函館珈琲のレビュー・感想・評価
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【孤独と心の傷を癒す珈琲。オール函館ロケ作品なので、函館に行きたくなります。ネルドリップで淹れた珈琲の匂いが漂って来るような映画です。】
■夢を追う若者たちのアトリエ兼住居として貸し出されている翡翠館。
ある日、家具職人の蔵下に変わり、翡翠館にやってきた後輩の桧山英二はそこで古本屋を開く。
桧山は深い孤独を抱えていたが、彼が淹れる珈琲には人の心を優しく包み込む柔らかい香りがあった。
◆感想
・今作には、桧山(黄川田将也)を始め、ガラス職人を目指す堀池一子(片岡礼子)、テディベア作家、ピンホールカメラ写真家などが、翡翠館に集まって、夫々の夢を目指す姿が、描かれる。
ー だが、皆、心に傷を負っていて・・。桧山は本当は作家だったが、行き詰っていたり・・。ー
・一人一人と、桧山は向かい合い、話し合う。そして、繋がりが生まれて行く過程が、描かれている。コミュニケーションが苦手なピンホールカメラ写真家やガラス職人との会話職人などは特に良い。
<そんな彼らが、桧山が開いた古本屋兼珈琲屋で、美味しい珈琲を飲み、傷を少しづつ癒していく。
優しい風合の物語である。>
椅子をひとつ抱えた男が訪れたのは、未来を見据える準備をするための場...
椅子をひとつ抱えた男が訪れたのは、未来を見据える準備をするための場所『翡翠館』。
明日を夢見て今を生きる人達に触れ、過去に縛られ時が止まった男が何を感じるか。
時間の流れ方がいい♪ 大きな衝撃や感動は無いけれどもそのままずっと見ていたい、エンドロールが終わってもいい余韻に包まれる作品♪
凄く面白かったです♪
このカフェには
仕事で疲れた平日にまったり鑑賞するのにはぴったりでした。本作を観ていたら、寒いのが嫌いですが函館に妙に行ってみたくなりますね。作家と函館とカフェは、合う。このアパートとカフェに居ると楽しそうだな。
函館旅行に向けて・・・
主人公の自分探しですね。ヒューマンドラマです。
若き才能家達の苦悩、翡翠館のちょっと変わった住人との
絆が生まれたとことか良かったですね。
テディベア職人が翡翠館を去る時のキグルミのシーンは
ちょっとふふっって笑っちゃいましたww
その後の憎い演出♡ さっきまで笑ってたのにウルウルしちゃった。
直らないと思ったボロボロのバイクを一生懸命修理してる主人公。
小説家を諦めた自分と重ねていたのでしょうね。
バイクが復活してアクセルを鳴らしていた時に
自分も復活するんだ!という気持ちが込められていたんだろうなぁ。
夏樹陽子さん以外、殆ど知らない俳優さんでしたが
どの方も素晴らしい演技でした。
所々に函館の名所も出てたし、
ここ行ってみよう♬ あの店行ってみよう!って思いました。
来月の函館旅行が楽しみです(・∀・)
日本っぽくない街
ものつくる人達の苦しさや寂しさが、函館の爽やさやアンニュイさと相まって、静かな気持ちで観れた。若い時の葛藤を思い出した。つくる人達にしてみれば「アーティストとかクリエイターとか、気軽に呼ぶな」って感じかもしれない。あがた森魚さんの歌も良かったなぁ。
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