レヴェナント 蘇えりし者のレビュー・感想・評価
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復讐の先に、、
衝撃作。感想から言うと、原作は読んでいませんがよくここまでの映画を製作できたなという感じです、とても良かった。 物語は単純明快、息子を殺された男の復讐劇です。でもそれだからこそ良い、この映画自体が本当に表現力豊かなのです。 まず評価すべきは、あの大自然の中でのロケを成功させあれだけ見事に映像の中に収めきったということです。照明を使わず自然光だけで撮影したということだったのですが、本当に映像のクオリティが高い。クマに襲われるシーンなど、リアルそのものです、とにかく臨場感があり、スケールの壮大さを訴えかける。 そして主演男優賞をようやく獲得したディカプリオと、他名を連ねる俳優たちの演技も本当に流石、鬼気迫るものがありました。特にレオは木の根っこも動物の内臓も実際に食べたそうですが、よくあそこまで体を張ったものだなぁと、、。彼らの演技に映画館で拍手を送りたいくらいでした。 また音楽は坂本龍一が担当しているということだったのでこれも楽しみにしていたのですが、あえて派手さを抑え映画の空気感と調和させていて、これも感心しました。 ただ少し長いな、と思ったのですが、今考えるとどのシーンをとっても鮮烈で、全く省くことは出来なかったなと、そんなところでイニャリトゥ監督に共感してしまいました。 少し体力が必要です、軽い気持ちで鑑賞する映画ではないと思います。
『圧巻』
このキャストでこのスタッフ。こんなん、面白くないわけないじゃないですか。それはもう凄いの一言。思わず、前のめりで観てしまった。 まずは、撮影のルベツキさん。史上初アカデミーで三年連続撮影賞受賞だけあって魅せ方が非常に上手い。戦闘シーンは長回しでとって途切れることのない一貫した緊張と興奮を巧みに表現していた。観客がまるで実際に戦場にいるような気分にさせるほど没入感が高い。しかし、バードマンのようにずっと長回しが続くわけではなく、一つのシーンが終わったら間に雄大かつ険しい冬の風景のショットを入れるなどしていた。これにより長回しで没入感を高めたあとで俯瞰的に観て気持ちをリセット出来るとともにディカプが置かれている厳しい状況も冷静に把握できる。雪の重みで木々が軋む音など緊張感が続く役割も果たしていたりと本当に巧みな撮り方だと思う。何回でも観たくなるほど美しい撮影だった。 そして、何と言ってもディカプの演技。もはや、本当に熊にやられたんじゃないかと思うほど完璧。生きる原動力があるからこそ生きられると身をもって証明してくれた。最近のグリーンバックで撮る映画に比べるとその差は歴然で役者たちがスクリーンの中で実際に息づいているのがわかるくらいリアルだ。実際に寒いから凍えるわけで、演技だとこちらが疑う隙を与えない。これで主演男優賞とれなかったら何をすればいいんだってレベルの演技だった。 音楽も坂本龍一を起用していたりと全てにおいて一流な人材が揃っている。それらをうまくまとめたイニャリトゥ監督はまさに巨匠にふさわしいのではないか。監督としてはまだ若いのにもかかわらずこんなにも実績を残しているのもこの手腕なら頷ける。 今、メキシコからハリウッドに流れている風はこれからどう変化していくのか非常に楽しみだ。
●浦和パルコにて鑑賞。IMAX2D字幕。 ●レオ様の最新作。この作...
●浦和パルコにて鑑賞。IMAX2D字幕。 ●レオ様の最新作。この作品で念願のアカデミー主演男優賞を受賞したレオ様に期待。 ●まず言えることは、とても美しい映画だということ。アメリカの大自然が目の前のスクリーンに広がって、まるで自分が冬の西部開拓時代に投げ出されたかのような170分でした。 ●レオ様の演技は、まさに命がけ。アメリカの大自然に1人で立ち向かいます。台詞はほとんどないのですが(熊ちゃんに喉を裂かれちゃったので)、目と身体で復讐に燃える男の生への執着を表現しています。 ●タイタニックのころには、まさかこんな凄みのある役者になるとは思いもよりませんでした。タフさではジョンマクレーンにもひけをとらないキャラクターを演じ切りました。というか、途中からタフすぎて引き始めました…馬をテントにするのかよ… ●西部開拓時代ということで、インディアンや野生動物との戦いを描いており、ちょっとグロめです。慣れない人は気をつけましょう。プライベートライアンが大丈夫なら余裕です。 ●個人的に気に入ったのは、中盤に出会う孤独なインディアンとのからみ。いわゆる「フード理論」で、食事を起点とした絆が描かれます。超タフな男2人が降ってくる雪を食べようとして舌を出し、戯れます。レオ様はこの映画でほとんど笑わないのですが、このシーンでちょっぴり微笑むんですよね。萌えます。 ●少しばかり回想や幻のシーンが長いかなと思いましたが、大きく変わったレオ様が見られるだけでも十分です。おすすめ!
