グッドモーニングショーのレビュー・感想・評価
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はちゃめちゃ感が欲しかった
グッドモーニングショー
シリーズものにしたい設定と配役
朝のワイドショーの「スタジオ」や「取材現場」の生放送ならではの緊迫感やハプニングの続出が、臨場感たっぷりに描かれていて、実際にそこにいるような感じになった。中井貴一のちょっと抜けているけれど、真面目にテレビの仕事に向き合っている思いがよく出ていて、笑いながらも、共感させられた。個人的には、長澤まさみと、志田未来のキャスターぶりがとても気に入りました。
テレビの裏側
中井貴一を観る映画
濱田岳は若くて達者な役者だが、バイオレンスとは縁がない。予告編を観たときは学芸会かと思ってしまった。しかし本編を観て、これは濱田岳が適役だと納得した。この役がプロレスラーみたいなビジュアルの戦闘能力の高そうな人間だと、それはもう悪人になってしまう。この役はあくまで善人でなければならないのだ。他人から高圧的に命令されても理不尽に非難されても言い返せず、悶々として不満をため込む弱い人間。しかしもともとが善人だから悪にはなれない。見た目からして弱そうな役者が相応しい。
長澤まさみはエロくていいのだが、中途半端だ。もともと色気たっぷりの女優なのだから、スカートから脚を出すとか、唇をゆっくり舐めるとか、エロ全開の演出でやってほしかった。監督が遠慮したのか、女優自身が踏み切れなかったのか、全力の演技ではなかったように思う。香水シュッシュは意味不明で、まったく笑えなかった。
テレビ局内の主導権争いはそれなりだったが、特に観ていて楽しいわけではない。ジョディ・フォスター監督の「マネー・モンスター」と比較しては気の毒だが、主要人物の行動は、動機が弱すぎて説得力に欠けるきらいがあった。コメディだからそれでいいのかもしれないが、リアリティを追及していないのに、笑いにも振り切れていないところが残念だ。
主役の中井貴一は情報が入るたびに表情が変わり、行動も変わる。そのタイミングも台詞回しも絶妙で、さすがの貫録を見せていたと思う。この人の演技だけで作品がまとまったと言って過言ではない。テレビ業界でこれといった哲学もなく生き延びてきたお人よしのおじさんの悲哀が感じられる。人物に深みがないので同情は出来ないが、お疲れさんと声をかけてあげたくなる。
作品としては2.5くらいの評価だが、中井貴一の演技に1.0をプラスして3.5の評価とした。中井貴一を観る映画だ。
相変わらずのテレビ屋さんの映画
毎度お馴染みフジテレビムービー!
テレビ屋さんの映画なので
ワイドショーが始まる前のドタバタな様子や
番組の内容が、視聴者受けとスポンサーの都合で
どんどん変わって行く処など、実にテンポも良くて
リアリティーもあってなかなか楽しい。
でも、予告編の通り、立て篭り犯が濱田岳と言う時点で
先が見えた感じで想像の域は出なかった。
それと、編集の問題かもしれないけど、
現場を嫌がっていた主人公が犯人と対話する決意を固めるシーンは
ちょっとあっさりし過ぎに思えた。
そもそもコメディーなので、
細かい事を突っ込んでも仕方ないんだけど、
警察のカメラが調子悪いからって、報道の隠しカメラを
あっさり許すどころか、これで行こう!と容認しちゃうのは
流石に緩すぎだな〜。
もうチョットやむを得ない状況、例えば、
警察のカメラを全部爆弾で破壊されたとか、余計な人間が近寄ると
爆発するとか、せめてその位の仕掛けはして欲しかった。
まあ、全編通して、
テレビ屋さんの言い訳映画に見えない事も無いなあ〜
くだらない番組が多いのは、くだらない視聴者が多いからで、
自分達はあんたらに合わせた番組を作ってやってるだけだよ!
そんな呟きが聞こえてくる。
実際、つまんないクレームを連発して
社会正義を振り回す人が多いらしいけど〜。
まあ、後々、テレビで流しやすい様に考えられた映画かなあ〜
志田未来は小柄なのでいつまでも子供に見えちゃうけど、
今作では、なかなか野心的ないい役をやってました!
これをキッカケに大人の役をもっと演って欲しいなあ〜。
もっと笑わせてほしかった( ^ω^ ;)
極上のエンターテインメント作品
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