湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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エンタテイメントでした
いわゆる癌で亡くなる話。
前情報なしで、いつも見ていますが
余命期間が解った途端、冷めました。
お涙頂戴の映画が始まるのか、、、。
そう、監督もきっと、そんな事は承知してる。
そこから幾つかのショートストーリーが
続く。
で、それらの話がみんな家族の繋がりが大事だっていう内容。
どれもハッピーエンドだけど、
宮沢りえの両親とは、うまくいかない。
そのバランスもいいし、石投げるリアクションも大好き。現実ではやんない。
投げてもガラスは多分割れない。
せいぜいヒビが入るくらい。
でもガラスがわれる。それでいい。
そうあってほしい。
最後の煙も初めはわかんなかった。
真っ赤だったらすぐわかるかも
しれなかったが、ピンク。
でも、銭湯で火葬して、最後にタイトルが表示。
考えた人。なかなか。
銭湯で火葬。普通は多分駄目。
でも、そこをやるのが映画。
まいりました。
母として、娘として。
余命宣告を受けた女性の《母としての顔》、《娘としての顔》が切なく、時に荒々しく描かれる。
どうしようもない親の元に生まれた子どもは本当に苦労する。と思った。
アユコが、ここに居たい。だけど母親のことはまだ好きでいさせて欲しい。と言って泣くシーンに、胸が苦しくなった。
若葉が母親に会いに行って、犬の置物を窓に投げつけるシーンも。
コミカルには描かれているけど、なんていうか、とてもやるせない気持ちになる。
この映画のテーマは《母と娘》なのだろうが、描かれてる母娘がみな複雑すぎた。
《余命宣告を受けた主人公が、バラバラになった家族を再生させる》にしては、事情が少々混み合いすぎてる気もする…。
それなのに、登場人物はみんなキラキラしてるし強い人たちばっかだな〜ダメな人間は父親くらい。
音楽と画はとても綺麗。(宮沢りえと花ちゃんのおかげか?!)
バックパッカーが番頭をしてて《新たな家族》が《お母ちゃんの》熱い愛につかる。
そんなラストシーンも綺麗に決まっててよかった。
高評価なのも頷ける。けど、好みじゃないので☆は少なめ…。
聡明で心優しい宮沢りえが可愛いい
宮沢りえ主演の余命モノです。余命宣告されて、失踪した夫と銭湯、娘のいじめ、娘の本当の母親、自分の母親など、やりたかったことを全て解決して、少し強くて完璧すぎるようにも思いますが、聡明で心優しい母親を演じる宮沢りえが可愛く見えます。余命ものながら涙を誘うというより、意外性のあるストーリーで最後まで面白かったです。タイトルが効いている意外な結末も映画としてのファンタジーとしてはありでしょうか。
力技で纏めた愛し愛された女のお話。
難病ものですね。
同じ時期に公開している末期ガンの放送作家が妻の次の夫を探す映画は、予告の時点であかん匂いがプンプンだったので華麗にスルーしましたが、こちらはキャストが良さげ(特にオダギリジョー♡)なのと、チチを撮りには未見ですが良さげだった中野監督に興味が湧いてみることにしました。
血縁でない娘を愛する母に圧倒されました。
血縁でない母には、もしかしたらなれるかもなので、自分への希望としてもよかったです。
あとは杉咲花がよかったです。弱くっていじめを拒否できない高校生なんだけど、びっくりするような反撃をして、その姿が破壊力抜群で涙腺崩壊でした。
彼女の泣き方もいいですね。本当に悲しそうに苦しそうに泣くので、こっちの体内にも悲しみや苦しさが流れ込んできます。よってボロ泣きでした。
母がくれたお揃いの水色の下着が、こんなところで役に立つなんて!よく頑張ったよ。偉いね。
つか、高校生に指が透けるくらい薄いスポーツブラさせてるのはだいぶダメですけどね。それはもっとはやく対処しないとお母ちゃん。
