劇場公開日 2016年10月29日

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湯を沸かすほどの熱い愛のレビュー・感想・評価

全424件中、221~240件目を表示

4.5熱くてあったかいお母ちゃんの愛

2017年5月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

映画賞を席巻、昨年の邦画を代表する一本。
評判が評判を呼び、こういう良質邦画が好物な自分にとっては見たいと思ってて、いつもながら地方の我が地元の映画館では上映せずレンタルを待っていた。

…で、なくとも、公開前から気にはなっていた。
本作で商業映画デビュー作となる中野量太監督の自主製作時代の「チチを撮りに」が非常に良くて、次回作も是非見たかった。

余命僅かの母親とその家族の物語。
家族愛、難病モノ…ベタでお涙頂戴な題材を扱いながら、バイタリティー溢れる快作に仕上げた演出が見事。
やはり、母・双葉の存在感が頼もしい。
死ぬ前にやるべき事をやる。
潰れた銭湯を再開させる。
学校でいじめに遭う娘・安澄を立ち直らせる。
蒸発した夫・一浩を呼び戻し、その連れ子・鮎子をも迎え入れる。
何とも破天荒!
各々のエピソードで泣きの要素もあるし、深刻なシーンやしんみりとしたシーンもあるにはあるが、それら全て感情大いに揺さぶる展開として活きてくる。

所々、ちょっとした伏線も張られている。
何故か唐突に手話が出来る安澄。
双葉が一浩に約束したエジプトへの新婚旅行。
毎年必ず送られてくる高足ガニ。
これら後に巧く感動を盛り上げる。
中盤、双葉は安澄と鮎子を連れて旅行へ。
その道中、双葉はある秘密を安澄に打ち上げるが、てっきりまだ話していなかった余命僅かの事かと思ったら、意外な事実。実は、旅の目的も…。
本作は家族愛を描いているが、客観的に見ると、ちょっと変わった家族のカタチ。
そういや、「チチを撮りに」もちょっと変わった家族の話。
でも、描かれている事、伝えたい事は真っ直ぐだ。

何と言っても本作は、キャストの熱演について語りたくなる。
全員が素晴らしい演技で魅せてくれる。

双葉役の宮沢りえ。
明るさ、強さ、逞しさで家族を包み込むが、この役が活きたのは、それと対比のシーンがあったから。
医師から宣告され、一人空の湯船の中で絶望する。忍び寄る病に苦しむ。終盤のあるシーンで、嗚咽しながら本音を吐露する。
これら弱さもあって、双葉という役が本当の意味で生きた。

安澄役の杉咲花。
引っ込み思案でいじめられっこだったが、母の影響を受けて逞しくなっていく。
序盤と終盤とでは雰囲気が確かに違う。目に見えて違うのではなく、自然と違うのだ。
宮沢りえと対峙するある二つのシーン。目と表情の演技が言葉にならないほど素晴らしい。
本当に役を巧く演じ、惹き付けられる。

オダギリジョーのダメ夫っぷりがハマり過ぎ(笑) でも何処か憎めず、ダメ夫だけど不器用な優しさを感じさせる。
旅行中出会うヒッチハイカー役の松坂桃李、探偵役の駿河太郎とその娘も、皆好演。
鮎子役の女の子がこれまた巧い!
涙ながらに話すあるシーンは、本作の中でもとりわけ感動を誘う。

本作、結構ツッコミ所もある。
出来過ぎっちゃあ出来過ぎだし、リアリティー的にはどうなのよ?…と思うシーンもある。
最後なんてびっくりだ。
あれ…、そういう事だよね…? 法には触れないの…?

考えだしたら腑に落ちないが、本作の持つ活力に心揺さぶられる。
それはまるで、双葉…いや、お母ちゃんそのものだ。

全身全霊で家族や関わった人たちを愛してくれたお母ちゃん。
だから皆もいつまでもお母ちゃんを忘れない。
お母ちゃんの赤く情熱的な愛情深さを、湯のようなあったかさを。

“お母ちゃん”の響きがいい。

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近大

2.5泣けず

2017年5月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

たぶん多くの人が泣いたシーンでクサイと感じたボクはダメな奴でしょうか?

