劇場公開日 2016年4月9日

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ボーダーライン(2015)のレビュー・感想・評価

全190件中、1~20件目を表示

4.0ドキドキ、、、一気にみてしまう

2017年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

通勤途中の電車の中で観始めたが、続きが気になり仕事の休憩のたびに観てしまった。
ここからどうなるのか?誰か撃たれるのか?こいつが撃ってくるのか?あの先から何かでてくるのか?リアルなドキドキがしっぱなしです。
国境での攻防も見物だった。手に汗握るとはまさにこのこと。

酒場でのケイトのシーンは、それまでの色気が微塵もないシーンからのギャップ効果か、かなり良かった。

しかし、アレハンドロ強すぎねえか?

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momokichi

0.5きました、去年の「アメリカン・スナイパー」を彷彿させる、今季がっかり、ワースト候補

2016年4月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ドゥニ・ビルヌーブ。

「灼熱の魂」「プリズナーズ」そして大好き「複製された男」と世のタブー(人として、そして男として)を描いてきた最も最新作を期待した監督である。

その彼が無情の麻薬カルテルとの攻防を描くという。なるほど。

主演は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」でトム・クルーズを何度も殺したエミリー・ブラント。共演はジョッシュ・ゲス・ブローリン、とベニチオ・どゲス・デル・トロ、である。

「ボーダーライン」

最近は、邦題のダメさは、作品のダメさに比例するとまで思うようになったが、配給会社も本気で後世に残す映画は、邦題も、多少集客度外視でも、マジめに考えることだろう。いや、本作を「ボーダーライン」と名付け、その理由を正義と悪の、あるいは国境の、と勝手にテーマを押し付けてることを親切、と思う人はそれでもいいだろう。

原題「Sicario」

意味は暗殺者。つまりは一人の男の話である。「一人の男の意思」にそして一人の女捜査官が、そして悪も正義も国境もないそんな世界が、振り回される話である。

だが、己の正義感に強い女捜査官が、その世界で打ちのめされる映画は数多くあるし、その姿をドラマチックに描いた「ゼロ・ダーク・サーティ」という決定打がある。

そう、去年の「ハートロッカー」の劣化版ともいえる、「アメリカン・スナイパー」のごとく、今更感がはなはだしい。

本作、「ゼロ・ダーク・サーティ」の持つ、圧倒的な「映画的」緊張感をごっそり欠いている。演出が、この世界の「設定」に甘えている、とは言い過ぎだろうか。

また、麻薬カルテルの話でいうなら、リドリー・スコットの大傑作「悪の法則」で「淡々」と、だが、「ドラマチック」にその恐怖をきっちりと描き切っている。

最近も、無情の世界を生きる、その生き様を悲しくも美しい男を描いた「ディーパンの闘い」という傑作もある。

ドゥニ・ビルヌーブはタブーの世界において、タブーのドラマを描くことで、脚光を浴びたわけだが、「複製された男」で株を下げ(もちろん、オレはこのオトコのタブー映画大好き)、再び「人」としての、「正義と悪」「人とモラル」のタブーの映画に戻ってきたわけだが、本作でちょっとこの監督に対して、映画的マジックを過剰に期待しすぎたかなあという結論。

ゲス2人もそのこれまでのキャリアの「ゲス」っぷりからすると、全然物足りない。

追記

もう一つ、この監督、アクション演出はやめたほうがいい。どことなく、そのダメさもクリント・イーストウッドを彷彿させる(詳しくは「アメリカンスナイパー」の評で)

追記2

「ゼロ・ダーク・サーティ」には女性映画としても見どころもある。「ハートロッカー」の反戦映画の決定打といい、キャサリン・ビグロー監督のすばらしさを思い返すレビューとなったなあ。

