グッドモーニングショーのレビュー・感想・評価
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GOODBYE TV SHOW
ラストの時任三郎の台詞がこの映画に出てくる奴の八割を物語っている。
「低俗上等」
主人公も過去の傷みを乗り越えられなかったとの事か?
んでジャーナリズム精神放り投げて組織防衛に走る事を開き直ったワイドショーを展開するんだとさ
胸糞悪い…
低レビューに反する面白さ〜ドラマ化希望!
まぁレビュー低いし、ドラマ視聴率低迷してるフジテレビ制作だし、かなりハード下げて劇場へ
TBSで一世風靡したドラマ以来の中井さんと時任さんの共演とまさみちゃんと羊さんを楽しもうと観ました^^;
いやぁ〜テンポしかりTV局の各スタッフを演じる役者さん達が、全てエエ味出してるし、過渡期の中年キャスターの中井さん演じる澄田さんの会社と家庭での悲哀が・・最高!
トップの女子アナの勘違いブリとその座を狙う後輩アナ(長澤まさみと志田未来)のコンビも最高〜!
で、終始家の画面で、語りかける澄田の奥さん役の吉田羊さんの存在感・・・あれ何!!ってくらい最高〜!!(笑)
久々に劇場で声出して笑いました^0^!
観る側のテレビ局イメージは、一つですが・・・
視聴者には見えない一つの事件の取り扱いに関しての報道班とバラエティ班のギスギス感の描写も面白かったです。
松重さんも申し分なかったのですが、制作者も局も同じなんやし、シン・ゴジラ喧嘩売るように、あのBGMで湾岸署のサブキャラ達が、出て来てヤリ過ぎやろフジテレビ!!って言われてこそのフジテレビやのにね・・・笑
惜しい・・・☆3.8
テレビサイズでも十分楽しめますが、秋の夜長暇やし・・・って方は是非!!
フジテレビさんコレ・・・ドラマ化希望です!
コメディ映画なのに。
ワイドショーってやっぱり下衆
おしい…何でなの!?笑
笑いたいね~て事で♪
いつもは、ぼっち映画なんですが…
誰かと一緒にって時は、こんな映画チョイスします。
お気楽に笑いたいよう~ 笑いたい用。
ここで、こう来るわよね?ほら、来たー クスクス。こんな感じで、そう言った意味で期待を裏切らない内容でした。貴一さんなら、も少し行ける!けど、長澤まさみさんが、期待以上に危ない女を演じてくれていて、帳尻あったかなぁ~。
松重さんは、笑わす気ゼロなんですが(ゼロなのかな?)真面目にそこに存在するだけで私は笑う!松重さん、御本人は坦々と演じられてる風なのに、可笑しい映画では可笑しい。渋い映画では渋い。デカいからですかね?な訳ないですね。笑
林遣都さん、濱田岳さんも好きな役者なんですが、あまり癖のある役でもなく勿体ない。時任三郎さんは、コメディーでも崩して貰えず…。
内容に比べて、役者さん贅沢な映画でした。
クライマックスが……
テレビのワイドショーの裏側ってこんな感じ?と思って観ました 中井貴...
爆弾と視聴率とエンタメの関係?