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花形右京

4.0号泣😂

2017年5月3日
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泣ける

笑える

難病物と思いきや笑えてアッパーで上がりっぱなし
花ちゃんの耐えてる時の表情に何度も泣きました。
宮沢りえのパワー、圧巻です。
映画何本分くらいの満足感でした。
さあ銭湯にいくぞー
♨️

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JM

4.0自分の死が目前に迫った時に何が出来るのか。

2017年5月3日
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自分の死が目前に迫った時に何が出来るのか。
宮沢りえ演じる母親は、血の繋がっていない家族の将来のために全力を注ぐのである。彼女の愛は家族だけではなく、未来に希望を見出せない若い旅人や、幼い娘を残して妻に先立たれた探偵にも注がれ、彼らもその「息子たち」になってゆく。
そして、病状が悪化し弱っていく彼女を、皆は精一杯の愛情で送り出す。ピラミッドのシーンは涙を禁じえない。

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く

3.5りえさん!!!

2017年4月30日
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りえさんの熱演が効きまくりですね。湯を沸かすほどの熱い愛という意味は最後でわかる。よい終わり方かなー。

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神代もきかず竜田川

3.5ちょいちょいね

2017年4月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣かせるよね。とにかく良くできた愛深き母だった。無欲で人のために考え生きたマリアの様な人だったね。
最期、風呂場で火葬しなければ★4つだったけど…

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Snufkin74

4.5とてもよかった。杉咲花と宮沢りえ。話の流れ。最後。すべていい感じでした。

2017年4月29日
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とてもよかった。杉咲花と宮沢りえ。話の流れ。最後。すべていい感じでした。

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たちたち

2.0戦慄のホラー映画!!感動いっさいなし!

2017年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

ラスト10分まではよかったが
銭湯での演出は怖い。引きました。
あれはやりすぎでありえない気がする
バラバラにしていれたのか?

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へまち

3.0娘がいじめられてるときの対処法が終始納得いかずその後のストーリーも...

2017年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

娘がいじめられてるときの対処法が終始納得いかずその後のストーリーも萎えてしまった。いじめすらを根性論でどうにかするのは良くないのでは。逃げるな!ではなく、本当に辛いなら逃げるのも手だよ、って抱きしめてあげて欲しかった。

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zzzzz

4.0宮澤りえとタイトルがいい

2017年4月29日
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洋画につけられる邦題は驚くほどにひどいのに、この邦画のタイトルはそれだけでとてつもない力を感じる。

感想としては、宮澤りえが素晴らしい。

宮澤りえのように熱い愛に溢れた母親が一人でも増えて、オダジョーみたいなクソ男が一人でも減り、幸せな子供が一人でも増えることを切に願った。

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肉玉ぶっかけうどん

4.5去年劇場で見て

2017年4月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

またDVDかりました
邦画にしては素晴らしい作品です

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れこほた

4.0女性の友情物語

2017年4月21日
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鑑賞方法:VOD

ファミリーものではないと思う。宮沢りえさんの娘達への向き合い方は家族愛というより1人の女性として1人の女性に接していたよう感じます。そこに女性同士だから共感、共有している何かを見た気がします。男にない論理的に言語化してしまえない感傷的な何か。それを宮沢りえさんは見事に表現されており、この映画を観る価値のあるものに引き上げているのでは無いでしょうか。

作中では男性の出演者も彼女を支える為や計画を実行する為に奔走しているのですが、結局、登場する女性たちの心の葛藤や現実と向き合う姿に比べると霞んでしまいます。そういったところでも、男には立ち入れない女性の友情を見事に演出されています。

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TOY

4.0

yさん
2017年4月10日
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杉咲花さんはいつも思春期で扱いにくい役柄を演じているイメージがありましたが、そんなこと露とも思わせないほど素晴らしい演技でした。
宮沢りえさんも本当素晴らしい演技でした。
シンプルなストーリーの中にある当たり前の愛がストレートに表現されていてラストは涙が溢れました。

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y

3.0宮沢りえの圧巻の演技

2017年4月6日
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宮沢りえの圧巻の演技。おもらし。そして衝撃のラスト。衝撃作でした。共感はできない。

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クリスチャン童貞

0.5おかしい?

