クリード チャンプを継ぐ男のレビュー・感想・評価
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やるかやらないかで「やる」を選んだ男の物語
ロッキーシリーズはファイナルで綺麗に完結していた印象なので、見る前はやらなきゃいいのに。。と思っていました。
が。。ちゃんと「チャンプを継ぐ男に」なってました!泣けました!
ボクシングシーンはロッキーより迫力ありましたし、(一試合丸ごとワンカットで撮ってるのにビックリ!)
テーマ曲の使い方がもう。。
悪夢の再現のようなシーンから最後の最後にたたき起こされ、ロッキーとのあのやりとりの後に使われたら抵抗できないです(号泣)
クリードの育ちの良さから来る甘さというか、真剣に見えないけど真剣なんだろうな、というのも時代の移り変わりとして良かったです。
(ロッキーも似たようなもんか)
ロッキーってスタローン自身の経歴ともダブり、それも感動を後押しすると思うのですが、今回のクリードと監督とも重なるんですよね。
ロッキーが
何も持たざる者が、
やるかやらないかで 「やる」 を選んだ男の物語
ならばクリードは
偉大なものを背負った者が、
やるかやらないかで 「やる」 を選んだ男の物語
です。
ともかく色んな感慨が入り混じってしか見られない映画ですが、満足でした!
ロッキースピンオフ作品。 冒頭のスクリーン前でYOUTUBEに合わ...
オリジナルメインテーマの使いどころ
「出落ち」ではないが、もうこの設定を知らされた時点でほとんど落ちていたりする。アポロの息子とロッキーが手を組む、シリーズ通しで見てきた人ほど鳥肌もののピークはそこであって、大半は序盤で出尽くしていたりする。アポロ対ロッキーのyoutubeを流しながらのアドニスがシャドーするシーンなんてかなりいい。
ただ、トレーニング開始後はどう考えても急ぎすぎ。WBCの世界チャンピオンと公式キャリア1戦の選手のマッチメークという設定は素人でも「えっ?」となる。ロッキーももっと止めるだろう、と。
でも、ボクシングの本場だし専門性を追求しようとすれば可能なはずで、どう見てもコンランの階級が上にしか見えないのも、分かった上での演出でしょう。
まあ、それら含めて楽しめる作品。一度だけのオリジナルメインテーマの使いどころにぐっときた人も多いのでは?
伝統を重んじた上での新ロッキー
ロッキーシリーズは大好きで全て観ていましたが、主役も監督もスタローンでなければ最早ロッキーでもなんでもないだろうと、華麗にスルー、、
後にDVDで観た際に、劇場で観なかったことを激しく後悔する事になろうとは。。。
監督も大のロッキーファンと言うだけあって、ロッキーの伝統をしっかり受け継ぎながらも、ちゃんと現代風に作り上げられていて、違和感なくすんなり観ることができました。
カメラワークが良いためか、本物の試合を観ているような臨場感と、セコンドのロッキーとの掛け合いが迫力満点です!
