誰でもない女
解説
第2次世界大戦時のナチスドイツによるドイツ民族の人口増加計画「レーベンスボルン(生命の泉)」を背景に、ひとりの女性の数奇な運命を描いたサスペンスドラマ。ドイツ占領下のノルウェーでドイツ兵とノルウェー人女性の間に生まれたカトリーネは、出生後に母親から引き離されて旧東ドイツの施設で育つ。成人後に命がけで亡命し、母親との再会を果たした彼女は、現在はノルウェーで母親と夫、娘や孫に囲まれて平穏な日々を送っていた。ベルリンの壁が崩壊した1990年、カトリーネと母親の元に弁護士スベンが訪ねてくる。かつてドイツ兵の子を産んだ女性を迫害したノルウェー政府に対して訴訟を起こすため、2人の証言が欲しいというのだ。しかしカトリーネは証言を拒否してドイツへと旅立ち、自分の過去の足跡を消すような不審な行動に出る。主演は「ヒトラー 最期の12日間」のユリアーネ・ケーラー。
2012年製作/100分/ドイツ・ノルウェー合作
原題または英題:Zwei Leben
スタッフ・キャスト
- 監督
- ゲオルク・マース
- 原作
- ハンネロール・ヒッペ
- 脚本
- ゲオルク・マース
- クリストフ・トーレ
- スターレ・スタイン・ベルク
- ジュディス・カウフマン
- 撮影
- ジュディス・カウフマン
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