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しんざん

5.0深淵

2025年1月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

2016年日本公開作

今現在でも続くアメリカ、メキシコひいては南米を含む
麻薬戦争を描いた傑作。凡百のアクション映画と思って観ると頭が火傷する。

FBI誘拐即応班ケイトが、麻薬特別捜査官マット率いる麻薬捜査に招集されそのミッションに就く。そこは法をも超越する戦場だった…。

凄まじい映画である。
毒をもって毒を制する、という言葉があるがそれが陳腐に思える描写。
作品を通底しているのは、正義とは?悪とは?理想とリアルの衝突。ケイトは一般人をも巻き込む超法規的捜査、違法捜査、脱法捜査のボーダーの中、何が信じられるのか。捜査チームさえ信じることが難しくなり苦悩を深め、疲弊していく…

監督ドゥニヴィルヌーヴ。脚本テイラーシェリダン、
激しい銃撃戦、遺体の山…
アクションスリラーとして麻薬戦争を描きながら、人間存在の深奥に迫ろうとするシナリオが秀逸。
冒頭からラストに至るまで、緊張感が途切れることはない。
ドラマチックに撮られた物語ではなく、麻薬捜査、戦場に観客をおとしこむ。
これがかの国の麻薬戦争の最前線なのだろうか。

ケイト演じるエミリーブラント。苦悩、疲弊しながら激しいアクションもこなす。映画オッペンハイマーの妻役も印象に残る。
特別捜査官マット演じるはジョシュ・ブローリン。善悪の狭間ボーダーライン上を、達観したかのような存在感で演じている。

最も謎めいた圧倒的濃縮度でインパクトを残すのは、捜査チームのコロンビア人アレハンドロ。演じるはベニチオ・デル・トロ。
同じく麻薬戦争を様々な視点から描いたS.ソダーバーグのトラフィック、でアカデミー賞を受賞。
ラストに至り、捜査自体の真の目的とアレハンドロの宿命が観客を待つ。冷徹に捜査殺人を重ね、メキシコ麻薬カルテルの黒幕に対峙する…。

ヒリヒリする緊張感をラストまで持続させ、深い余韻を残す。現在でも、アメリカ、メキシコ麻薬戦争は終わっていないという。
今であれば、中国が原産といわれている合成麻薬フェンタニルか…

ロジャー・ディーキンスの撮影も見事。壮大な空撮、銃撃戦の俯瞰ショット、激しいカット割りだけでなく長回しで撮るアクション。人物心情を深く撮影するショット
アメリカ、メキシコの荒涼とした風景が殺伐とした物語を描写する。

哲学者ニーチェの言葉を思う。
深淵を覗く時 深淵もまたこちらを覗いているのだ

怪物と戦う者は、戦ううちに自分も怪物とならないよう用心したほうがよい、と。

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たま

4.0骨太

2024年10月31日
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ゴリゴリの肉厚作品💪
イケメン俳優で客寄せする気が一切無いのが好感もてます🥶
見た目は全員悪人側のかなり偉いやつみたいなイカついオッサンしか居ない家系ラーメンマシマシみたいな濃厚さだし🤓
あと凄いのが途中で主役が変わるんよ👩‍🦰➡️🧔🏽

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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

4.0暗殺者

2024年9月12日
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こんなんが現実に起こってるとか恐ろしすぎる

主人公の女性捜査官のような"常人"には立ち入れない狼の住む世界

世界という枠組みは国境よりも、むしろその生き方にあるように感じた。

ベニチオデルオロが渋い。

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BIGGIE

4.0何度も観てしまう、やっぱりこの監督特有?の「良い意味での後味の悪さ...