ヒッチハイカーとの交流はちょっと都合良すぎっつか現実味がないですね。あんなのに出会ったらぜったい車にのせたらいかんもの。どうすんの殺されたら!娘を守れへんでしょう。危機管理がなってないですよ。まあ結果的にいい人でいい働き手でよかったですが。
双葉も母に捨てられたんですね。そして自分が愛したようには母は愛してくれなかった。裕福な暮らしをしている母の家に犬の置物を投げる気持ちはわかります。再会も叶わず、彼女は死ななくてはならない。悲しいです。
探偵との交流も、ちと嘘くさく、だらしないオダギリジョーさまは、可愛いんだけど、人間ピラミッドしかできないってねえ。
男子勝手な人ばかりで嫌ですよ。
鮎子ちゃんもとってもよかったです。
下着やタカアシガニやなぜか知ってる手話など、フリが悉く活きた満足感と、ドヤ顔がちょっと浮かぶ感がありました。
ラストは、犯罪ですよね。法を無視した火葬で捕まらなきゃいいけど。そこで結構冷めましたね。
ホスピスでの動けなくなってからのお母ちゃんは、死ぬ前の数日、あるいは数時間の祖父母と同じ感じで、リアリティを感じました。
作り手の腕力が目立たなくなるともっといいのかななんて思いました。
まあ偉そうですこと、どうぞお気になさらず…
ほんっとに泣き続けた
ワンシーンワンシーンに涙がこみ上げる〜〜
そんな映画なかなかない
そもそも泣かせるように出来てる
で、まんまと泣いてしまう
余命2ヶ月ってのがベースにあるから
それだけで御涙ちょうだいさせられるんだよねー
でもこの映画はそれだけじゃない
彼女の生き方にもう胸打たれっぱなし
葬式のシーンは本当に逝かないでって思ったし
初めて泣いた。他人の葬式で。
制服取り返して泣いた
タクミに目標与えて泣いた
手話教えてて泣いた
すべての行動に意味があって
彼女の愛の熱さはジワジワと
周りの人にも伝わってて。
杉咲花ちゃんの演技がもう本当に最高で
それにさらに泣かされるっていうね
驚き方、泣き方、シーン毎に違くて
バリエーションがすごい
探偵さんもカッコよかったし
オダジョーとうりに関しては男って
本当にクズに描かれるなあって思いつつも
その対比で余計お母ちゃんが立派に見えたし
というか宮沢りえが好きになりそうになった
最後らへんのあの変貌の仕方も凄かったなあ
ただ映画っぽくは無いなと思った
スペシャルドラマっぽい
というかスペシャルドラマでやってほしい
お茶の間で流れてほしい
家族で見てほしいそんな映画
人に何かを与えたいと思わせてくれる
自分が変わろうと思える
そんな映画でした
宮沢りえの死の間際のシーン、ヤツレ方がリアルでびっくりしました。 ...
宮沢りえの死の間際のシーン、ヤツレ方がリアルでびっくりしました。
手話のくだりは泣かせますが、ピラミッドのシーンは予想してましたが本当にやるかと苦笑してしまいました。
そうきたかぁって感じでした。
終始泣きっぱなしでした。鼻水止まらず大変でした。宮沢りえがお母さんが結構よく似合っており、あーこういう役をされる時代になってきたんだなぁ。
作品に惹かれてまた、松坂桃李のファンでもあり見たのですが、ここまで泣かされるとは思いませんでした。最後の宮沢りえが「死にたくないよ」っていうシーンでは号泣してしまいご迷惑になってないか心配になりました。
ただ、最後の火葬シーンは僕の中ではうーん。少し過剰ではないだろうかぁと思ってしまいました。他の方はどう感じたのだろう…
宮沢りえありき
泣かせる作品という前評判でしたか
途中まではそんなに泣くという感情は湧かなかった
でも、最後まで飽きさせること無く宮沢りえの
振り切った確かな演技に圧倒された。
命が薄くなっていくってこんな感じなの
命が尽きるまで人間は家族や周りの人達のことを
思い遣って考えられるのかと感情がどんどん
高まっていき結局泣いていました。
終焉の前に宮沢りえが
死にたくない…生きたい と振り絞って言うところは
生への切望、、本当に参りました。
見応えのあるシーンとなっています。
娘役の杉咲花さんも上手かった、脇の
オダギリジョーも駄目っぷりが良かった。