最初はねぇ~、これスルーしようかな、と思ってたんですよ。
でも観て正解でした。お金払った分は、ちゃんと「おもしろい!!」という作品に仕上がってます。
本作は映画の初めから、時間軸がリアルタイムで進行する、というのが大きな特徴です。
ほとんど回想シーンなどを挟まず、まさに今、目の前で起こっている分、秒、単位の時間、ワンカット、ワンカットが極めてスリリングな効果を生み出しています。
主人公はニュースキャスター、澄田真吾(中井貴一)
相方の女性キャスターに小川圭子(長澤まさみ)
彼女の失恋を慰めようとした澄田のちょっとした優しさ。そこにつけ込んだ圭子。実は肉食系女子なのです。澄田と、まんまと男女の関係を作ってしまった、という設定からお話は始まります。
今朝もいつも通り、ニュースワイドショー番組の司会を務める二人。
最近、視聴率の落ちを気にしているのは、スタジオの奥で腕組みしているプロデューサー、石山(時任三郎)
本作、いい俳優さん使ってるんですよねぇ。
きっと俳優さんたちのギャラは、高くついたんだろうと思います。
ただ、作品全体の予算としては、そこそこリーズナブルに作られたのではないか、と推測します。
本作の面白さにどんどんはまり込んで行きながら、片方で僕は、やや冷静に
「これは低予算でも、おもしろい映画が作れる格好の見本だ!」
という思いを強く感じていたのです。
映画にとって予算は極めて重要な要素です。
例えば「時代劇を作ろう!」と監督、プロデューサーが決めた時点で、内容はともかく「金のかかる映画」を覚悟しなければなりません。
対照的に「これだけしか予算がない」
という場合、答えは簡単です。
①現代劇にする
②ロケはなるべくやらない、できれば室内劇にする。
③登場人物を少なく、エキストラをなるべく使わない。
④有名俳優を使わない
本作では知名度の高い、有名俳優を”止むを得ず”使ってます。
これは宣伝広告、興行収入を睨んで、費用対効果を狙ったものであることは言うまでもありません。
本作の舞台が「ワイドショー番組のスタジオである」と言う点も見逃せませんね。
ちなみに制作はフジテレビ。
なんのことはない、本作で使う舞台装置や機材は、すでに「ぜんぶ揃っている」わけです。新たに機材を買う費用もいらない。
なお、低予算で大ヒットを飛ばした映画の例があります。
矢口史靖監督の
「ウォーターボーイズ」
「スウィングガールズ」
などが格好の例でしょう。
登場人物を演じたのは、当時、全く無名俳優であった、妻夫木聡、玉木宏、上野樹里、貫地谷しほり、と言った人たち。
彼らは、これらの出演作で広く世に知られるようになりましたね。
ちなみに「スウィングガールズ」については予算5億ぐらいで、21・5億円を稼ぎ出す大ヒットとなったそうです。
さて、本作に戻りましょう。
朝のニュース番組の進行中、突然速報が入ります。
立てこもり事件発生!
人質は数人。
犯人は銃と爆弾を持っている。
更には犯人の要求が、なんと
「ニュースキャスター、澄田真一、本人をここに連れてこい!!」
警察の物々しい警護の元、澄田は犯人の立てこもり現場へ向かいます。
このとき、番組スタッフやプロデューサーたちにとっては、まさに「独占スクープ」
こんなに「美味しい」ことはありません。z
全国のお茶の間の視線を独占できる。
視聴率が稼げる!!
番組スタッフは、澄田の防弾及び特殊「防爆」スーツ(ちなみにアカデミー賞を獲った「ハートロッカー」で主人公が着るやつです)に、こっそりカメラを仕込みます。
キャスター澄田と、犯人の緊迫したやりとりが、生中継できる!!
