グッドモーニングショーのレビュー・感想・評価
全32件中、1~20件目を表示
タイトルなし(ネタバレ)
うーーーーん、私はなんだか拍子抜けしたかな〜。
続々と登場する豪華俳優陣には興奮するけど、それだけというか…。なんかもう一捻りとかアップダウンが欲しかった。物足りない。
濱田岳さん頑張ってるなーと思ったけど、犯人の苛立ちや状況を考えたらさすがにもう発砲するでしょと思ってしまう会話劇(?)が長くて、萎えてしまった。
最近の「相棒」サイバーセキュリティ対策本部の土師役・松嶋亮太さんを、相棒以外で見れたのがちょっと嬉しかった。
濱田岳いいね!!!中井貴一も美しい!
中井貴一はかっこいい。様になる。美しい。
濱田岳がいい。主演なみの活躍。彼が猟銃振り回すたびにハラハラして怖かった。いつまでも見ていられる。彼のところだけ何回も見直したいぐらい。
脚本が君塚良一。踊る大捜査線の。こっちは少し華やかさがなく暗めだったが。ワイドショー番組の制作風景が見れて面白かった。羽鳥慎一モーニングショーなど思い出した。ミヤネ屋をイメージしてる人多いみたい。報道部の偉そうな態度は君塚の悪意を感じたが。
斜陽になりつつあり、批判が止まらない、ここ最近のオールドメディアに対する流れへのアンサーみたい。
ワイドショーとは。報道の使命を担うメディアとしての良心はあるのか。
基本、テレビ局ワイドショーは大衆の喜ぶために番組を作ってる。政経よりもグルメや恋愛沙汰の方が数字が取れる。視聴率のため。
立てこもり犯の濱田岳が「僕の苦しみなんて無視でお前らがクソみたいな番組作る、僕の自殺の道連れにしてやる」中井貴一「ちょっと待て。視聴者はお前に生きて欲しいと願っている」で、自殺するのをみたいというアンケート結果にwww (下衆な視聴者の要望に応えた番組を作ってるという中井貴一の言葉はホントだった。)中井貴一と時任三郎プロデューサーが、そのまま伝えなかったので、濱田岳の暴走を止めることができた。彼らがメディアとしての良心や理念をしっかりと持ってるのがよくわかった。
ワイドショー番組は普段しょーもない話題ばかり流しているがいざとなると大衆の意に反してでも良心に従って作っている。という内容。ラストの方の二人の会話で中井貴一が、消え物のワイドショーが好きだ、と言った。
君塚良一ってハラハラさせてくれるし、ラストもきれい。
事件後、帰宅した中井貴一と吉田羊のやりとりがかっこよくて、二人のような夫婦に憧れる。息子や妻との関係も修復できた。
鑑賞者に合わせて脚本を作成してるって言いたいの?
少なくとも、文章を読むだけだったら、旧国営放送の様に、愛の無いAIで充分じゃない!♥
だいぶテレビ見ていないので現状は知らないが、TVってまだこんな事やってるの?
さて、
『ニュースを見せ物にしやがって』という台詞が出て来るが
『事件を真っ黒なワンちゃんな映画にしやがって』と返したい。
『くだらない映画ばかり作ってごめんなさい』って言わせる模倣犯が出ませんように。『くだらない映画は作らないようにお願いします。』
『富士电视台』なんて三年くらい見た事がない。
追記 しかし、親父さんに似てないね。まぁ、どちらもいい男なんだろうが、親父さんは綺麗だったよな。
『裏金隠◯解散』をきちんと報道してもらいたいものだ。
10/09 17時00分
見どころがないです
今回は人命がかかっているシーンが物語の核となっているため、序盤の伏線回収や犯行動機、人物の感情変化などを丁寧に描写するべきだと思いますが、時間をかけている割には内容が薄っぺらいです。結局犯人の動機や人となりに迫ろうとはせずに、人命がかかっている場面にも関わらず報道側が茶化しており、不快な場面が多いです。ギャグ路線にしたいのならわかりやすくしっかり笑いを取りに行くべきですが中途半端です。家族関係や女関係も序盤から問題点が浮き彫りになっていますが、物語を通して解決できていないため、あえて描写する必要はないです。家族や報道陣の反応も違和感があり、自己中心的な人が多く共感できる場面が少ないです。犯行動機の部分はもっと深堀するべきですが、手紙すら目を通さないのはギャグのつもりなんでしょうか?物語に緩急がなく終わり方もスッキリせず、なんとなく終わっていきます。ギャグにしたかったのかシリアスにしたかったのか、結局どちらにも振り切れず笑えもせず感動もせずの内容です。
