スパイダーマン ホームカミングのレビュー・感想・評価
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ピーターが泥棒退治と女の子との関係構築に奮闘するお話
日常とヒーロー業の板挟みで苦労するという話。よくある話。名探偵コナンもそうか。ヒーロー業で頑張っていると日常を犠牲にし、日常を楽しもうとしても敵が現れヒーロー業に引き戻される。友人か、正義かの選択を迫られることもある。家庭持ちの父親の心境と重なる部分もあるだろう。
加えて、今作はピーターがトニー・スタークにアベンジャーズのいち員として認められるまでという大人への参入儀式という意味合いもある。よって、この作品は家庭持ちの父親にも、大人に認められない鬱憤が溜まっている新春期の子供にもターゲットされているのだろう。
今作の敵は完全な悪とは言えない敵である。ハリウッド映画は完全懲悪の単純なものばかりという固定観念が覆された。
65点
映画評価:65点
感想を読んでもらう前に注意事項としまして、
この作品はマーベルシリーズのスピンオフとしての位置付けであることが前提です。
ですので、
これからご覧になるのでしたら
まずサム・ライミ監督のスパイダーマンを
1だけでも良いので観てください。
今作のスパイダーマンはマーベルの一部。
スパイダーマンの生い立ちや、境遇、
何故ヒーローに目覚め、能力を得たのか、
そんな説明や解説はありません。
スパイダーマンの基礎知識くらい知っていて
当然だよな?って感じで作られています。
マーベルシリーズからではなく、
せっかくスパイダーマン自体に興味を持って頂いたのであれば、是非サム・ライミ監督作品からご覧下さい!
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では、改めまして
感想を書いていきます!
私は《好き》ですね。
このスパイダーマン!
原作のアメコミの設定は知らないし、
映画のスパイダーマンは少し暗いイメージなので
このくらい血気盛んで、
こんくらい明るくされると
観ていて楽しいです
これだけ聞くと、
陽キャになったのか?と、
思われるでしょうが、
根底にあるものは以前の映画版と変わってません
マスクが無い時は弱気だし、
引っ込み思案で、控えめな性格。
ちゃんとその辺は変わっていないです。
でも、彼の周りが明るいし、
彼をしっかり仲間として迎え入れている。
変に暗い気持ちにならずに、
事件以外の余計な感情を起伏させないでくれて
とても見易いです。
観ている側が楽でした。
それに今回のスパイダーマンはしっかり高校生らしい。
若さゆえの無鉄砲さや、正義感。
1つの任務に対してのドキドキやワクワク。
自身の初勤務を思い出してきます(笑)
失敗してもヘコたれず、
ヒーローらしく、しっかり前を見据えている。
今までのスパイダーマンは少しダークヒーローっぽく描かれているいましたが、
彼はまさしく真のヒーロー!
キャプテンアメリカよりヒーローらしいです!色恋
その純粋で無垢さが爽やかで
応援したくなります。
だからなのか、
通常ヒーローものの色恋話しとか
全然興味がなかったのに、
パーカーの色恋沙汰は応援したくなりますね!
あと敵も良かったです、
パーカーとシンクロして
完全に度肝を抜かれました。
あの何とも言えないスリルは中々味わえませんね。
総じて新しいスパイダーマン本当に良かったです!
頑張れ!ピーター・パーカー!
【2021.5.22鑑賞】
最高!