迫力
予告編で観てはいたけど、大自然の映像は映画館の大画面で観ると想像以上の迫力と美しさ。なんというか自然への敬意みたいなものが感じられますね。 ストーリーの中にもそういった自然への恐怖と敬意が込められていて、シンプルな復讐&サバイバル劇ながらも力強く心に残ります。 主演のディカプリオも“生きようとする意志”とか“激しい怒りと復讐心”そのものって感じでこれまたすごい迫力。 ディカプリオとトム・ハーディはもちろん良いんだけど、個人的にはウィル・ポールターの演技も二人に負けてないくらい良かったなと思います。
期待してたけど
よくわからないけど、西部開拓中のアメリカで起きた実話でいいのかな? 1つ勉強になったのは、その時代アメリカでも民族の縄張り争いや奪略があったのでしょう。 敵のエリアで狩猟してたら襲われた? 正しいのかわからないけど、熊に襲われるよりも冒頭の敵族から襲われていた描写の方が最高に怖かったです。あの容赦無い攻撃は全員全滅してるでしょう。 熊に襲われるディカプリオは1頭ですが、あの森に巨大 熊が何頭いてもおかしくないでしょう。 それ以降は声無く、館内のスピーカーから呼吸を聴かされるBGMは流れていた? 最後も復讐はしたが、ディカプリオの表情は硬くよくわからない終わりに金返してくれ。
凄かった…。壮絶。ずっと緊張しっぱなしで疲れた…。この監督の撮り方...
凄かった…。壮絶。ずっと緊張しっぱなしで疲れた…。この監督の撮り方やっぱり凄いわ。自然光だけってどうなんだろって思ってたけど、凄い。 映画として面白いかってゆうと分からないし画面観てられないくらい残虐なんだけど、観て後悔は無いです。
演技
まずひとこと。疲れているとき、眠いときは見ないようにしよう!w なぜかって、セリフは少ないし、静かだしゆっくり進むし。 ただ、何というか迫力が凄いんですよ。 演技にしろ映像にしろ。 レオ様に脱帽ですわ。
ディカプリオ初のアカデミー受賞映画だが・・・
話題にもなりました自然光のみでの撮影カメラワークは最初「綺麗」と思いましたが長時間映画ですので後半になってくるとその見せ方がウザくなってきます。 〇良かった所 ・熊に襲われるシーン 今までこんなに迫力があり、スピード溢れる熊の強襲があっただろうか ・激流に流されるシーン 迫力ありました 〇悪かった所・納得出来ない所 ・渓流で魚を手掴みで取るシーン あんな簡単に取れない 馬鹿にした様なシーン ・足が折れた後 あんな折れ方したら後半あんな足にはならない。 ・父と息子の設定・違和感 設定で父(ディカプリオ)に息子がいます。 先住民で種族の違う女との息子です。 (インディアン系です) ディカプリオが童顔なのか、父親に見えません よく見ても兄弟です。 ディカプリオ初のアカデミー受賞映画だが、過去のノミネート作品の方が演技良かったし、アカデミー賞主演男優賞として見ると損します。 まぁ今回作品賞取れなかったのは納得です。
重厚な中身と、重厚なレオ様の演技
レオナルド・ディカプリが、アカデミー賞(主演男優賞or助演男優賞)ノミネート5度目にして、初めて主演男優賞を受賞。これで彼も、無冠の帝王を脱したわけですね。 初めてのアカデミー主演男優賞のレオ様の重厚な演技が光っているそんな話題作ですが、同じく今回のアカデミー賞では、作品賞は『スポットライト』に譲ってしまいました。でも、こちらが作品賞でもおかしくなかったですね。『スポットライト』があまりにも衝撃的内容で、時代的にも要請されるような内容だったというのが賞レースの結果の理由だったかもしれませんね。 先ほどレオ様の演技を“重厚”と表現しましたが、作品の中身自体もその演技に合わせたような重い内容。かなり落ち着いたトーンで物語が進みますので、途中、その落ち着き具合に要注意。寝落ちする危険があるかも。 劇中、真冬の荒野でヒュー・グラスが遭難するんですが、そこまで乗ってきていた馬の死体を切り裂いて、その体内に入ってビバークするシーンが有ります。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でも、氷の惑星ホスで遭難したルークが同じように乗ってきた生き物のお腹を裂いて、その中に入ってビバークするシーンが有りますが、そう言うビバークって、サバイバル術の中では一般的なんですかね? いやぁ、それにしても、中々重い作品です。結構、血を見るシーンも有りますので、R15指定なのも納得ですね。
長いかな?
