後妻業の女のレビュー・感想・評価
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酷い話なのに笑えるエンタメ作品
他の方も書かれてる様にシニア世代が「団地」を上回る勢いで多い多い!
映画館は久し振り!と話す人もいてそれだけでこの映画は大成功!
映画好きとしては色々突っ込みどころはあるのだけど、
兎に角、映画鑑賞人口が増えないと、良い映画は作られ無いんだから
この映画の様な80点位の充分楽しい映画は大事なんだよ!
やってる事は酷い話なんだけど、それでも
滅多に映画館には行けないから外れは引きたく無い方や、
お伽話として笑える映画が観たい人には是非お勧めです。
酷い女である小夜子がなんと無く哀しい女に描かれていて
あの男の嘘に、嬉しそうに騙される様子や
「竿師」に失望する様が、切ないなあ〜
でも、月に10本程度、映画館で観る中途半端な映画好きとしては
いくら事件が解決したからって、
親が殺されたかもしれない娘があんなにスッキリ
物事を納得しちゃうのは、ちょっと無いよな〜と思う。
そこはちょっとぬるく感じた。
役者的には尾野真千子!
大学教授の娘としてギリギリ品を残した立ち回りで
下町のヤンキーでは無いところを上手く演じてたと思うなあ〜。
全体に充分面白い映画でした!
業。
さすがトヨエツは上手い。どうしようもない悪党なんだけど憎めない。うさん臭さプンプンなんだけど話を聞きたくなる。いい歳こいてるのに色気がある。実にはまり役だ。
鶴瓶の演技がやや硬いなあと思っていたら、正体は竿師、なるほど金持ちという虚像を演じてるとみれば、むしろわずかに硬さを見せるとことは計算ずくなのかと思ってしまう。
大竹しのぶは、どうか。もっとできると思うのだが。それは歳を重ねたせいで妖艶さが抜けてしまったせいか?
話はよくある詐欺話。そう、昔からある稼業だ。それを生業にして生きているしょうもない、腐れ縁の男と女。
それも、人間の業か。
それならば、被害者面しているオノマチとハセキョウ姉妹の欲深さをあぶりだして欲しかったな。
「黄昏のビギン」と「Do you wanna dance」
「後妻業の女」というタイトルと大竹しのぶで大体想像は付いていた。観たらそれを上回っていた。大竹は言わずもがな、トヨエツも良い。この二人のキャスティングでこの映画は決まった。脇やちょい役にもキャラの立つくせ者役者を揃えて小悪党の大競演、楽しめた。
何より音楽が良かった。ギターのバンド音楽、でもロックじゃない。ブルースやジャズ系。この劇伴がコテコテを洗練されたものにしている。セミアコのピッキングが画面にスピード感をあたえる。さらに大竹がアカペラで口ずさむ「黄昏のビギン」、秀逸。「Do you wanna dance」(ベット・ミドラー)、これが大竹が死んだ(らしい)ところに流れた時は鳥肌もの。コントラプンクトとは正にこのこと。既成曲の使い方、出色!
コミカル・シニカル路線でした。
ザ・ブラックコメディ
日本のブラックコメディは、遠慮している感が出ていてつまらないが、本作はブラックコメディらしいシーンが満載で飽きずに見れた。
まず、驚いたのは鑑賞者の年齢。熟年夫婦とみられる方々がたくさんおり、かなり違和感。最近の映画では感じたことがなかった。
また、キャストの名前が出てくるオープニングとエンディングがなんとも簡素で逆に新鮮。
あのくらいでいいと思う。
さて、監督が監督だけに、濡場が多かった。(最近の日本映画は濡場が多いと感じるのは自分だけ?)
ただ、見てられないほどのものではなくまた主人公がどのように後妻業というビジネスを行う上で必要な行為だとわからせるために必要なシーンだったのかもしれない
ただ、トヨエツの濡場については必要だったのだろうか。まぁそういう仕事をしている上でのシーンだと思うが。樋井さんの濡場はどこかで見たな…と思ったらさよなら歌舞伎町だったか。とても印象的。
男をとっかえひっかえしているシーンもブラックで面白かったし、探偵の行動も面白かった。
金をめぐる、後妻業というビジネスをこういうコメディ仕立てで表現することが大事だと痛感したし、劇中で、被害者が恥ずかしがってる様も実際もこうなんだろうな…と考えさせられた。
大竹しのぶはこういう憎まれ役を演じさせるとすごいな…どんな逆境でもピンピン生き延びる姿を演じる彼女は本当に凄かった。
自分も老い老い
トヨエツ最高
尾野真千子の遠慮気味のビンタ
ベテランの実力派俳優陣の中にあっては演技派の風間俊介も若干浮いてしまうなぁと。私は邦画の大きな声で泣いたりわめいたりする演技が苦手で、彼の中にそういった部分があったのが気になった。まぁ、そういう役だから仕方ないんだけど。
ただ、物語もなんか中途半端。テーマや登場人物もわかりやすくていいんだけど、山場がどこなんだとか、釈然としないオチであるとか、なんかまとまりがない。悪が成敗されるのでもなければ、無情なやるせなさがあるわけでもない。私的には竿師との攻防とか、小夜子の生い立ちであるとか、その辺りがあるとまた印象が変わったんじゃないかと。まぁ、要するにスカッとしなかったということ。
伊丹十三作品っぽい
全体的な感じが伊丹十三作品っぽい雰囲気の印象を受けました。
ストーリーは、
柏木、小夜子、探偵のかけ引きが面白い。
最後に、「殺しても死なない女」と思わせる演出は好きです。
見ていると、小夜子が悪女過ぎて、
どうしても、朋美側の視点で見てしまう…
オチも、亡くなった人には感謝されてたっていうのは、
完全に悪じゃない感じで良かったと思います。
小夜子は、そんな事考えていないんでしょうけど…
あと、樋井明日香ちゃんにヌードシーンがあるのに驚きました。
大人っぽい小学生ってイメージでしたけど、もう25なんですね。
時が経つのは早いです…。
後妻業と探偵の駆け引きにのめり込んだ
豪華俳優陣の演技が楽しめる佳作
グズさ加減が笑える
大阪弁
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