軽やかで生意気なその姿はまさに”ブリッツクリーグ・バップ”! 新たなるスパイダーマンの活躍に心が踊る♪
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「MCU」シリーズの第16作にして、蜘蛛の力を手に入れた青年ピーター・パーカーの活躍を描くMCU版『スパイダーマン』シリーズの第1作。
ニューヨークをホームタウンに活動するヒーロー、スパイダーマン。奇妙な武器を扱う密売人を調査していたところ、空を飛ぶヴィラン「バルチャー」が彼の前に立ち塞がる…。
○キャスト
ピーター・パーカー/スパイダーマン…トム・ホランド。
トニー・スターク/アイアンマン…ロバート・ダウニー・Jr。
ハッピー・ホーガン…ジョン・ファブロー。
ペッパー・ポッツ…グウィネス・パルトロー。
スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ…クリス・エヴァンス。
○新キャスト
密売組織のボス、エイドリアン・トゥームス/バルチャーを演じるのは『バードマン』『スポットライト』の、名優マイケル・キートン。
ピーターの学友、ミシェル・ジョーンズを演じるのはミュージシャンやダンサー、テレビドラマで活躍していた新進気鋭の女優、ゼンデイヤ。
ピーターが通う学校で校内放送番組のニュースパーソナリティーを務める女学生、ベティ・ブラントを演じるのは『ナイスガイズ!』のアンガーリー・ライス。
スパイダーマンのスーツに搭載されたAI、カレンの声を演じるのは『ビューティフル・マインド』『そんな彼なら捨てちゃえば?』の、オスカー女優ジェニファー・コネリー。
製作…ケビン・ファイギ。
製作総指揮/原作…スタン・リー。
満を持して遂に登場、親愛なる隣人スパイダーマン!
実は初登場は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)なのですが、今作では主人公として活躍してくれます!
おそらくマーベル作品の中では最も有名で最も人気があるキャラクターでしょう。
実写映画化も今回で6度目。3年振り2度目のリブートです。…リブートしすぎと違う?
今でこそエンタメ界の帝王として君臨するマーベル社ですが、今から20年くらい前までは経営危機でヤバかったらしい。
にっちもさっちもいかなくなったマーベルは、人気キャラクターの映画化権を他社に売り渡してしまう。
そこでソニー主導の下『スパイダーマン』(2002)は制作される。サム・ライミが監督したこの作品は大ヒットを記録しシリーズ化、今日に至るまでのアメコミブームを作り上げた。
しかし、経営破綻したマーベルがキャラクターの映画化権をばら撒いた結果、同じマーベル作品なのにMCUと『X-MEN』は全く関わりのないシリーズになっていたり、MCUにウルヴァリンやデッドプールといった人気キャラクターが登場出来なかったりと、なんだかややこしくて複雑な大人の事情が発生してしまった。
ソニー版『スパイダーマン』の成功がMCUに及ぼした影響は大きい。おそらくソニーが『スパイダーマン』を映画化していなければMCUも存在していなかっただろう。
その点において、ソニーに足を向けて寝られないというのがマーベルの立場。
とはいえ、MCUがフランチャイズとして大成功を収め、企業としての力が圧倒的なものとなった今、マーベルとしては人気No.1キャラクターのスパイダーマンがどうしても欲しい。
相当エゲツない金と権利のやり取りがあったことは想像に難くないが、とにかくスパイダーマンは実家であるマーベルに帰ってきた。
だから本作のタイトルは「ホームカミング」=帰郷な訳ですね。
なお、初期作品を除きMCU作品はディズニーが配給権を持っているが本作はソニーが権利を持っている。その為、動画配信サービス「Disney+」では『スパイダーマン』シリーズが観られないらしい。これぞジ・大人の事情ですね。
(ディズニーがマーベルを買収したのは2009年のこと。まだMCUは『アイアンマン』と『インクレディブル・ハルク』しか公開されていない。このビッグマネーに対する嗅覚と決断の速さ、さすがディズニー恐るべし…。)
映画と関係ない事書きすぎた💦
いや〜、本作面白かったですね。
学園コメディという作風な為、肩の力を抜いて気楽に楽しめる。
事件の規模もこれまでのMCU作品に比べると非常に小さめ。これがニューヨークを守るヒーローというスパイダーマンのキャラクター像にぴったりあった感じで好印象。
とはいえ、その結果結構地味な作品になっているので、ド派手なアクションを望んでいるとがっかりするかも😞
強敵バルチャーを演じたマイケル・キートンが素晴らしい。というか、キートンを起用することを提案した人が凄い。
かつてバットマンを演じた男に、空を飛ぶ悪党を演じさせるというのは気が利いている。バルチャーがブルース・ウェインと同じ大金持ちキャラであるトニー・スタークを恨んでいるという設定も、おそらくはメタフィクションなネタなんでしょう。
てか、よく考えると本作の騒動もトニー・スタークが原因じゃないか…。いい加減にしろよあの髭のオッさん…。
バルチャーとピーターが予期せぬ出会いをしてしまう場面が本作の白眉。あそこの恐ろしさはほとんどホラー映画の世界。それっぽいBGMをつけたりせず、何気ない感じで演出しているところが上手い!