ストーリー構成がグダグダ。ワイドショー賛美しか伝わらない映画
これジャンルはなんの映画何でしょうか。
まず人命かかっている状況で自分が頭下げれば人質助けると立て篭もり犯言ってるのに、警察突入の時間稼ぎするというわけでもなく、頑なに頭下げない主人公が不快でした。しかも映画も感動的なことしてる雰囲気出してるのも意味不明。
主人公はある過去の出来事で降格されたキャスターなのですが、その理由もしょーもなく序盤から引っ張った割に中盤でストーリーに影響与えるわけでもなく雑に回収されました。
また番組裏方が立て篭もり犯の事件起こした原因を探すパートがあるのですが、それから社会から虐げられたのが理由と推測して犯人を諭すのですが、結局理由もそれじゃなく脚本は何がしたいの?と
ワイドショー
昨今、テレビ業界というのは偏向報道云々でかなり評判悪い印象である。毎日毎日視聴率をとるために、いろんなネタをかき集めてきて大変なんだろうなと、若干冷めた目で見てしまう。本作を観ていて、その感覚がそっくりそのままあった。
番組制作に関わる人たちの生き様というのか、何かグッとくるものはあった。だがその人々の姿も事件現場や局の空気も、過ぎてしまえば日常、何も残らず何も変わらない。観ている自分は、生放送とか放送倫理とか立てこもりとか大変だね、どうせ上手くいくよ頑張ってね、という感じである。番組終了後一斉にかかってくる電話に、変な満足感があった。
GYAO!
視聴者に投票させる展開も何だか・・・
前夜に息子から結婚話を持ち出され戸惑いを感じる澄田(中井)。早朝、タクシーでテレビ局へと向かう中で小川圭子(長澤)から電話がかかり、今日の生放送で2人の仲を発表すると告げられ、慌てふためく澄田。いつものように“グッドモーニングショー”が始まるはずだったが、突如飛び込んできた臨時ニュース。
現場へ飛んだスタッフに警察の黒岩(松重豊)から犯人の要求が局の澄田だと聞かされ、澄田が現場へと向う。防弾チョッキ、防爆の重装備をさせられ、小型カメラをセットされる。犯人の身元はまもなく西谷颯太(濱田岳)とわかり、澄田も立てこもり現場へと連れて行かれる。西谷の要求は「つまらない番組を垂れ流したことについてカメラの前であやまれ」というもの。
コメディなのかシリアスなのか中途半端なまま進む。濱田、中井の演技自体も緊迫感が薄れているし、面白くない。しかも、犯人がそのカフェの元店員でかなりのブラック企業だったことが打ち明けられるが、君塚脚本はどうも社会的弱者が犯行に及ぶことを真っ当だと考えてるふしがあるところに不満が残る。また、警察の対応も、素人が説得に当たろうとしていることに任せっきりにしていることや、せっかく「否定しない、信用しない、約束しない」ことを教えてるのに、それが活かされてないなど、突入させる機動隊もいるのに詰めが甘い・・・
落ち目アナのいちばん長い朝
レンタルDVDで鑑賞。
朝のワイドショーの内幕劇を軸に、生放送中に発生した立てこもり事件の顛末と、事件に巻き込まれた落ち目のアナウンサー・澄田(中井貴一)の最悪の朝を描いたコメディー。
コメディーでありながら「報道」とは何かと問い掛ける社会派なところは骨太であり、リアリティーに満ちていた。
事件を通して、澄田が自信を取り戻していくドラマ性も面白い。でも私は、ワイドショーの内幕劇の方に目線が向いた。
生放送開始前の慌ただしさは、ドラマの「ER」を彷彿とさせる。同作を意識した演出が成されているように感じた。
ワイドショーのスタッフと報道部の縄張り争いや両者のプライドのぶつかり合いも見応えあり。報道マンの魂が熱い。
製作にフジテレビが関わっているところに作為的を感じるのは私だけだろうか。自分たちの番組について第三者的目線で検証することが出来ると云う宣伝の一面を感じて仕方が無い。
[余談]
個人的に、縄張り争いを仕掛けて来る人物と言えば小木茂光が演じているイメージがある。「踊る大捜査線」の影響だ。
本作でも本領を存分に発揮している。力ずくで生放送を奪うも、結局最後は負けてしまうのもお約束で痛快だった。
[以降の鑑賞記録]
2020/04/26:Amazon Prime Video
※修正(2025/04/10)
エンターテイメント!楽しめました!