2017年3月25日
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監督はわざと馬鹿にして造ってるのではないだろうか、観客に対して、こんなの好きだよね、泣くよね、を羅列して、泣かせどころを音楽で盛り上げて、と、造りのレベルが低すぎる。味の素たっぷり山盛りの映画。日本の古いお涙頂戴TVドラマの作り方の羅列。映画学校でて、このレベルか?わざと?馬鹿にしてる?とは言え、この映画を観て喜んでいる人達がいる。日本も日本の映画界もいまだに古い脳みそがカスのように残ってるのでは、と思ってしまう。さてさて、こちらの感受性のレベルが低すぎるのか?人生経験が足りないのか?いや、感覚世界が違うのだ。わざわざお金払って客観的に映画を観に来る人は居ない。そして、こんなことは書かない。只々、自分には合わなかったと言うだけで、観たことが失敗だったと思うことなのか。とにかく監督は映画界のラーメン二郎ではないだろうか?
あわない人も居るんです。。。

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でら

4.5熱い愛が感じられる感動作

2017年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

断トツで2016年邦画No.1はこの作品です。
余命を宣告され残り短い命を生きるお涙頂戴映画だと思ったら大間違いでした。設定だけ聞くとそんな凡庸映画に思えるけど、この作品の最大の魅力は悲くて泣けてしまうのではない点。もちろん悲しみは涙腺の緩みを増長させる一因ではあるが、人の持つ勇気や心の強さだったり、相手のことを考えて敢えて厳しい姿勢を見せ愛情をもって接することだったり、状況をすべて「受け入れる」ことに感銘を受けて泣けるという構造になっていて、もちろんそこには緻密な脚本が欠かせないんだけども、それに加えお母ちゃん演じる宮沢りえと娘役の杉咲花の演技力がこの作品の演出の期待値を上回っていることも大きな要素だと思います。特に杉咲花の海のシーンはこの映画の見どころの一つと言っていいと思います。
商業映画としてはデビュー作だという中野量太監督がこの映画に込めた想いが最もよくわかるセリフで「お母ちゃんの遺伝子がちょっとだけあった」というシーンがありましたが、ここに私は監督が見る者に対して受け取ってほしい本質的なものがあったように感じました。(ちなみにこのシーンは2度目の鑑賞でよくわかります)
そしてエンディングで「きのこ帝国」が流れて映画タイトルが出るんですが、そこでもう気持ちの良いぐらいズドーンと撃ち抜かれました。あんなにも心地良いくらい腑に落ちる感覚は、そこに至るまでの綿密な脚本や伏線の回収があってこそなんだなぁと感じさせ、そのラストで改めてこの作品の素晴らしさを気付かせてくれました。

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キース@Keith

5.0秀作!!

2017年3月23日
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この映画のタイトル通り本当に「湯を沸かすほどの熱い愛」でした。

母親として女性としてひとりの人間として生きていくふたばの姿は見る者を暖かく包み込むようでした。
病気と知ってからも今自分は周りの人達のために何が出来るかを考え、そして家族や周りの人達が今度はその思いを引き継いでいく。
双方の思いがとても熱く何度も涙するシーンがありました。何もなければ気づかないことが多いけど人間関係とはこうやって深く強く堅く結ばれているものなのだと再確認させられました。
誰かの為に生きる、難しいこちだけれどそれができた時この映画のように素敵な気持ちになれるのだと思いました。

生きてきて見た中で一番好きな映画になりました。

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りん

4.5泣いた。

2017年3月19日
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始まって10分で泣いてた。
良かった。母として、妻として、娘として、
考えさせられたし、切なかった。
見た後、気持ちいい感じでほんとに良かった。

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isopoo

3.5複雑

2017年3月18日
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鑑賞方法:映画館

泣かせる話のはずなのに、最後はすすり泣く人あり、逆にちょっと笑ってしまっている人もあり。
まさかの複雑な感情をさせる。

全員複雑な事情ありすぎ、探偵謎すぎ。

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あふ