49本目。 ディカプリオのスゴいなと思うところは、どの役でも自分のものにしてしまう所だと思う。 スゲーなと思う。 そりゃ賞取るよ。 でも作品自体はと言うと、ウーン。 見所はあって、この先どう展開していくのか?って思ってると、何か間延びと言うか、セリフがほとんどないから、観ていてシンドイかな、動いているけど動いてない感じ? 尺が120分位じゃ短かすぎなのか?150分位じゃ長すぎなのか?難しい所です。 でもこの監督のカメラワークは好き。
映像と演技に圧巻。。
まず映像。 大自然の迫力、、圧倒的でした。 音。木々や水、演者の呼吸。ライフルの音が緊張感を感じました。 そしてディカプリオの演技。鬼気迫るものがあった… ラストシーンはもう、手に汗握り釘付け。 トムハーディのダークな役も良かった… がしかし。。ストーリーがなぁ。なんかすっっと入ってこなかったなあ…大作だからこその良さがもちょっとなぁ…
観たら納得 アカデミー賞
主演男優賞の受賞を聞いて、「やっとだなー」ぐらいにしか思っていなかったのですが、実際に映画を観て納得。 迫力というか、もう人間の限界を超えているでしょうこれ、、みたいな。(撮影も相当ハードだったんだろうな。。) 私は彼の詐欺師みたいな役も結構好きなのですが(笑)、この作品もみて、やっぱりすごい役者だーと思いました。 おっと忘れてはいけない! Tom Hardyもね。
どうやって撮ったの?
なんだこの縦横無尽に駆け回るカメラは…冒頭(は『死霊のはらわた』を思い出した)から「どうやって撮影したの?」の連続。スクリーンの手前にあるけど無いことになっているはずのカメラをどうしても意識してしまうと思ってたらラストで…いやあれは反則。笑っちゃったよ そして本作は記念すべきディカプリオのアカデミー賞受賞作でもある。熊・人間・自然に蹂躙され続ける様はディカプリオがアカデミー賞に辿り着くための地獄めぐりの様にも見えた。おめでとう!とはいえやはりこれは「撮影の映画」だろう。エマニュエル・ルベツキが凄過ぎる… すべてのカットに美しさと強さがある。特に冒頭からディカプリオが熊に襲われるまでは文句無しに素晴らしい。ただ物語としては美しい風景カットとディカプリオが蹂躙される展開があまりにも律儀に交互にあってちょっと退屈かなとは思った あとディカプリオ=キリスト的な描き方はしつこいと思ってしまう人もおるかもしれんけどあれはあれでいいんです。西部劇(特にマカロニウエスタン)において主人公はキリストでいいんです。一回死んで蘇る。『荒野の用心棒』のイーストウッドもそうだったように 最後にイニャリトゥのアカデミー監督賞受賞について。これは「こんな作品よく完成させましたね。お疲れ様でした賞」の意味合いが少なからずあると思う。俺からもお疲れ様でした。でもそれならジョージ・ミラーにあげてよって
ジャックニコルソン化進むレオ様
先週観たスポットライトは、各出演者のセリフが多く視覚に訴えるモノも少なく睡魔に襲われる事も・・・・^^; この映画は、ビックリするほど台詞少なく表情と唸り声と映像演出だけで2時間半・・・・^^; 熊に襲われるシーンは、目を覆いたくなるくらいリアルで後すざりする凄さでしたが、助かったとしてもあそこまで復活するには数年かかるような瀕死の重傷・・・ あの極寒環境で、生き延びるのは事実を基にしててもチョット無理があるよね^^;;; ただレオ様が、以前顔真似してた大御所ジャックニコルソンが憑依してるような演技は、オスカーに値する素晴らしさでした。☆4
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