「ジャンルの違うデスノート」デスノート Light up the NEW world gotooonさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャンルの違うデスノート
鑑賞前に聞く評判が基本的に悪かったので、かなりハードルを下げて観に行きましたが、それでもやはり残念な印象でした。
悪い意味で気になる点が多かったです。
致命的なのは、頭脳戦がない、キャラに魅力がないことでしょうか。
【良い点】
・戸田恵梨香かわいい
いわずもがな。
・死神のデザイン
【悪くない点】
・オチの展開
あまり真新しさはなく、ご都合主義的な印象は受けるものの、悪くはないと感じた。後述の悪い点がなければ多少感動できたのではないかと思う。
【悪い点】
・竜崎がただのチンピラみたい
Lの後継者の割には頭の良さが伺える描写がなかった。
・ハッキング等の電子機器の万能感で冷める
ハッキングの技術などが現実的でなさすぎて冷めます。あと、それに対抗するために女刑事が使っていた機械がしょぼすぎる...。
・キャラの魅力が無い
前述した竜崎はもちろん、警察側にしろデスノート所有者側にしろ、中途半端に漫画的なキャラ付けをしていて、魅力を感じない。現実感もないので冷める。
・死神の行動
多少説明があるものの、死神がやたら協力的なのが違和感。また、最後の死神のとある行動に対する感情の説明が少なすぎて、観ている側は置いて行かれる。
初めの方に少しだけ出た死神の声を松坂桃李さんがやっているが、全く意味がない。いわゆる「死神」的な声を出そうとしていたのが陳腐に感じた。
東出昌大さん演ずる三島と竜崎のバディ物として観ればもう少し評価は上がったかもしれませんが、「デスノート」なので....違和感が拭えませんでした。
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