後妻業の女のレビュー・感想・評価
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想像通り・・・
面白かった
メッセージがあるね。
大竹しのぶを見る映画
大阪を舞台に夢売る商売『結婚相談所』に群がる中高年の喜劇であり悲劇…
後妻業の女、小夜子は狙った獲物は逃がさない。
今日も婚活パーティーで獲物を漁る。
小夜子を操る所長は、色男であるがかなりエゲツなく、スケベで滑稽な奴。
小夜子が後妻になると次々旦那は死ぬ。
病死か事故死か⁈
そして遺言なるものを家族に見せ財産を奪い去る。
今回の娘はなかなかしぶとい。
小夜子の身辺調査を探偵に依頼し小夜子の悪事を暴こうとする。
探偵は警察じゃない!自分の利益を天秤にかけ依頼者を簡単に裏切る。
小夜子が馬鹿息子を罵倒し冷たく突き放す、金策に困り果てた息子が小夜子の前に現れ取っ組み合いの喧嘩となり母の首を絞めた息子…母は死んだ⁈
所長と息子で小夜子をスーツケースに入れ運び出す途中、警官に職質を受け、中身を見せろと言われた…その時…スーツケースが動き出し、中から小夜子登場‼︎
『私、被害者ですわ』…コレがオチ⁇
殺人鬼達を野放しにして良いんかい‼︎と言う思いが込み上げスッキリしない。
記憶に残るシーン
・尾野真千子VS大竹しのぶVS風間俊介の乱闘シーン。しのぶさん凄い。
・棺桶の津川雅彦にキスするしのぶさん。
・竿師鶴瓶のスカイツリーに喜ぶしのぶさん。
豊川悦司や永瀬正敏も良かった。
役者を楽しむ。
黒川博行の原作の映画化は、実は珍しい。初めてではないにしろ、著作数のわりには少ないほうであろう。
関西弁がネックかもしれない。
資産のありそうな独身の老人を狙って、その資産をいただこうという後妻業。結婚相談所の所長と、いわく言いがたい女が組んで、この悪だくみを果たしていく。
鶴橋康夫がTVでやっていたシリアスなものから一転して、コミカルなやりとりが続く。それも関西弁のなせる技かもしれない。
先の読めないストーリーもさることながら、本作は役者の芝居を存分に楽しむ作品になっている。
新藤兼人監督作品で共演経験のある大竹しのぶ、豊川悦司のはじけぶり。そこへ関わっていく永瀬正敏との化学反応は、観ていて本当にワクワクした。
大竹しのぶ、永瀬正敏といえば「死んでもいい」(石井隆監督)である。
娯楽に徹した大人の日本映画が少なくなっている現状では、貴重な映画である。
こういった映画が増えてくれば、日本映画も健全といえるのに。
面白かった
大竹しのぶもトヨエツもすごい。演技に注目することはあまりないのだが、圧倒された。口ぎたない関西弁の罵倒が最高に面白かった。焼肉屋の場面がすごかったけど、尾野真千子は叩くのに遠慮があった。大竹しのぶなら自分が若手でどんな大女優が相手でも遠慮なく行っていただろう。氷川あさみも素晴らしかったし、風間俊介のカスっぷりも最高だ。登場人物それぞれにブルースが聞こえてくる。
単純な勧善懲悪ですっきりする話かと思っていたら全く違っていて特に正義を描かないところも素晴らしかった。鶴瓶に大竹しのぶがブッ叩かれるところは可哀想だった。
それにしても後妻業とは恐ろしい。経済が生み出した悪魔だ。
大竹しのぶとトヨエツの毒を毒だと分かっていてムカつきながら飲み込むような覚悟がかっこよかった。
トヨエツが素晴らしいとかかっこいいとか色気がすごいを超えて顔が面白い。マイケル・キートンに似てきているのでバットマンをやって欲しい。
一ひねり欲しかった・・・
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