2024年8月15日
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何度も観てしまう、やっぱりこの監督特有?の「良い意味での後味の悪さ」が癖になる。エミリー・ブラントの困ったような表情好きすぎる

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Mk.plass

2.0タイトルなし

kさん
2024年6月4日
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主人公に一切いいところが無く、作戦も蚊帳の外で、主人公共々視聴者も置いてけぼり。最後の最後に殺し屋の彼が単身アジトに乗り込み蹴散らしてエンディング。
どこ目線で観ればいいのか謎。

アマプラの評価が高かったから見たけど、正直微妙。
なにが高評価なのかレビューを見てると、緊張感が〜というワードが多かったのだが・・・たしかにヤバい状況の連続だったけど基本的に後方待機だし言うほどでもなかった。

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k

4.0ボーダーラインがそのままテーマ 法以外にも倫理、道徳などいろんな感...

2024年5月24日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

難しい

ボーダーラインがそのままテーマ
法以外にも倫理、道徳などいろんな感情が錯綜してた
それらが一定のラインを超えるか超えないか、みたいな
デルトロとエミリーブラントが凄かった

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3.5主人公ケイトの憤りに共感できない

2024年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

主人公ケイトが、強引な捜査を行う麻薬捜査班に憤りを感じるのに対してあまり共感できなかった。相手は麻薬の流通を牛耳り汚職警官と癒着する凶悪な麻薬カルテル。結果としてこのような犯罪組織を壊滅させられるのならば、米国の麻薬捜査班の捜査が多少強引だろうが構わない。多分マットやこの作戦の立案に携わった米国高官達もそう考えて超法規的な措置を許可しているのだろう。正義感に燃える主人公ケイトよりもむしろマットの方に共感を覚えた。

ニュースでたまにメキシコなどの麻薬カルテルの問題が取り上げられることがある。今作はニュースでは分からない現場の捜査の様子を、見せしめとして吊るされた死体や麻薬カルテルとの戦闘などを通じて描いており興味深かった。また、空撮で街や荒涼とした砂漠を映すシーンがしばしばあり、ここからストーリーのスケールの大きさを感じさせる。この手法は、『メッセージ』においてヘプタポッドの宇宙船を映したときと同じ壮大さで、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督らしさを感じる演出だった。

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根岸 圭一

4.5とにかく脚本が素晴らしい

2024年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

採点4.3
麻薬カルテルとの争いを描いた作品。
あの冒頭の吊るされている死体。
あれメキシコだと本当にあるそうで、警告の意味で歩道橋からよく吊るされるみたいです。
カメラがその緊張感をよく捉えていて、街を走ってるだけなのにピンと張った空気がすごいです。
印象的だったのが夜間の作戦ですね。
夕方から日が暮くれ闇に、そこから暗視スコープの映像になる。
これが段階を追った映像で、とても良い緊張感を出していました。
それと、とにかく脚本が緻密で素晴らしいですね。
仲間なのか敵なのか、善なのか悪なのか、全部が曖昧な位置ですごく引き込まれました。
デルトロの実に淡々とした芝居も良かったですね。
いや、これは面白かったです。

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白波

3.0リアル たぶんリアル きっとリアル 現実はこれに近いことが起きてる...

2023年12月4日
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リアル
たぶんリアル
きっとリアル
現実はこれに近いことが起きてるんだろうな

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のぶ

3.0主役陣達皆の活躍ぶりが見どころ

2023年11月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

派手なドンパチが随所にありなかなかの迫力だったが、家族絡みの残酷な場面や表現等が結構あったので、個人的にはスカッとはできなかった。ただし、主役の女性捜査官だけでなくその他主役陣達皆の活躍はとても格好良く描かれていたと思う。
ストーリー的にも終始ハラハラドキドキの展開で、あっという間にラストへ。
本作は映画的としては雰囲気的に少々物足りなさを感じるものの、ドラマ的にはじゅうぶん楽しめたかな。
でも観終えて思うこと、やはりベニチオ・デル・トロの存在感が凄まじ過ぎるんだよね。結局は彼の出演作は全て、良くも悪くも彼の独壇場になってしまう。

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いけい

4.5エミリー・ブラントを主演に迎え、アメリカとメキシコの国境地帯で繰り...