役者さんが皆さんしっくりとハマってて
いいセッションでした。
幸いな事に近くのシネコンでやっていて
観られた事を感謝します。
前評判通りの素晴らしい起承転結の人間ドラマでした。
宮沢りえは最高にいい役者さんですね。
「愛」、それは人と人を繋げるなくてはならないもの。
この作品は、溢れんばかりの愛に満ちた作品だ。題名からして、前評判できっと良い映画なのだろうと思い、上映館に赴いた。
いやー、泣いた泣いた。この作品の監督は、色んな「愛」を、私に教えてくれた。今年、多分一番の邦画であろう。
宮沢さんは、もう一流女優ですな。
鶴瓶チャンの息子「駿河太郎」君の探偵役も良かったです。『オーバーフェンス』のオダジョーよりも、この作品のオダジョーの方が良いですね。
「とと姉ちゃん」の美子「体操着」を脱ぐという演技良かった。鮎子もよい演技をしてたよ。
昨年と同じく、人と人の繋がりを丁寧に描かれた作品こそ凄く輝いているように思えた。
心温まる
そんな映画でした。
杉咲花さんの演技が光ってました。感動しました。
でも一番泣けたのはオダギリジョーさんが、我慢してた涙を一気に流した、あのピラミッドのシーンですね。みなさんはどこで泣けたんでしょうか?
ハンカチじゃなくてタオルを持って行きましょう
2回見ました。
2回見ると監督の細かいこだわりが見えます。
あずみちゃんがお母ちゃんからもらったブラジャーの色が、
何の気なしに答えたと思っていた好きな色の水色で、愛が伝わってきました。っていうか良く見ると、あずみちゃんの着てる服装のどこかに絶対に水色が入っていました。
、、、たぶん。
本当にこだわっている。
愛がある。
つきささった。
ありがとう。
もう1回見ます。
銭湯=宮沢りえ
予告編を見てから映画を見ました。
予告編からのイメージは、なにか単純そうな映画。
実際に映画を見てみると、それぞれのキャストの
感情が複雑に絡み合い、簡単に「泣ける」映画とは言えなかった。
最後に泣くポイントがあるだけではなく、いくつも波があり、その都度泣かされてしまった笑
まず、銭湯という誰にでもオープンなスペースが宮沢りえの役どころにしっくりと来た。
娘がいじめられて絵具を制服を絵具で塗られた後に、言った言葉や
時間を無駄に生活している松阪へかけた言葉、
誰に対しても全力で向かう姿がとても印象的だった。
癌であることを知り、娘にそのことを告げるために旅に出たのかと思ってしまった。
しかしそれは家族の過去を娘に教えるための旅だったと知ったときは、また涙が流れた。
ただ、この映画で最も感じたことは、杉咲花の演技力だった。
彼女の映画をしっかり見たのは初めてだったので、
どんな演技をするのか楽しみだった。
特に本作は、感情の浮き沈みが激しい。一番難しい役どころだと思うが、彼女の演技は素晴らしかった。
いじめられて制服を盗まれた後、母親から喝を入れられた後の学校のシーンと、制服を着て帰ってきた後の宮沢とのシーンが忘れられない。
表情が素晴らしかった。あと、声が大好き。
オダギリジョーの役柄はもう板についている気がする笑
松阪も、初めは何かわからない役だったが、宮沢からの言葉で気持ちを入れ替えた後の演技が素晴らしかった。
あとあの子役、あの子もとても難しい役柄だったが、
すき焼きを前に語ったセリフが力強く、素晴らしかった。
宮沢が亡くなった後のシーンは、「あ、これは意見が二分するな、、、」と思ったら、前にそんな意見をしている人がいた。
まぁ、確かに見る人によっては不快に思うかもしれないが、
このシーンのために、ここまでのストーリーとタイトルと演技があったのだから、熱い愛として受け取ると泣けてくる。
本当に、銭湯という舞台には似合わない、死やいじめ、腹違いの家族、扱いづらい内容を、できるだけ明るく表現した本当に素晴らしい映画だった。
銭湯での葬式、色彩豊かな死後の姿、
いろいろなシーンが心を震わせた。
これは傑作です。 見てる最中から一個一個のエピソードに泣かされまし...
