとしたサービス精神は分かるんですけど話の流れとしては不要かな?
こんなシーン入れるよりだったら劇場用ヒロインともっと絡んで欲かった。
大学教授の方に言いたいんですけど、もう少し時間かけたらリスクは無くなるのでは?
時間が無いわけではないのにライブシーンから急ぎ過ぎです。展開も含めて。
それとさ、娘を・・・って件なんだけど、コソコソやらないで提供して貰えばいいんじゃないの?
同情してくれると思うし、俺が仮にS.A.Oの生還者なら喜んで提供するよ。
最後に根本的な事なんだけどARである必要ありました?
結局最後は黒の剣士(VR)が解決してる訳だし。
絵の綺麗さとアクションに関しては文句なしですが、こう言う映画は総合作品なのでお話としては雑だったと言う点で星三つとさせていただきました。