2023年10月13日
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鑑賞方法:映画館

興奮

エミリー・ブラントを主演に迎え、アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実を、リアルに描いたクライムアクション。

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てかる

3.5正義と悪の狭間に

2023年9月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

揺れ動く感情が描かれていました。
メキシコの麻薬捜査に挑むFBI捜査官のケイト

冒頭部分から無惨な死体を発見して
建物に踏み込んだ警察官たち。

仕掛けられた爆弾により爆発するシーン!

メキシコの治安の悪さ、違法が罷り通るような警察官の汚職!

テーブルに並んだ『お食事』を前に銃で撃たれる家族たち。

警察官の汚職に気が付いても、それを見過ごさなければならなかった現実。

アレハンドロの射殺。
マットの拷問。
レジーにハメられたかのような策略も
あり違法と知りつつ、銃殺することが
出来なかったケイトの口惜しさ

思うようにいかない気持ちが伝わってきた
ストーリーでした。

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美紅

3.0現実を見つめて観るか❓‼️視点で観るか‼️❓

2023年8月24日
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現実の、メキシコ麻薬カルテル対策を米国はテロ対策と同等と位置付けているため国防総省陸軍デルタフォースが中心となり平和時の法を逸脱して行動するわけです。
でも、この映画のヒロインはそのことを知らされていないていで進行していくため、わかりにくいのです、現実に作戦を知らない構成員がいれば致命的ですが、ミステリー、サスペンス的にしようとする製作意図です、失敗してますが。
メキシコの腐敗度にはリアリティがありますが、作戦のリアリティはありません、もう少し計画的です、成功不成功を別にして。
復讐も中心に据えていますが、軍事作戦ですから、命令系統を遮断すると滅されることになります。
そんな現実との乖離を把握していれば、疑問なくそこそこ楽しめるでしょう。
まあ、わかりにくい映画ではあります。
映像と音響でアカデミー賞ノミネートですから、映像とヒロインの演技を楽しみましょう。

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アサシン5

4.0喋らないデルトロの存在感

2023年7月21日
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麻薬カルテルに対するFBIってだけで
日本人の私としては
十分「映画の中だけのお話」だが、
そのFBI捜査官ケイトをもってして
”なにが起こってるか分からない!”
ってほど別世界の麻薬組織の展開。

という映画を観ると、
あまりに非日常すぎて感情移入できない
場合が多くなりがちだか
そこはさすがドゥニヴィルヌーブ。
分かりやす―く、
「次はこうなるよ」
「この人はこうなるよ」って
説明描写を入れていて、置いて行かれない。
そしてずーっと不気味な存在なデルトロ。
全編通じた不気味なBGM。
緊張感がほどけずに観ていられる。

そして、「ボーダーライン」というタイトル。
秀逸な邦題。
素晴らしい。

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にゃろめ

4.02023 63本目

2023年5月2日
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楽しい

興奮

今回で3回目
個人的に傑作ですね

エミリー✕ジョシュ✕ベニチオ この3人の
出演てだけでもう笑

スリルあり、音楽も素晴らしい。
ドゥニは現在最高の監督の1人ですね

暗視ゴーグル?視点は斬新でした

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しゅん13

3.5原題は殺し屋

2022年10月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2022年10月23日
映画 #ボーダーライン (2015年)鑑賞

メキシコの麻薬組織の摘発のための捜査チームに派遣されたFBI女性捜査官。そこでは、強引な捜査が行われていて・・・

#ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督が巨匠一歩手前で撮った作品

#エミリー・ブラント のアクション映画もいいね

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とし

3.5Sicario

2022年10月17日
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悲しい

怖い

Do you think you would realize when you actually crossing the line?

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Wave 🌊

5.0邦題

Mさん
2022年9月25日
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この作品ほど優れた邦題がつけてある洋画は見たことがない。原題よりも格段に素晴らしい。誰が邦題を考えたのだろう。
音楽も素晴らしい。

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M