ボーダーライン(2015)のレビュー・感想・評価
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力無き正義と圧倒的な暴力 278-12
正義感あふれる主人公は己の正義を貫こうとするも、圧倒的な権力と己の無力さ故、想像を絶する現実に対し何もぇきない。どういう事なのか説明を求めて喚き散らすのみ。任務に連れてこられた理由も、彼女が必要だった訳ではない。
法規的な正しさだけで何とかできるほど甘い環境じゃなかったのだ。力なき正義は無意味なのだ。目的を達成するには彼のような、何を犠牲にしても、どんなことをしてでもやり遂げるという漆黒の意思が必要だったのだ。
善悪のボーダーラインとは目的、環境、個人の意思によって左右されるもので、己の正義を貫きたければ力をつけねばならない、そんな映画でした。
(映像3 脚本4 演出5 音楽3 配役5 )×4=80
CIAとFBI
ダークな内容。スリル満点
デルトロがすごーく怖いです。でも、ちゃんとその理由があって、、、
メキシコの麻薬王がらみの汚職なども関係していて、とても闇が深いです。
意味を全くわからずなぜか協力するハメになる刑事?の巻き込まれぶりが、話の流れを理解出来ずにただ見るしかない私た観客とダブります。
ダークさがすごくドキドキを誘います!
メキシコの闇は想像以上に深い…。
分離する理由
ベニチオの凄みある演技に注目!
女性主人公の使い方が良かった!!
男性好みの内容で女性が主人公なのが新鮮です。車で走っているだけで緊張し、女性主人公がハードな世界に身を投じたという事がよく表現されていたと思います。例えばディズニーのスターウォーズでは永遠にできない事だと思います。しかし、あくまで傍観者のまま終わり、映画の中で一皮むけたとか成長したとかは感じなかったのが残念です。主人公はセックスしようとしただけで、全部他の人が片付けてくれるので、少年兵でも良いポジションでした。
比べ物にならない
デルトロ劇場
映画・ボーダーライン
原題・Sicario(殺し屋)
監督・ドゥニ・ビルヌーブ
出演・エミリーブラント、ベニチオデルトロ
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感想★★★★★
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素晴らしすぎる!!
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ドゥニ・ビルヌーブ監督、最近ではメッセージの監督です。
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お話は、メキシコの麻薬カルテルを撲滅させる為にFBI、CIA、軍隊から精鋭が選抜される。そして完全に違法な捜査をする。FBIから派遣されたエミリーブラントは、メキシコとの国境で、正義の在り方、現実と理想の"ボーダーライン"で揺れる。.
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ボーダーラインという日本の題ウマイですよね。しかし、原題はシカリオ。暗殺者、殺し屋です。つまり、ベニチオデルトロですww素晴らしい。.
アメリカ側にいるが、どこにも実体は無く、確固たる自分の尊厳で動く。主人公エミリーブラントの視点では何も掴めない。この映画全然説明はないですから、細かいことはホントにわかりません。麻薬カルテルも深いし、アメリカ側もどこまで捜査を認知して、どこから指令がくるのやら。主人公と同じく僕らも、とにかく連れて行かれますwこの説明のないテンポ素晴らしい。.
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役者ではデルトロ!躊躇ない感じ、感情ない感じ本職ですコイツは。”2度と俺に銃を向けるな"仲間でも打つからwしかし優しいw
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演出面も、地味だけどガチ、スタートからゲロ、グロ、メキシコ行ってからは、とにかく現状がわからないままどんどん進められる。そしてこの重い空気と、乾いた感じのメキシコの美しい景色、ストーリー展開のテンポも良く、素晴らしい。音楽もとにかく不穏な低音が良し。
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最後たまらんなー。このデルトロ劇場は何回も観たいな!!
緊張感溢れる
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督&エミリー・ブラント主演の犯罪映画である。
アメリカとメキシコの国境付近での抗争が、麻薬犯罪が現在においてどのように捜査、摘発、制圧されているのかは私は存じていないのだが、冒頭の小屋の爆発のシーンであったり、銃撃戦の凄惨さだったり、トンネルを襲撃する際の凄まじい緊張感に、私はとてつもないリアリティを感じずにはいられなかった。(流石にアレハンドロの復讐のシーンはちょっと劇的だったか。)この観客をのめり込ませる緊張感と圧倒的映像と音響の制動が、ヴィルヌーヴ監督の持ち味であろう。より現代の社会問題に対するバックグラウンドがあれば、さらに楽しめるだろう。それに疎い私はこの作品のメッセージを捉えられなかった気がしてならない。
今更映画館で観た。 好きなタイプの映画。悪の法則も好きなのだが。 ...
緊張感があって良かった!
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