これは傑作です。
見てる最中から一個一個のエピソードに泣かされましたが、見終わった後もしばらく余韻に浸っていたかった。
そもそものスタートは余命を知った人が死ぬまでにやり残したことをなくしていこうと行動する話。
これはありがちで、実はあまり好きではない設定。
でもエピソードが愛に溢れていて、ユーモアも効いている。
見ていて泣かされるし、ちょっとクスッとさせられる。
そして宮沢りえと娘たちの演技にやられました。
宮沢りえは開眼したんじゃなかろうか?
そしてラストはほんとに暖まる、俺も一緒に暖まりたい。
そんなラスト。
でも僕には僕の暖まる場所がある。
それがとても幸せ。
湯を沸かすほどの熱い涙が出る
映画を見てこんなに泣いたのは始めて。終始泣きっぱなしだった。
一人で観に行ったため、帰り道、暖かいような悲しいようななんとも言えないこの気持ちのやり場に困り、震えながらヨーグルトのケーキを食べた。完全に錯乱していた。
泣ける映画と言われると見たくなくなる私だが、これは泣けるので見てほしいと人に言ってしまう。
とりあえずCM等、前知識が無い方がよかったなと後悔してる。
まず、余命を宣告されて一番最初の会話が「お母ちゃん死ぬほどお腹すいたよ。」ときた。神経を逆撫でされるような気持ちになった。そして、ここからお母ちゃんは動き出す。
会話一つ一つが伏線で、会話一つ一つがそれを回収していく。それはそれはすごい速さで。
いじめのシーン、かなり勝負だ。でも生ぬるい解決なんかよりよっぽどいいと思った。そうだ、あんな事を教員に言われた後で体操服で居ることなんて、裸同然だよね。その勝負下着は彼女に宿るお母ちゃん遺伝子だったのかなとか。
人間ピラミッドのシーン、始めになんて言ったのか聞き取れなかったけど「スフィンクス!」的なこと言ってたのね。かわいい。
この探偵親子もドラマがある。
どこで泣いたかと聞かれたら全部思い出せないぐらい泣いていた。劇場でもう一度見ようか今迷っている。さっき観たのにもう一回観たい。多分お母ちゃんに会いたいのだと思う。
最後のシーンについては賛否両論あるが、個人的にはあれぐらい、ノンフィクションだぞこれは!!映画だからな忘れるな!!というほどの一種のファンタジーなシーンがなければ、現実に戻ってこれなかったので大変良かった。いや、これ、良くないんですけどね。
結果的に(恐らく)血の繋がりのある四人が、誰一人血の繋がりのないお母ちゃんの愛で沸いた湯に浸かるシーンで終わる。この意味を、少し時間をかけて考えたいと思った。
DVDを買おう。
パンフレットを買い忘れた。
買いに行くついでにもう一度見ようか。
予告編は見ない方がいいですよ
劇場内でこんなにすすり泣きが聞こえるのって久しぶりの体験、お陰で泣けず。
監督オリジナル脚本、同世代の監督だから共感出来る。公開年の時代には則さない部分も。
ラストにタイトル出すのは最近の流行りではあるが今作は必然、いやそれありきのタイトル。
エンディング曲がぴったり。
どのシーンもクリアに映るきれいな画
(富士山以外)。
フラフラしたオダギリジョーがぴったり
最初はどうかと思った松坂桃李がどんどんしっくり。
駿河太郎の小栗旬感。
宮沢りえが凄い。痩せたのはこの映画のせい?
