後妻業の女のレビュー・感想・評価
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想像通り・・・
大竹しのぶ主演と聞いただけである程度の予測ができるが、登場から最後まで驚きも無かった。違う人がやってたならどうだったんだろうなあとついつい考えてしまう。
しかし、豊川悦司の存在感は凄い!
リアルな関西弁、しょーも無い男を完璧に演じている。本当に上手い役者なんだなあと感心。
豪華キャストの2時間ドラマのスペシャル感。
面白かった
大竹しのぶと豊川悦司のコンビが良い味出してて笑えます。
こんな商売て有るのかなぁ…と、不思議ですが楽してお金を稼ぐには人の財産をネコババするしか無いのかも…
鑑賞に来てる方は、年配の方が多かったです。
面白かったです。
メッセージがあるね。
社会で大きな成功を修めた富豪の男たち。
そんな男たちも加齢には勝てない。
結局、豪邸に一人残され生活する。寂しいよね。そんな生活を一掃してくれる女。そりゃ全財産叩いても良いという気持ちにもなり、狂うよね。心の隙間産業。そんな男女沢山居ると思う。
大竹しのぶを見る映画
大阪を舞台に夢売る商売『結婚相談所』に群がる中高年の喜劇であり悲劇…
後妻業の女、小夜子は狙った獲物は逃がさない。
今日も婚活パーティーで獲物を漁る。
小夜子を操る所長は、色男であるがかなりエゲツなく、スケベで滑稽な奴。
小夜子が後妻になると次々旦那は死ぬ。
病死か事故死か⁈
そして遺言なるものを家族に見せ財産を奪い去る。
今回の娘はなかなかしぶとい。
小夜子の身辺調査を探偵に依頼し小夜子の悪事を暴こうとする。
探偵は警察じゃない!自分の利益を天秤にかけ依頼者を簡単に裏切る。
小夜子が馬鹿息子を罵倒し冷たく突き放す、金策に困り果てた息子が小夜子の前に現れ取っ組み合いの喧嘩となり母の首を絞めた息子…母は死んだ⁈
所長と息子で小夜子をスーツケースに入れ運び出す途中、警官に職質を受け、中身を見せろと言われた…その時…スーツケースが動き出し、中から小夜子登場‼︎
『私、被害者ですわ』…コレがオチ⁇
殺人鬼達を野放しにして良いんかい‼︎と言う思いが込み上げスッキリしない。
記憶に残るシーン
・尾野真千子VS大竹しのぶVS風間俊介の乱闘シーン。しのぶさん凄い。
・棺桶の津川雅彦にキスするしのぶさん。
・竿師鶴瓶のスカイツリーに喜ぶしのぶさん。
豊川悦司や永瀬正敏も良かった。
シニアに大ウケ、周囲に乗って自分も笑えた
トレーラーから想像する通りの内容だったが、エピソードや台詞、演出で笑わせてくれた。キャパ140席で満席に近く、やむなく最前列で鑑賞。80%以上がシニアだった。
役者を楽しむ。
黒川博行の原作の映画化は、実は珍しい。初めてではないにしろ、著作数のわりには少ないほうであろう。
関西弁がネックかもしれない。
資産のありそうな独身の老人を狙って、その資産をいただこうという後妻業。結婚相談所の所長と、いわく言いがたい女が組んで、この悪だくみを果たしていく。
鶴橋康夫がTVでやっていたシリアスなものから一転して、コミカルなやりとりが続く。それも関西弁のなせる技かもしれない。
先の読めないストーリーもさることながら、本作は役者の芝居を存分に楽しむ作品になっている。
新藤兼人監督作品で共演経験のある大竹しのぶ、豊川悦司のはじけぶり。そこへ関わっていく永瀬正敏との化学反応は、観ていて本当にワクワクした。
大竹しのぶ、永瀬正敏といえば「死んでもいい」(石井隆監督)である。
娯楽に徹した大人の日本映画が少なくなっている現状では、貴重な映画である。
こういった映画が増えてくれば、日本映画も健全といえるのに。
笑える
観客はシニア世代の方ばかりで20代は私1人でした・・・( 笑 )
大竹しのぶさんの演技が素晴らしくリアリティあり笑いもあり面白かったです。
終り方を見ると続編もあるのかな~なんて思ったりしてます。
面白かった
大竹しのぶもトヨエツもすごい。演技に注目することはあまりないのだが、圧倒された。口ぎたない関西弁の罵倒が最高に面白かった。焼肉屋の場面がすごかったけど、尾野真千子は叩くのに遠慮があった。大竹しのぶなら自分が若手でどんな大女優が相手でも遠慮なく行っていただろう。氷川あさみも素晴らしかったし、風間俊介のカスっぷりも最高だ。登場人物それぞれにブルースが聞こえてくる。
単純な勧善懲悪ですっきりする話かと思っていたら全く違っていて特に正義を描かないところも素晴らしかった。鶴瓶に大竹しのぶがブッ叩かれるところは可哀想だった。
それにしても後妻業とは恐ろしい。経済が生み出した悪魔だ。
大竹しのぶとトヨエツの毒を毒だと分かっていてムカつきながら飲み込むような覚悟がかっこよかった。
トヨエツが素晴らしいとかかっこいいとか色気がすごいを超えて顔が面白い。マイケル・キートンに似てきているのでバットマンをやって欲しい。
一ひねり欲しかった・・・
日本映画の悪い癖で、良いセリフは予告で出尽くしですね。
思ったより効果的に使われていないので残念。
しかし、老年花芯か?ってな感じで皆さんお盛ん。
あれだけ稼いで何に使う?
