蜜のあわれのレビュー・感想・評価
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二階堂ふみを堪能するための映画。PV。 でも長い。単調。 でも二階...
二階堂ふみを堪能するための映画。PV。
でも長い。単調。
でも二階堂ふみのいくつかのショットがよくて、でも長い。
観ながらやはり、中川信夫は凄かったな、とか鈴木清順は凄かったな、とか、正直退屈した。
二階堂ふみさんて不思議な女優さんですよねー。凄い美人でも凄く可愛い...
二階堂ふみさんて不思議な女優さんですよねー。凄い美人でも凄く可愛い訳でもないけど、目が離せない。
そんな彼女の魅力を観る映画です。
良質な変態映画
私は好きな作品。
原作の一解釈としてとても面白く、映像も美しかった。
幽霊の表現など感性が合わない点もあったが、人物描写そのものは嫌いではない。
可愛い、綺麗、エロス、ユーモア、時代感、こうした点が魅力的に感じるが、共感したり、感情が大きく揺さぶられるような作品ではないので、そうした点では万人受けはしないと思う。
美しいイラスト付きの短編小説を読んだような鑑賞感でした。
統御できる人の想像力
文学者ではなくとも、人間は自分に都合の良い存在をその妄想の中で飼っていることがある。たいていの場合、想像の中の存在は、その創造の主の意のままに作り上げるられる。
映画に出てくる金魚も幽霊も、大杉漣が演じる室生犀星の想像の世界に存在する。だから、二階堂ふみも真木よう子も犀星によって好きに想像されればいいのだ。
ところが、頭の良い人、想像力の豊かな人にとっては、たとえ想像上の存在でも、いったん完成した存在となるや想像主のコントロールの利かない自立した存在となってしまう。
いや、頭の悪い私のようなものでも、そのような妄想の産物をどうしたいのか分からなくなり、すっかり自分自身が振り回されている場合もある。
ここでの金魚は作家の夢想であり、幽霊は回想であろう。
自分が作り出したはずの夢想や回想が、自分に残された時間内には回収しきれないことが分かった老境の作家を大杉が見事に演じている。
そして、映画を観た者の誰もが思うであろう。二階堂以外にこの金魚を演じられる当世の女優はいない。
金魚がかわいい
金魚の可愛さと大人へと成長していく姿を上手く演出していた。二階堂ふみの魅力もあるけど、私は彼女の魅力を引き出す演出の力だと思った。
生命力と若さ、生きたいともがく先生、生々しいテーマなのに、可愛らしくて軽く観れた。
欲を言うなら、もう少し文学的に、妄想部分を表現してもらいたかったな。
元妻の役の真木よう子があってなかったと思う。
顔の割に少し甘い喋りだし、儚い美しさの方が良かったのではと思う。
金魚の衣裳が、成長とともに変化していくのに技を感じた。最初の3歳っ子の衣裳が好きです。
皆さん言ってましたが、芥川龍之介がそのまま出てきたと思いました。
あわれ
想像以上に炸裂する二階堂さんの魅力。大杉さん、永瀬さん、高良さんもさすがのお芝居です。芥川龍之介が本当に芥川龍之介だ!という感じでした。すごい。
お話はなかなかの変態映画だ…と序盤では思ってましたが、人の、生と性と恋のどうしようもなさ、おかしさ、愛おしさが描かれていました。
それにしても、金魚ダンスがかわいすぎました。
二階堂ふみの魅力
金魚の赤子を演じた二階堂ふみが、かわいい!エロい!なまいき!かわいい!エロい!ということで、とってもときめきました。
なんかかわいいダンスしてるし、なんかかわいい尾びれドレス着てるし、ポックリポックリゆう高下駄かわいいし。
さかなのささったかき氷とか、シュールな小道具もありました。
真木よう子を追っかけた時の街の看板が、コカコーラだったことには違和感がありました。
エロトークもなかなか際どくて楽しかったです。
文学って、エロいですものねー。
真木よう子の髪型は微妙でした。もっと似合うかつらかなったんかい。とおもいました。
先生が韓英恵といざ!というときに、化粧品の瓶で頭を打って、すねて帰る段はバカバカしくて笑いました。これが最後の機会かもしれなかったのに!って。