夜中にAmazonでみました。
ワチャワチャして終わる感じかな?と期待薄で、ゴロリと転がって携帯片手にネットのニュースなんか見つつ鑑賞してましたが、気がついたら起き上がって携帯放って集中して楽しんでました。
最後の最後、放送後に、視聴者からのツイッターや電話のコメントが、すごく、現代をかんじました。リアルタイムで目にしてる割に他人事、それよりも視聴者プレゼントやネクタイの色かぁ、、、
焦点不明で娯楽映画でもない何か
息子はできちゃった婚して同僚の女キャスターには迫られて今日は散々だ~と思ってたら、今度は立てこもり犯に呼ばれちゃったよ~もう~なんて日だ!!
というコンセプトの今作。
テレビマンの裏側とか犯人の動機とか息子のデキ婚とか、その辺は全部オマケでしょう。飽く迄も、ある男の悲惨な一日の物語、としか、私は解釈できなかった。
まず、物語の序盤で忙しいテレビマン達の『リアル』が描かれる。ここは監督さんがテレビ出身ということもあって、非常に魅入れた。シン・ゴジラ顔負けの止まらないやり取りの中で、少し挟まれる気休めの会話。視聴者を意識した編成。速報が来ればバッサリ切られるネタ。占いは占い師から送られてくるんだ、とか。
ただ、ここで既にノイズが一つ。長澤まさみ演じる女キャスターだ。実は冗談で言っているのかと思いきや、マジだった(笑)。
うん、普通~~にキモい。
サイコパスも入っていて、ノイズでしかなかった。後半で犯人と対峙する主人公を補佐するのだが、最早前半の罪滅ぼしにしか見えなかったし(メタ的に)。
話を戻して、本作は前半が終わりに差し掛かる頃、急展開を迎える。立てこもり犯が主人公を要求してきたのだ。ようやくここでメインということもあってか、若干バランスも悪いのだが、それ以上に言いたいことだらけなので割愛。
そして犯人と対峙する前に、あるトラウマが主人公を蝕む・・・のだが、種明かしはスタジオの、しかも長澤まさみではない方のキャスターがぺろっと喋って終わり(笑)。で、そのトラウマも特に後ほどに効いてくることはない。
犯人との局面を打開するヒントだとか、そういう物語的に効いてくることは一切無いのだ。あ~邦画観てるんだな俺ってなりましたわ・・・。
なら、メインディッシュの犯人の動機は!?中井貴一と何か深い因縁があるんだろ!?無いにしても、何かこう、テレビというもに訴えかけるような何かが!!有るんだろ!!??
100人中98人はそう思っていた筈だ。
が、動機は・・・
「俺昔ここで働いててある日火事犯にされて首になってその後も色々辛くてある日貴方(中井貴一)に手紙渡そうとしたけど断られて・・・etc
だからあんたを呼んだんすよ!!
謝れ!!!!
」
は?
