湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価
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足利市の花の湯で
最後にタイトルの意味がわかります
この映画は基本よい映画です。しかし、幾つかのツッコミ処には目をつむるつもりで鑑賞してほしいと思います。作り手にはおそらく悪気はありませんから。
例えば、母親の行動がどれもこれも裏目に出ませんが、熱い気持ちが天に通じたと思いましょう。
もうちょっとコメディよりに演出すれば、多少ご都合主義でも幾つかのツッコミ処も少しは受け入れやすくなるのに、と考えちゃいますね。
宮沢りえの熱い演技
熱くて温かい
だいぶ前に録画したものを、ようやく鑑賞。早く観ればよかった。
役者陣が素晴らしい。回想シーンが1つしかなく、それがとても意味が深い深い伏線となるのだけど、あとはすべて現在時点で語られる。それだけ展開は単調になるはずなのだが、役者人の自然な演技に、すぐ傍で物語を見ているような感覚になる。特に主人公双葉役の宮沢りえが素晴らしい。杉咲花、オダギリジョーなどもA級なのに、それらが霞むほど印象的だった。
物語は、赤木春江ばりの銭湯の肝っ玉母さん双葉(ふたば)の、ある半年くらいの話なのだが、そこにドラマが詰め込まれてくる。すべてが彼女の溢れる愛を受けた人たちのドラマだ。メインは娘の安澄(あずみ)役の杉咲花となるが、双葉の強烈な想いと、それを受け止める安澄の成長に感動する。だらしない旦那のオダギリジョーは、ヘタレなりに双葉の事を思う。しょうもない経緯から、一緒に暮らすことになった小学生の鮎子(あゆこ)。子連れの探偵、ヒッチハイカー。双葉は、不思議な人達に好かれ、それぞれハッピーになっていく。
ありきたりといえばそうだが、演者の力だろうか、いつのまにか物語に取り込まれてしまっていた。賛否両論あると思うが、自分としてはとても良い作品だと思う。
限られた余命の中での母の愛
登場人物みんなが精神的に寄る辺のない生活をしていて、それぞれ少しずつ自分自身にも当てはまる部分もあって、他人事ではいられなくなった。
母親の余命を削りながらの強引さも伴いながらの他者への関わりが、時にユーモアに転じたりしながら、真っ当な生き方へと人生を後押ししていく姿が印象に残った。
死を迎い入れるには余りにも幼過ぎる。
自分にとっては衝撃作
湯を沸かすほどの熱い愛
まぁまぁ良かった感動した。 オダギリジョーがクズすぎて感動少し薄れ...
まぁまぁ良かった感動した。
オダギリジョーがクズすぎて感動少し薄れた。
松坂桃李、目標与えられハグされただけで宮沢りえに母性本能抱きすぎ。
そこはさすがに無理矢理感あった。
一度くらいお見舞いにいけオダギリジョー。
感動はしたけどそこまでって感じ。
病気使うのはずるい。
キム・マッスル尚美(なおみ)さんおススメ!宮沢りえという大女優を動かした大作映画!
【マッスル91点:家族愛、母の偉大さ、子供達の成長など色んな要素が詰まった内容は圧巻!!】
こんにちは。キム・マッスル尚美(なおみ)さんです。
なんといっても、この映画はまじで泣けます。
涙なしには語れない。
当時付き合っていた彼女と一緒に観ていて、
隣で大号泣をしているのを見られ、
少し恥ずかしかった思い出があります(笑)
けど、それくらい涙が止められなかった映画!!
なんといっても、
宮沢りえさんが主演を務めていることにあります!
ほぼ無名である中野監督の脚本を宮沢りえさんがみたときに、
出演を即決で決めたという逸話もあり、
あの大女優を動かした内容は圧巻です。
家族愛だけではなく、母の偉大さ、子供達の成長といった。
様々な要素が詰まっている、感動大作!
大好きな人と一緒に観てみてはいかがでしょうか。
なおみおススメです!
【新人邦画監督、中野量太の驚異的な感涙デビュー作。劇場内のあちこちから啜り泣きが始まり、後半は劇場内全体から嗚咽が響き渡った作品。宮沢りえさんを始めとした役者陣の演技に圧倒された作品でもある。】
ー 中野量太監督の商業映画デビュー作。何しろ、脚本まで手掛けられているところに驚いた作品。-
・劇場で観た際に後半、各所から鳴き声を堪えるんだが、堪えきれずに出る嗚咽が響き渡っていた事を思い出す。
勿論、宮沢さんの熱演があっての事なのだが、当然私も涙を堪える事が難しく・・。
- ”生きたいよう・・”とそれまで、夫(オダギリジョー)と娘(杉咲花)の前で気丈に振舞っていた彼女が、号泣するシーンは6年経っても、覚えている。-
・近々、漸く出る監督の新作に期待が募る。
- で、その後、中野量太監督は、「長いお別れ」「浅田家!」と、連続して良作を世に出して行くのである。-
■邦画界で、メジャー作品で、且つオリジナル脚本で勝負できる監督は少ない。
是非とも中野量太監督には、頑張って頂きたいのである。
<2016年11月1日 安城コロナワールドにて鑑賞>
<2022年6月 一部追記>
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