大竹さんは流石です。
ただ、最後のオチが不満です。
しのぶ怖い子! オチが決まらん。
予告の「通天閣どころやない、スカイツリーや」
が、ツボだったので、観てみました。
関西弁に関しては、しのぶはそんなにうまくないというか、
関西の人ではないという感じがします。
でも、演技がべらぼうにうまいから、
変なイントネーションの関西人という
感じですっと受取れます。
趣味は読書と夜空を見上げる事、ですってよ。
お金を持っている中高年男性を狙って後妻に入り、
殺すなどして財産を巻き上げる後妻業をやっている
小夜子さんです。
しのぶにしかできない役だなあと思ってみていました。
小夜子は、後添えを探す老人達のスケベ心をうまくくすぐり、
トヨエツ演じる柏木とその財産を食い尽くします。
尾野真千子と取っ組み合いのけんかをし、
馬鹿息子の風間俊介を怒鳴りつけ、
つるべ竿師に本気になって、金をせびられてついに気付く、
悪党でありつつ、寂しい人だなあと思わせる厚みのある人間味を堪能させていただきました。
むなくそわるいですが。
トヨエツもよかったです。
さすがにトヨエツ、老けたなあ、50代らしい肌のシミやなーとか
余計な事も思いました。小夜子に対して、ニセモノのエルメスをプレゼントし、
ニセモノのカルティエを高く売りつけるという、こすいだましで
優位に立とうとしている感じなど、器がちっちゃくて面白かったです。
豪華競演陣もそれぞれに爪あとを残しており、露悪的で欲まみれな
世界を面白く見ていましたが、オチがいただけませんでした。
探偵が、詐欺師でもあり、馬鹿息子に撃たれて獣医に治療させる流れ
(「49歳 オス」が面白かった、柄本明も最高)から、
3000万円巻き上げたはずが、60万しか入ってなくて、柏木のマンションでの攻防・・・と、
おおおーと楽しく見ていたのですが、探偵と依頼人の関係のオチが書かれていなく、
でどうなったん?という疑問が残りました。
ラストでよく分からんけど尾野真千子の気持ちの整理に付き合う人として海辺に一緒に
いたことに違和感がぬぐえず、大きなクエスチョンが浮かびました。
また、小夜子がパニくった馬鹿息子(風間俊介もやっぱりうまい)に、
偶然絞め殺され(えらい簡単に死ぬなあと思った)、その死体を処分しようと
柏木はスーツケースに小夜子を詰め込み、車に積もうとして
職務質問(だれか呼んだ?うまいこと警察来すぎ)され、スーツケースの中身を
見せるよう言われて拒んだりしていたら、スーツケースが動き出し、警官が開けると
ええええ、小夜子生きてた!!
そして一言、
「あたし、被害者ですねん」。
一同ずっこける。えええ、コントで閉めなん?うそでしょー。
この、オチがね、オチがね、受入れられなくてさ。
結構いいやん!から、詰めが甘いねん!という評価になりましたとさ。
豪華出演人の演技と、小夜子と柏木のだましテク、探偵と娘の反撃を
楽しく見ていたのに、オチが気に入らなくてしょんぼりしたという事です。
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