音楽の使い方もとても良いので、最後は間違いなく泣けるでしょう。
あぁ、、劇場で観ればよかった、、
公開時期がスターウォーズの陰に隠れていたので、同じように見逃して、DVDで後悔した方も多いのでは、、
2016年最大の後悔でした。。
また観たいと思える作品でした
作品前後にアツい解説、観る気満々の満席の皆さんと共に泣いて大興奮。
今風の清々しい後味で、また観たいと思える作品でした。
ロッキー対アポロ戦の映像、アポロだけに注がれるドニーの視線が新鮮で印象的でした。
女性の存在感もいい。ドニーの母親メアリー・アンも、フィラデルフィアで出逢い心惹かれていくビアンカも、とても魅力的でした。
ドニーとビアンカの想いがあふれるシーンは、切なくて。
シルベスター・スタローンの温かい飄々とした演技は素晴らしかったです。
次々立ちはだかるボクサー達もいい顔揃いでした。
鑑賞前に「音楽にも注意してみて」とアドバイスがありました。キャラクターの心情に寄り添い一体化して、みごとだと思いました。
2017.1.22.ライムスター宇多丸のレコメンドシアター Vol.3
福山駅前シネマモード
ビアンカの”歌ってると、生きてる実感が湧く”は真理。それはそのままアドニスが戦う理由に繋がってるから。
初めて映画を観に行ったのが、早いもので1年前。あの時は疲れかそれか別の理由で眠ってしまった。多分”果たしてロッキーシリーズ観ていなくても平気だろうか?”なんて変に肩の力を入れ過ぎたんだろうなと思う(それで映画を結果観れずは、恥ずかしい事にアホらしいな)w
ようやく今度はバッチリに映画を無事に観ることができた。うん、すっごく良かったし、覚えたい言葉が沢山。例えば上の題名にあるビアンカが歌う理由。安易にその言葉通りに人生は行かないけど、自分に嘘は付きたくないって気持ちはしっかり受け取った。ビアンカもクリードも自分らしく生きたいって思いを共有しているし、だからこそ惹かれあうのに都合の良さはみえなかった。ナチュラルで微笑ましくて応援したくなるほどだよ。
もう一つはロッキーとクリードの特訓場面の台詞。鏡の前に立ってロッキーがクリードに、
”(鏡に映るクリードを指して)ここにお前を睨んでいる奴がいるだろ?最強の敵だ。お前がリングに上がるたびにこいつが立ちはだかる。それはボクシングでも人生でも同じだ”
という台詞です。先日観た『サウスポー』のフークア監督も”仕事は人生の一部に過ぎない。人生は試合だけじゃなかったのだと気付くことは、よくある”と、ボクサー経験者ならではの重みある言葉を言ってました。この映画でも無知ゆえにビアンカのライブで大暴れし、ロッキーとも言い争う場面が描かれてましたよね?”ああ、やっぱり試合外にも戦いってあるんだな”って改めて実感し、自分と不意に重ねました。未だ『ロッキー』が愛されてるのは、人生も描いているからなのかな?書いててちょっと恥ずかしいけど、正直そう思うんですよね。
もし前半パートだけ見て、”足りないし、アドニスはロッキー以上の主役か?”と頭の中で思ったのなら、そこで終わらないでください。そう感じるのは当然のこと。何故ってロッキーの登場以降が映画の本番スタートですし、足りない気持ちは前職中のアドニス自身も同じこと。つまり客が主人公とシンクロしたってことですから。
ところで続編あるらしいけど、監督続投するんだよね?スタローンかクーグラー監督以外はあんまり嬉しくないなぁ…。
ムチャクチャ面白かった!
ロッキー魂の伝承
前作までを観ていないままで鑑賞。
本作だけでも楽しめると言えば楽しめるけど、
ロッキーとアポロの友情とか、
若かりしロッキーの姿とかを知っているかどうかが
この作品の評価に直結するファクターかも。
つまり“あの頃のロッキー”の魂が、“アポロの息子”に受け継がれる。
ってのがたぶん一番の感動ポイント。
だからシリーズを観ていない僕はあんまり実感できなかった。
逆に言えば前作までのシリーズを観ている人、
好きな人には感涙ものの出来だと思う。
特に一番の盛りあがりどころで、
ここぞとばかりに使われる“ロッキーのテーマ”。
これにはロッキー素人の僕でもグッときた。
個人的にはラブコメ要素をもっと削っていいから
全体をもうちょいコンパクトにまとめて欲しかった。
スタローン世代には、たまらん!
中盤までは過去との擦り合わせで楽しめたが、構成に無理があって入り込...
やっぱりロッキーだよなぁ
シリーズ前作観ました。毎回同じ展開でクサくてバカバカしいって思う人も多い(失礼)だろうけど、ロッキーが「バカ」ってところが好きです。最初の試合でクリードが勝つシーンでロッキーはすぐにビアンカをリングに呼んだシーンはロッキーらしさを感じた。(コーチなら試合前に女なんて断て!とかいわれそうだけど。)
スタローンがよかった。この人の映画は「ロッキー」以外あまり観てないというよりも記憶にないと言ったほうが正しいかもしれないが、今作の寡黙でボソボソセリフを言うロッキーが好きだ。
シチュエーションもアポロの愛人の子供が主役っていいけど、果たして施設からアポロ夫人に引き取られ、何不十なく育てられた男がハングリーなスポーツボクシングで勝てるの?って疑問は残る。
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