監督であるジョン・ワッツはホラー作品で長編映画デビューしている。この経験が活きているのかもしれませんね。
「みんなもうスパイダーマンのこと知ってるでしょ!?蜘蛛に噛まれたりとかベンおじさん死んだりとかもうすっ飛ばしますね👅」という思い切りの良さも、個人的には賛成。
ベンおじさんという父性的なメンターの役割を、本作ではトニーに担わせている点もスマート。新たなトニーの一面が見られるのでアイアンマンのファンもニッコリできるはず。
とはいえ、日本の観客の中にはスパイダーマンを全く知らない人もいるだろうし、困惑した人はいるかもね☹️
『アントマン』(2015)や『ドクター・ストレンジ』(2016)は、MCUを全く知らない人でも問題なく楽しめたと思うが、本作は『スパイダーマン』シリーズの1作目でありながら完全に『アベンジャーズ』(2012)や『シビル・ウォー』の続き。
そのため、本作から見始めた人は正直訳がわからなかったのではないでしょうか?この辺りはユニバース化の弊害かも。もう少し一見さんにも優しくしていかないと、今後のMCUはどんどん苦しくなっていくのでは?
本作はスパイダーマンのヒーローとしての活躍よりも、ピーターが如何にしてヒーローとしての自覚をもつか、つまり「大いなる力には大いなる責任が伴う」ことを理解するかという点に比重が置かれている。
そのため未熟なピーターがドジを踏んだりするコメディ要素が楽しい。
しかし、過去作に比べると派手なスイング・アクションや強敵とのバトルは少なめ。
バルチャーとのバトルはちょっとあっさりしすぎている、かな?
クライマックスの輸送機に関してもちょっと疑問。
街中に飛行機が墜落しなかったからよかったけど、街に落ちていたらとんでもないことになってたよね。
短絡的に行動して、市民を危険に晒したという点では、銀行強盗やフェリーの時から成長していない、という風にも捉えられる。
向こう見ずな性格をトニーに嗜められていたけど、結局最後までそれは治らなかった、というのはヒーローの成長物語としては上手くないかも。
あとランタイムが133分というのは少し長いかな。
面白いので間延びしたようには感じなかったが、小さなお話なのでもっとコンパクトに纏めることも出来たはず。
まぁなんだかんだ言ったけど、OPにニューヨーク・パンクのレジェンドバンド、ラモーンズの「電撃バップ」を持ってきた時点でフゥー!最高ー!!!
このラモーンズを使うというセンスが良い!!たしかにスパイダーマンのお調子者感と自由な感じはラモーンズっぽいわ!
MCUの吹き替えは残念な出来が多いが、本作の吹き替えは最高だった!
ただ、日本オリジナルエンディングとして関ジャニ∞を使うことを提案したバカはショッカーにぶん殴られてください⚡️
師であり父であるアイアンマンとの関係性
スパイダーマンもやたらシリーズがあって、初心者にはなんでいくつもあるのか意味不明なシリーズ。
今回のスパイダーマンも3シリーズ目。
定番である、クモに噛まれる所と、ベンおじさんが死ぬ所はあっさりカット。ダイジェストすらなし。それはもはやみんな知ってるよねっていう設定なのかしら。
アベンジャーズシリーズの仲間入りしたスパイダーマンはまだまだ子供っぽくて、アイアンマンが師匠であり父親のような存在。
これ見てからじゃないとエンドゲームの良さが薄れてしまうかもね。感情移入という点で。
人間的に未熟なスパイダーマンの敵が、家族を守るために悪事を働く大人という展開。
敵の翼のような機械はなかなかカッコいい。
それにしてもアイアンマンは頼りになりすぎる。
アベンジャーズの1つの作品として
軽薄なスパイダーマン
やっぱりいいです!
