ザ・ギフトのレビュー・感想・評価
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ジョエル・エドガートンの初監督作は静かに怖い心理劇
長編初監督作品で、脚本も自ら書き、こんなダークなストーリーを映像化するなんて。エドガートンが抱える心の闇はどれだけ深いのかと勘ぐってしまう。
愛想のいい、いかにも成功者という感じの夫・サイモンにジェイソン・ベイトマン。優しく明るいが少し神経質そうな妻にレベッカ・ホール。そして、2人の前に現れたサイモンの高校時代の同級生で、夫婦への奇妙な贈り物をエスカレートさせていく男に、エドガートン。このキャスティングが絶妙だ。
新居で幸せいっぱいに新たな生活をスタートさせたと思ったら、おかしな隣人からの干渉が始まって……という、ホラー映画でありがちな序盤から、まず予想のつかない驚きの展開が待っている。
人の心の醜さ、執念、復讐といった、ある意味ありきたりの要素を組み合わせ、これだけオリジナリティーあふれる心理劇に仕立てたエドガートン監督の力量に驚嘆。そして、ラストの衝撃に戦慄した。
サイコサスペンスの体裁だけど
普通のサイコサスペンスものに留まらないテーマがある作品で、楽しめました。
程度は違え身に覚えがある事(サイモン側でね)をした者にとっては、見につまされる映画でした。
その点で、幾多あるこの手の映画の中では、一線を画するものがあるように思います。
脚本が素晴らしくテンポも良い。
脚本が素晴らしく、俳優陣の演技も実に自然で、スリリングに話が展開する。"誰が責められるべきか?"については早々に読めたが、最後のオチはどんでん返しだった。サイモンのような性格の人間は僕の勤め先だった所にも何人か居たのを思い出した。
じわじわ怖くて気持ち悪い
終始暗い雰囲気でじめじめした映画でした。
じっとり、気まずい空気を丁寧に描いていて
チープな雰囲気は一切なく良かったです。
しかし自分は血みどろブシャー系が好きなタイプなのであまり合いませんでした。
予想していたのは、善良な夫婦が不気味なストーカー男に苦しめられると...
予想していたのは、善良な夫婦が不気味なストーカー男に苦しめられるというストーリー。
実際はストーカー男は思ったほどの悪人ではなく、むしろ旦那のクズっぷりが印象に残った。
様々なプレゼントをする男だが遂にはそんな「贈り物」までするか!
おそらく男はレイプまではしていないと思う。
だが、疑惑の念を起こさせることはできた。
これで男の復讐は成功と言えるだろう。
本当のギフトの意味に…(怖)
俳優のジョエル・エドガートンが、初めてメガホンを撮り、本人自身も犯人役として演じている作品。あまり話題にはならなくて、我が郷土では上映しているところも無く、観逃していたのだが、huluで鑑賞。何気ない日常が、次第に追い詰められ、忍び寄る恐怖によって、カタストロフィーへと導く様を描いたスリラー・サスペンス。
仲むずましい夫婦が、新しい生活を始める為に、転居した先で、夫の同級生の男と出会う所から、その恐怖はスタートする。その男の事は、夫も忘れているほど、決して仲の良い男ではなかったのだが、男からは新居に様々なギフトが届くようになる。最初は、再会を喜び合い、食事を共にしていたが、次第にギフトもエスカレートし、男に対する不信感が漂い始める。そんな折に、池の鯉が殺されたり、飼い犬が行方不明になったりもする。
男への疑念が膨らむ中、妻は、その男と夫の高校時代の秘密を知ってしまう。そして、真実が明らかになった時、サイコパスとも思える男の執念によって、夫婦の関係は、破局の道へと転がり始める。そんな中、妻は子供を身ごもるのだが…。タイトルの『ギフト』に込められた、背筋が凍るような真の意味が、明らかになっていく。
男がヒタヒタと忍び寄るホラー要素、隠されていた過去の秘密を暴くミステリー要素、そして、幸せな生活が次第に崩れていくサスペンス要素と、低予算ながら、最後までハラハラさせる、非常によくできた作品として仕上がている。ジョエル・エドガートンの監督としての手腕も、なかなかであることを実証した作品となった。
恨み節...この映画勧めた人を
何だよ💢Amazonプライム・ビデオ見放題作品じゃないよ。レンタル500円だよ。
ご存知の通りAmazonプライムビデオは全部が見放題では無い。一部有料の映画があります。
一体どう言う基準なのか?この映画はまさか買う人がいないと思いますが500円掛かります。
お金返してと言うより、まずはこの映画勧めているYouTubeがいると思うけど、勧めるのやめてもらいたい。あんたが進めた所で徳は無いですよね?カンベンしてよ。被害者の1人です。そうレビューを入れると言う事は、もう遅いのです。ただが500円ですか?カンベンしてよ。何が面白くて勧める訳?途中、夢オチのカットも入れてるし、ドンでん返し映画でも無く、ホラーでも無く。つまらない映画です。絶対進めません。何が因果応報だ。この映画じゃなく。この映画を勧めた人、恨みます。
これも好きなブラムハウス製作作品♪
突然色々なギフトをもらっても困っちゃいますよね、いい人そうだとしても・・どんな人が何を企んでるかわからないものですね~ただ、仕返しされて当然の奴もいますけどね。 レベッカ・ホール素敵でした(^-^)
いじめられっこの復讐劇?
ストーリー的には単純にいじめられっこの復讐劇と言えばいいのかもしれませんが、ホラーは苦手、でもそこそこ怖くてサスペンスは好きと言った人には向いていると思います。
私はこのテの映画は好きです。
最悪な男、サイモンのような人は身近にいるなーと思いつつ、学生時代にいじめられていた仕返し?をするゴードは不気味だけど、気持ちはわからなくもないし、痛快な部分もありました。
最後までテンポよく観れました。
ソフトな人怖
簡単に言えばいじめられっ子の復讐劇。
ゴードの不気味さより、いじめっ子のサイモンに対する不快感が強く印象に残る。特にサイモンがゴードに謝罪に行くシーンとか。
結局はサイモンの自業自得だから別に同情することもないけどね。
正直盛り上がりに欠けるし、伏線が巧妙って訳でもなく、ただただ気分が悪くなる。
不気味さの演出がうまい
不気味さや怖さの演出が秀逸。引き込まれて先の展開が気になりハラハラしました。見るものを飽きさせないテンポの良さ。オチは想像にお任せするスタイル。後味の悪さもいい味出している。サイコホラーやサスペンスが好きな人におすすめ。
自業自得…?
もうほんと気持ち悪い。面白いんだけど。
ドーン!とかガッシャ―ン!とかはほとんど無くって
なんかモヤモヤするな、けっこう気持ち悪いなって感じがずーっと続く映画。
サスペンスというのか、サイコスリラーというのか。
個人的にはゴードよりもサイモンが初めっから気色悪くって、
ほぼ主人公あつかいのロビンが、なぜこんな奴と結婚したんだろう?と。
見る目が無かったと言っちゃえばそれまでだけど、
そこをもっとしっかり描いて欲しかった。
僕、サイモンの良いところ最後まで一つも見つけられなかったもん。
ところで、話のオチが個人的にはほんと嫌いで
そこに業を背負わせるのは違うくありません?って。
でも何だろう、最後まで見なきゃって確かに引き付けられたから
そこはストーリーテリングの上手さがあったのかもしれない。
あとカメラワーク。これ誰の視点よ?って感じさせる、
いやらしいほどじっとりと怖かった。
なんだろう、ここまで書いてみるとけっこう面白かったのかも、と思うけど
やっぱり好みじゃないので大幅減点。
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