えっと、つまりだな・・・あんまり関係無くないか?(笑)。つか店長呼べよ。
中井貴一が通い詰めていたカフェという訳でもなければ、長澤まさみが関係していた訳でもない。ましてや、テレビ局も全く関係無い。いわばジョーカー的な犯人に、たまたま因縁を付けられた。それだけなのだ。
いや、シンプルにマスコミに叩かれたとか(罪はなすりつけられたのだから恨む理由になるし)でもいいのに、全くテレビ局が掠りもしていない事実に、少し違和感を覚える。
これは各方面でも言われている通り、テレビマン出身の君塚良一監督が、自らの畑を全力で批判することができなかったチキン行為の結果なのだ。全体的には今のテレビに訴えかけるような雰囲気を醸し出していても、肝心の部分ではクソみたいな所に逃げ、「まあ俺たちテレビ好きだし頑張ろうや!」で締めている。しょうもない。
肝心のメッセージ性的な部分がこうであるから、なら、単純な娯楽映画としてはどうなのか?という部分に関しても、正直微妙。犯人とのやり取りもドタバタする訳ではなく真摯に向き合うし、コメディらしいところは不快な長澤まさみ関連だけ。
《総評》
コメディでもなくメッセージ性のある映画でもない、中途半端な映画でした。何より、犯人の動機とマスコミ批判への逃げが最悪で、凡作でもなかったです。何も考えずに観ても楽しめないでしょう。
ポスターや予告編が明らかに面白そうなだけに、より悪質です(笑)。
P.S ちょいちょい映る低身長のスタッフさんが可愛かった♥
テレビは何でもして良いわけじゃない
役者陣がちゃんと演技派揃いで良かった。まずはそれに尽きる。
実際に起こり得る犯罪であり、実際に起き得るバッシングであり、実際にされ得る(震災の頃のフジなら間違いなくやってた)報道であったと思う。それに気付いているのかいないのか、流石に意識してやってるよな、一応テレビ自身の身を切る姿勢でテレビの実態を描いたのはとても面白かった。
しかし結局のところ、投票の不正や調整を正当化したようにも見えてしまうのはすごく残念。作品の中では、それのおかげで濱田岳が死なずに済んだことは間違いない。そうした方便や優しい嘘はこの世には必要なこともある。
が、問題は誰がどういう理由でそれを決めるのかということである。今回は時任三郎と中井貴一が人命のために行ったものだったから一応道理があったが、では普段はどうなってるんだ? なあおいフジテレビ? という問題提起(内部告発)作でもあったのなら、本当に良作だと思う。
と同時に、キャスターも人間で、各々の倫理観やプライベートというものがあるのよという視点も同時にあった点がまた作品を複雑にしている。それもテレビ業界のリアルなんだろうか。
はじめに演技派揃いで良かったと述べたが、キャスティングもまた良かった。中井氏はアナウンサー役だったが、ああいったニュースショーはタレントのなんちゃってコメンテーター起用も多いので、その辺の枠も居ればよりリアルだったのでは。
タイトルなし(ネタバレ)
コメディタッチのシーンは面白かった。
立て篭もり犯がいる現場に行って、インタビューさせるとか、違うスポンサーの商品写り込んでるからそっち向かないで、とか、そこで浮気の暴露するんか?とか。
いやいやいやと突っ込みたくなる笑いがあった。
終盤は、シリアスより。
もっとコメディによってたらよかったのかも。
立て篭もり犯人の顔、名前がすぐにネットで出てたりブログすぐに特定されたりとか、今っぽくてよかった。
何この映画
まず、濱田岳演じる立てこもり犯と中井貴一演じるキャスターとのシリアスなやりとりが主な内容になっているのに、なぜ、わざわざコメディとうたっているのか全くわからない。
思い込み激しい役の長澤まさみに翻弄されるキャスターのハナシをメインにすれば普通に面白い内容だったのに。
そもそもこれはワイドショーの裏側を題材にしてるのにあまりにもリアリティがなさすぎる。コメディ一色にすればある程度リアリティがなくても許されたけどこれコメディになってないから終始アリエナイの連続。とにかく無茶苦茶すぎる。
いや〜ほんとに…なにこれ…ビックリするくらい意味わからんしつまらんし。
あと個人的に謎だったのは、濱田岳が以前に起きた火事を店長になすりつけられたと呟いた時に人質のサラリーマンが笑ったこと。なぜ笑わせた?命を奪われるかもしれないのにそこで笑う人質いるかっての。
どうやったらこんなストーリーになるのか、、、
ほんとは星0だけど0だと投稿できないからしょうがなく0.5つけました。
真実を伝えるのは難しそう
朝のニュースの見方が変わる映画でした。
真実を報道すべきだと言われる業界だけど
なかなか難しいことが多そうですね。
映画内でもあったアンケートは
真実伝えてたら大変なことになりますし
最善の策ですよね。
やっぱ世間一般に人気なのは芸能ニュースなんですかね?笑
最後の吉田羊が家具で壁つくって
旦那を迎えるシーンは最高に可愛かったです!