前作、前々作
トニーにくぎ付け!(笑)
マイケルキートンがバルチャー
アベンジャーズから繋がる物語だが、アイアンマンに見張られている様な扱いでヒーローとして格の違いがありすぎる。
高校生ピーターは親愛なる隣人でお節介なヒーローでしかない感じがして、悲しくなった。
何しろ、ヒーローが溢れている世界であり強いの弱いのが山ほど居るのだから…。
高校生としての限界も見えて、苦しい展開は軽い高校生らしさを出していても、少し暗い話になっている。
とは言えサムライミ版と比べると内容は青春ドラマ程度になっている。
悪役のバルチャーが別作品でコウモリ男だったマイケルキートンがやるってのが楽しい。悪事に手を染めた経緯はともかく、一本筋の通った悪役になっていた。
MJの出番が脇役に留まっており、次回作での発展を期待させる。
MCU版スパイダーマン
MCU版初のスパイダーマン単独作品。
アベンジャーズにがっつり絡ませるストーリー。
SONY版2シリーズと違うキャラや展開なので
比較する雑念が無く見ることが出来る。
でもどうやって力を手に入れたかなどの知識があると尚見易い。
トニーがベンおじさんの代わりの役割をしている。
青春映画でもあるし、未熟なヒーローの感じが良い。
最後の自作スーツで戦う展開もすごく良い。
・ハグじゃない
・スーツが無いと何も出来ないならスーツを着る資格はない
エンドロール後
刑務所でトゥームスとガーガンが再会
キャプテンアメリカのビデオ映像
もっとも学生感があるスパイダーマン
スパイダーマンホームカミング 【IMAX 3D】
鑑賞日 2017 8/11
もっとも高校生らしい主人公で、設定そのものに違和感を感じることはなかった。過去作と1番違うところは、なによりアイアンマンがピーターパーカーの師匠として登場することで、ミスをし、スタークに叱られるところなどがまたピーターパーカーの若さを表現しているようだった。だが、見ていて嫌だと感じたことが4つあった。まず1つ目は「親愛なる隣人 スパイダーマン」の過去作との意味合いの違いだ。過去作ではスパイダーマンは道路に飛び出た子供を助けたり、いじめられてる子供を助け、さらに「君、名前は?おお!いい名前だね!」と励ましたりなどといった善行から、住民の信頼を受け「親愛なる隣人」と呼ばれるようになったのに対し、ホームカミングではスタークの言う、「君はアベンジャーズのようなヒーローにはまだならなくていい。ご近所で活躍する『親愛なる隣人 スパイダーマン』であればいい」という意味の違いがあり、違和感を感じた。2つ目は、スパイダーマンの1番の魅力といっていい、ビルからビルへのスウィングがほぼなかったことだ。せっかくIMAX3Dで上映していることの意味がないと感じた。3つ目はこの映画を見た誰もが思ったことであろうヴィランであるヴァルチャーが弱すぎることだ。その最後はあまりにもあっけない。今までめちゃくちゃ強かったからピーターを追い詰めたにもかかわらず操縦を失敗し、火の中に落ち、ピーターに助けられるのだ。かなり期待はずれだった。そして最後の4つ目は予告編だ。ほぼストーリーを公開しているのだ。だから映画を見る前にほぼストーリーがわかってしまいあまり楽しめなかった。
アベンジャーズの中でのポップなスパイダーマン
新しいスパイダーマンで良いと思った!
現代的な要素をふんだんに詰め込み、実にポップに仕上げられた新しいスパイダーマン!
主演のトム・ホランドが本当に魅力的。
根っからのスパイディファンである彼は、あるインタビューで「10年後にはアンドリュー・ガーフィールドの後を継いでスパイダーマンになりたい」と答えた5年後に役を手に入れています。
そして、スタント能力も高く、バク転バク宙なんて序の口と言わんばかりの身体能力の持ち主。ネットにこの身体能力の高さがわかる動画が沢山あるので、ご存知でない方はぜひ探してみて下さい。映画がイマイチだった人も少しは評価が上がるかも?!
ストーリーは過去のスパイダーマンに比べて、終始軽めなのですが、締めるところはきっきり締めて来る所が素晴らしい。マイケル・キートンとの緊張感が生まれるシーンは背筋がゾクっとします。
トム・ホランドの素のキャラクターがこのスパイディだよね?と思うレベルで役者とキャラクターがマッチし、可能性に満ちたトムホスパイディの今後も楽しみになる作品です。
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