「温かさの中に見る、生と死。」さようなら(2015) 坂田亭さんの映画レビュー(感想・評価)
温かさの中に見る、生と死。
正直バイト終わりで、内容が静かでしとやかなものだと考えており、序盤でさようならするかなぁと考えていたが、そんなことはなかった。(少しは危なかったが....)長回しから感じさせられる、時の流れと光の温かさ冷ややかさ。アンドロイドと人間の間での温度差。そこからの死生観。柔らかいタッチの映像の中に生まれる、命。とても、強く心に響いた。まるで、西欧のアート映画を感じさせるようだが、人間の尊厳について実直に向き合った作品だった。素晴らしい。
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