「ARであると言う設定がまるで活かせていない作品」劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール ShunActUさんの映画レビュー(感想・評価)
ARであると言う設定がまるで活かせていない作品
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ARとVRの違いが主要テーマだったはずですが、AR世界でも七転八倒の非現実的アクションが繰り広げられる為、全く効果的な設定となっていません。最後にボスキャラだけ申し訳程度にパワーアシストスーツを着用している旨あるのみです。VR世界であった空を飛ぶ様な演出は流石にありませんが、プレイヤー全員が何十分も全力バトルしても息が切れない程度の現実感です。
ARデバイスにより記憶を奪われたヒロインの奪われた記憶を書き戻されてハッピーエンドというのは、それが人間の記憶の読み書きが自由にできるモノと言えます。他作品で言うところのゴーストハック用のデバイスです。人の生死を抜きにしても大変危険で即リコールでしょう。
「AR中の交通事故の危険性」について真に危険なのはソレじゃない程度しか触れない割に、ゲーム中にプレイヤーはゲームコンテンツにしか注意を払わないし、リアル暴力振るう奴出てくるし、主人公はゲームの効率的な攻略をしたくてバイクで都内を疾走するし、全く安全に対して配慮されていません。
こういう劇がしたいんだったらなぜARなんて設定を選んだのかわかりませんでした。
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