人間の深層心理
基本おもしろくないものは、流し見して終わるのですが、何回も巻き戻して観ました。
濱田岳さん演じる役の立てこもり犯が、自殺すると言い出した時、テレビの投票ボタンを使い、視聴者に、死んだ方がいい。生きてほしい。という選択をさせるのですが、
私は当然生きてほしいの方だと思いました。けれど、視聴者は、死ぬ姿が見たいから、死んだ方がいいという投票結果が、圧倒的に多い事実に人間の怖さを感じました。
人の命をエンターテインメントの一つだと思ってる一般人の考え方にうんざりしました。
時任さんが演じられた役が、された判断は、正しかったと思います。
情報操作が怖いとかそれでTVが信じられないという意見は、また別の話だと思います。この場合は、こうした展開がかなり好ましいと思います。
映画館に行ってまで観るべき作品か?と言われるとDVDでいいかなという感じです。
スタートダッシュは良かった
中井貴一演じる澄田キャスターが朝イチの息子のデキ婚報告から、通勤中に長澤まさみ演じる職場の女子アナから覚えのない責任をとらされそうになるというハチャメチャスタートから始まるコメディストーリー。
スタートのドタバタに加え、報道・ワイドショーの現場ということも加わって、ストーリーも現場の臨場感などもテンポよく感じることができ、楽しく見ることができた。
そこからさらに番組のメインキャスターである澄田が生中継中の立て籠り犯から指名され、ドタバタに拍車をかけていき、展開に期待がかかる。
しかしこの辺りから、ほぼコメディ感は無くなりすーっと尻窄みに終わっていってしまい最終的には物足りない印象と感じてしまった。
コメディ演技に強いキャスティングだったため勝手に期待しすぎただけと言われればそうなのだが、あれだけのメンツを揃えたとなるとやはりもったいないと感じた。
内容も最初は「報道は真実が~」「視聴者の見たいものを~」と熱く語っていた面々が視聴者投票で結局嘘の投票結果を報道する等最後にブレてしまったのも残念。そこを込みで魅せてほしかった。
まぁ報道らしいと言えばらしいのだが・・
ただ物足りなさを感じつつもそこそこ楽しめたよい映画だったと思う。
出番の割りに強く印象に残った吉田羊の演技・立ち位置は素晴らしかった。
やっちまったなあ
作品自体は面白かった。
ただ、テレビを信用できなくなった。
中井さんのコメディは結構好きだし、真面目な中にも惚けたキャラがよく似合ってた。
周りを囲うキャラ達も、潔くその役割を十分に果たしてたと思う。
社会派な側面をコメディ仕立てで創作する。
まさに、ワイドショー的な作品ではないだろうか?
ただ…
あのシーンをどう受け止めるべきなのか。
端的に言えば、情報操作だ。
その内情とその後の影響をしっかり映してる。それも善なる方向に、だ。
社会の良識をテレビは操作してますと、告知したようなもので、その事によって変化する事柄を、ある程度は予測し、最善と判断した上で皆様に提供しております、と。
どんな事柄も正義や真実でさえ、テレビは編集してしまうと暴露し、宣言してるのだ。
これをテレビマンが撮ってる事に驚きを隠せない。
なんと傲慢なのだろうか?
もしくは、潔いとでも思ってるのだろうか?
「私たちは捏造してます!」
しかもだよ?
その責任は視聴者にあるときたもんだ!
……ハラワタがニエクリカエルようだ。
兎にも角にも、そんなシーンのおかげで、後に主役が語るテレビとはが、何にも映してないようにも思える。
それっぽい事言っといただけ。
偽善でもないし、本心でもないし、経験則でもなく、ただ、それっぽい事をそれっぽく言わせて幕をひいた。
なんとくだらない暇潰しに付き合わされたのかとゲンナリした。
この情報操作がフィクションであると信じこめず、またフィクションであったとしても、それをする意思と動機がテレビ局にはあり、その手段すら用意し組み込まれてあると、そっちのリアリズムのがはるかに大きかった。
脚本にこの要素がなければ、お気に入りのコメディになってたと思う。
4.0とかつけたかった…。
前半は良い
普段僕らが見ているめざましテレビやZIPなど、ニュース番組の裏側は見事に再現できていて大変さがとても伝わってきた。
しかし、後半からは観ていて何だかショックだった。最終的に番組は視聴者を騙し、犯人までも騙したことになるので、グッとくるセリフを聞いても全く心に響かなかった。
後日の謝罪ニュースもなければ、長澤まさみとの関係も視聴者側からしたら結局どうなったの!?など疑問だらけで色々と尺が足りてないと思った。
中井貴一の映画なので期待していたが、残念。
全32件中、1~20件目を表示