芥川も雰囲気似てたなー。
室生犀星の妄想を垣間見たという趣です。
赤子とゆり子のイチャイチャも良かったです。
わたしとしては笑えるところが結構ありました。
二階堂ふみさんの魅力溢れる作品
とにかく、物語よりも何よりも二階堂ふみさん可愛いかった。
幼い金魚が無邪気に「人を好くということは愉しいことでございます」という言葉をおじ様にねだるシーン、その後浮気され悲しんで怒って色んな恋愛の負の面を体験して去っていった金魚に、恥ずかしくて言えないよ、と言っていたおじ様がその言葉を口にする。
全然楽しそーじゃないじゃーん!苦しくてつらそーじゃーん!!とも思うんですが、全部ひっくるめて愉しいことなんですかね。
作品が先か彼女が先か。
どっちでもまあ同じか。
とにかく二人のやりとりが可愛すぎた。二階堂ふみは妖艶なイメージを持たれるが、今回はんざと?妖艶さが出ないようにしていた感が良かった。まあ十分セクシーだったけど。今回は可愛さが勝ってたかな。
“大威張り”してるようで(^^;)
『故郷は遠きにありて思ふもの』の後に続きがあるとは知らなかったのでは折角大学までいってるのに本当に勿体ないものだと我ながら呆れるばかりである。中卒ですぐ仕事したほうがよっぽど自分に合ってるなんて、文学作品に接する毎に思い知らされる。
そんな文学ファンタジーの映画である。
勿論、室生犀星の小説があるのだが、お恥ずかしいことに読んだことはない。だからその本がそのまま作品のベースになってるのか、それとも犀星の自伝的要素が強いのか不明である。まぁそのところは映画のキモではないから気にしなくていいのだけど・・・
“おじさま”とは多分犀星のことであり、その犀星の出自の悩みや、老人の性といった問題、又は震災や戦災といった怒濤の環境、その中で親交の深かった作家(芥川竜之介 萩原朔太郎)との嫉妬や羨望渦巻く心の葛藤、そして純粋に“愛”というものに対する探求を、一匹の金魚にデフォルメし、その金魚との戯れを具現化した内容である。
“もののあわれ”なんて古文で習ったけどすっかり忘れてしまったので、調べると“しみじみとした情趣”という意味らしいので、映画のテーマそのものなのかもしれない。
とにかく幽霊がぞろぞろでてくるわ、なかなか官能的なシーンが散りばめられているわ、逆にギャグテイストなのか、ダンスシーンが唐突にでてくるわ、忙しい演出なのである。監督の冒険作というか、チャレンジ心溢れる作りにしたいという思いがはっきりとみられる。だから、あまり同類的な建付を知らない自分とすれば、なんとも“変わった”映画なのである。照れながら観てしまうのも、これももののあわれなのだろうか・・・
せっかくここまで演じたのだから、二階堂ふみは、バストトップだせばいいのにって、思うのはゲスの考え?w
赤井赤子
舞台挨拶後の上映でみました。
二階堂さんが金魚に見える、と皆さんが口々に言っていたことが本当なのだと実感しました。とにかく二階堂さんが可愛らしく、愛おしかったです。
元気に踊りかわいい表情を見せる姿や、怒り発狂する姿、切ない姿、自由自在に演じられていて、とても素敵でした。
また、金魚の水の音やダンスでの曲、印象付ける音楽など、音響がとても合っていてよかったです。
衣装も凝られていてとても美しかったです。
二階堂ふみマニアのための映画
決して万人に受ける映画ではありません。
二階堂ふみさんを愛でる映画です。
赤いヒラヒラの衣装を纏う彼女を無条件に可愛いと思う人のみが楽しめる映画です。
室生犀星と赤子の痴話喧嘩シーンは二人の演者力に圧倒されました。
二階堂ふみさん、恐ろしい女優です
夢か幻想か妄想か、欲望なのか?
二階堂さんが非常にキュートです。
惚れてしまうほどキュートです。
それは当然、主人公の妄想だから。
妄想に心奪われ、妄想に心捧げ、
妄想と踊りながら人生を全うする。
実に素晴らしい人生ではないでしょうか。
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