心の中はまさに狂喜乱舞状態のスタッフたち。
当のニュースキャスター澄田は、身の危険に怯えながら、犯人の説得を試みるのですが……。
まあ、テレビ局にとってみれば、キャスターひとり、事件で殺されたところで、視聴率が稼げ、スポンサーが喜べば「言うことなし」なのです。
もし万が一、キャスター死亡、なんてことになったら、それこそしばらくは、ワイドショーや特集番組で、またバンバン視聴率が稼げるわけです。
危険な場所へ向かわせたのは警察とテレビ局ではありますが、犯人の要求であり、なにより、キャスター澄田、本人も了解済みなんですね。
合法的な人殺しシーンが取れるなら、
それさえも「エンターテイメント」になってしまう。
本作中に「テレビの報道なんて、しょせんエンタメなんだよ」
と言う趣旨のセリフがあります。
本作を象徴する一言でしょう。
報道はテレビ局にとって「商品」の一つに過ぎない。
僕たち一般市民は、常日頃から、こういった「加工済み情報」に、ある種、飼いならされているかのようです。
食品添加物なしでは、もう美味しいと感じない料理と同じでしょう。
メディアの情報に飼いならされた僕たちの日常。
市民の世論や感情、何より、正義と真実は「分かりやすいはずである」と、思い込まされていること。
そして、お茶の間で他人事のエンタメとして報道を楽しむ「一般市民の欺瞞」さえも、本作は炙り出して見せているかのよう。
表面は薄っぺらいエンタメ作品を「あえて」装いつつ、実はかなり深掘りできる作品だと僕は思いますよ。
日本の朝にワイドショーは欠かせない
朝のワイドショーのメインキャスターとして、活躍してきた中井貴一だったが、アシスタントの長澤まさみから番組で交際宣言をすると告白され、更には、プロデューサー・時任三郎からは番組の打ち切りを宣告され、早朝から意気消沈。。。
そんな絶望感で今朝もスタジオを仕切る最中、都内のカフェで元従業員の濱田岳が客を人質にライフル片手に籠城する事件が発生。
犯人は中井キャスターを此処に呼んでこいと要求したため、腹を括った当人はマイク1本で厳戒態勢の店に入り、命懸けのインタビューを試みる喜劇テイストのサスペンス。
『踊る大捜査線』の脚本家・君塚良一が、脚本だけでなく、本格的に監督業に乗り出した意欲作でもある。
とかく炎上の火種となりやすいワイドショーを題材に、かなり突飛な展開で進むがゆえに、賛否両論激しい作品だが、私は娯楽作品として純粋に面白かった。
台風リポートでの失態が原因で、現場取材が恐くて出来なくなったキャスターが、最大の災難を最大のチャンスだと切り替え、一大決心をし、事件現場へ飛び込む姿勢は、解決法も含め、確かに現実離れし過ぎているけど、朝のワイドショーの延長戦として、野次馬根性で追いながら、鑑賞する了見を勧めたい。
強引ながら散りばめられたキャラや小道具を巧みに伏線へ取り入れる盛り上げ方は、初期の『踊る大捜査線』を彷彿とさせ、興味深かった。
リポーター・中井、犯人・濱田、警察指揮官・松重豊etc.リアクションの名人達が叫び、現場が緊迫すればするほど、スタジオのスタッフやお茶の間で観ている視聴者etc. 傍観者との対峙が、皮肉な味わいを生み、笑ってしまう。
特に、思い込みが激しいアシスタント・長澤まさみの勘違い振りは、事件を引っ掻き回す天然エキスを全快に放出しており、堪らなくキュートである。
対する生真面目なスポーツ担当の志田未来の存在感も大きい。
日本人は家にテレビが有る以上、毎朝何気なくワイドショーを眺め、情報を消費する人種だと思う。
流される大量のネタを泳ぐも、巻かれるも、受け手・創り手の責任は曖昧であり、事件の当事者になる事で初めて、マスメディア社会・日本の恐ろしさ・愚かさを思い知る。
長年、浸透している《たかがワイドショー・されどワイドショー》の境地を銀幕で悟ったのは、大袈裟やけど、貴重な体験なのかもしれない。
ワイドショースタッフVS報道部との対立がスリリングだったので、テレビ業界の裏側をもっと露骨にネタにして欲しかったかなと、不満は残るけど、映画として大衆娯楽のバランスを保つには、アレぐらいのエグいワイドショーで丁度良い塩梅だったと云えよう。
日テレやと桝太一が、テレ朝やと羽鳥真一が、マイクを握って現場に突入していたのかな?と妄想しながら中井貴一の必死な交渉と重ねて追うと、今後、映画もワイドショーも見方が変わりそうで、何とも罪深い作品である。
では、最後に短歌を一首
『首の皮 現場に託す 朝の顔 握る観ドコロ マイクの重み』
by全竜
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