煙まで赤にしてぐるぐるするのはやり過ぎだと思った。
家でみ直したら号泣
しゃぶしゃぶ~♪ これぞ愛の形
この作品で涙の出ない人とは仲良くなれそうにもなれませんw
色々なシーンに感動のタネが落ちていて、それがどんどんと大きくなってじわじわと涙腺を刺激してきます。
家族それぞれの本当に複雑な環境、境遇が存在しますが、それでもなお母の死を前に前だけを向く姿勢に本当に涙が止まりませんでした。
感動をする要素としていくつかあります、例えば
・揺るぎない信念を持って迷いなく付き進んでいる時
・気づかぬ間に愛に包まれていたとき
このどちらも本作には含まれていました。
宮沢りえさん、さっきwikiを見ましたがハーフなんすねw
今年に離婚もされてる。あんまり出演作を観た記憶はないんですが良い役者さんでした。
これでもかと愛と優しさに満ち溢れ、揺るがない信念を持っている姿は素晴らしかったです。
杉崎花さん、華のある子では無いと思いますが実力は本物だと感じました。非常に難しい役でありますが表情がとても良い。顔をクシャクシャにしながら無く演技は本当に素晴らしいと感じました。
クックドゥーのCMで始めて見た時は「なんじゃこの子は?w」と思いましたが、改めますww
こちらも複雑な役だった伊藤蒼ちゃんですが、もの悲しい表情とセリフが良い感じで家族の雰囲気をしっかりと出していました。
そしてオダギリジョーさん「時効警察」等が大好きなんですが彼にしか出せないダメダメ感やふんわり感が最高ですw
クスリと笑える場面もあり「湯気の様に店主が蒸発しました、、、」等のユーモアは本当に面白かったです。
不登校に対するあの対応は○か×かはそれぞれだと思います、今の時代では×かもしれない。それでも娘を信じぶつかる姿は感動的でしたし、「わかってない」「わかってる」の応酬はいつかやり合った事があるなー、と思いだしながら涙しました。お互い愛し合っているんだなと。
手話のシーンも本当に素敵なシーンでした。出来過ぎですけどね、みんな演技がうまいなー。
ラストはタイトルがバンっと出てタイトルの意味が分かるのですが、それはダメだろとw
法律に抵触してるんじゃ?wと思ったけど「ダメですよねーw」ってオダギリジョーが言っているのを見て「まあいいのか?w」と妙に納得したりw
最後に家族で食事のシーンはあまりないのですが、朝からしゃぶしゃぶするシーン好きですw
制服を着てたからもしや?と思ったけど朝からだったw
食べてから学校行くの嫌だなーw
それでも泣きながら食べるご飯ってなんか良いよね、よく泣きながら食べたけどなんかそれが妙においしくって覚えてるわー。
完全にやられました。
一人で観に行って良かったかも…。
号泣してしまいました。
手話で会話するシーン「いつか役に達から…。」
ピラミッドを見せて約束守るシーン。
「もっと生きたい…。」ヤバすぎます。
日本人の心を感じる映画です。
多くの人に観てもらいたい。
今度は大事な人と一緒に観に行くつもりです。
生涯の一本になる。
かつて母親に捨てられた主人公が、同じく母親に捨てられた娘の母親となった。学校でいじめられる娘を厳しく育てる反面、その何倍もの愛を娘に注いだ。逆境に負けない母親を演じる一方、時折見せる弱さを巧みに描いた。幼きころの主人公と娘の重ね方が秀逸で、主人公の成長過程を想像しながら感情移入できる。いくつもの伏線を散りばめ、それを全て上手に回収した。宮沢りえは、主人公の幼きころの悲哀、逆境に耐え克服してきた過去、愛する人と出会い家族を持った喜び、母親としての使命感、その全てを完璧に演じきった。子役の二人は天才的な演技で魅了する。だからこそ、ゆるめのオダギリジョーが果たす役割がまた大きい。
ラストは賛否両論あるとは思う。しかし、関わる者全てを温かな気持ちにさせた主人公が、死してなお、大好きな家族の身も心も温めることで、その温もりは永遠に消えないはずだ。
最低の終わり方
主人公の底抜けの前向きさに共感できないものの、途中までは普通に観てました。
ちょっとジーンとしたり、クスッとしたり。
しかし、あの終わり方は最低だと思います。みんなでお風呂に入っているシーンを観て、まさか、と思いましたが、炎の中に足が見えた瞬間ゾッとしました
母親、妻、あるいはただの知り合いの女性、をみんなで燃やす。そして、その炎で沸かしたお湯に浸かって談笑、なんて気が狂ってる。ただのホラーです。
愛でもなんでもないです。気持ち悪い。
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