「静かな劇映画」さようなら(2015) shigeshigeshigeoさんの映画レビュー(感想・評価)
静かな劇映画
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少し前、静かな演劇というのがあって、本作の原作もその演劇の旗手で、すっかり文化人の平田オリザさん。
恐ろしいほど将来の日本の現実になるであろう、原発事故の恐怖を淡々と静かな時の経過と共に美しく撮っているという手法が、すごく怖い事実をあからさまに描いていて、圧倒的な絶望に包まれます。
命は巡るものだとはいえ、この環境ではそれすら信じられなくなります。
世界に何十とある原子力発電所。
後始末できないと分かっていながら作ってしまうのは、人間の欲望が招いた人類の終わりへのレールなんでしょうね。安倍さんは必死で人類の滅亡に向けて原発輸出しているんですねー。あゝ恐ろしい。
もはやこれは、ドキュメンタリー映画だ。
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